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太郎冠者(有楽椿) 〜 侘助の祖 2019.02.13 -- 1

2019.02.13(21:00)

140122 鎌倉光則寺 太郎冠者

 撮影場所:鎌倉・光則寺
 撮影日:2014.01.22
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM

 太郎冠者(たろうかじゃ)を初めて知ったのは2014年1月、鎌倉の光則寺だった。
 光則寺には数多くの侘助があるが、そのうちもっとも立派な大木は、立ち入り禁止の池の畔にあり、やや遠目から望遠レンズで撮影するしかない。

 ドラマ「真田丸」で井上順さんが「裏で徳川に通じる」という悪役的な立場を演じていた織田長益(織田信長の弟)、通称 織田有楽斎が好んで茶席に用いたため、太郎冠者は別名「有楽椿(ウラクツバキ)」とも呼ばれている。
 本来の侘助(ワビスケ)の定義は、「有楽椿から生まれて、葯が退化して花粉を作らないもの」をいう。


190207 小石川植物園 太郎冠者1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2019.02.07
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 花粉をつくらないなら、どうして子孫が生まれるのか。
 じつは、この品種はときどき葯がつき、花粉ができて、実を結び、子孫を作ることができる性質があるのだ。
 私もそんな太郎冠者を何度か見つけている。


190207 小石川植物園 太郎冠者2望遠

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2019.02.07
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM

 さて、侘助の定義は少しずつ混乱して甘くなってきている。
 現在では、本来の定義通りの侘助でなくても、
  ・有楽系でない場合でも、ヤブツバキの変種などで雄しべが退化して花粉を作らない椿
  ・単に雰囲気が侘助に似ているだけで「侘助」と名前を付けられてしまった椿
 などを含めて多様化しているのが現状だ。

2019年02月13日

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