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オニノゲシ または アイノゲシ 2019.02.16 -- 1

2019.02.16(21:15)

190207 小石川植物園 オニノゲシ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2019.02.7
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 2月7日にはこの太くて赤い茎に気がついていた。


190214 小石川植物園 オニノゲシ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2019.02.14
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ日

 14日には慎重に全体を撮影した。


190214 小石川植物園 オニノゲシ2

 オニノゲシ(鬼野芥子)か、あるいは、葉のトゲがさほどでもないのでノゲシとオニノゲシの交雑種アイノゲシ(合い野芥子)なのかも知れない。小石川植物園の正門入り口から日本庭園方面へ少し行ったあたりに数本見つかった。


190214 小石川植物園 オニノゲシ3

 14日、10時半頃にはつぼみだったが、午後2時半近くにはもう開花していた。


190214 小石川植物園 オニノゲシ4

蘇芳梅(すおうばい) 2019.02.15 -- 1

2019.02.15(22:05)

190214 小石川植物園 蘇芳梅1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2019.02.14
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 蘇芳梅(すおうばい)は緋梅系緋梅性の八重咲きの梅。私が好むタイプの、厚みの薄い八重咲きになる。今ごろ咲き始めるのだからやや遅咲きのほうだろうか。


190214 小石川植物園 蘇芳梅2

 蘇芳(すおう)というのはビルマ(いまのミャンマー)、インド、マレー半島など熱帯地方原産のマメ科の低木。新材部の赤い色素を染料とし、媒染剤に明礬を使うと赤、灰汁を使うと紫味の赤に染まるそうだ。
 蘇芳色とはくすんだ紫味の赤のことだそうである。今昔物語では凝固しかけた血液の表現に使われている、という。


190214 小石川植物園 蘇芳梅3

 緋梅系緋梅性の梅には「佐橋紅」「鹿児島紅」などがよく知られているが、「蘇芳梅」は小石川植物園でしか見たことがない。


190214 小石川植物園 蘇芳梅4

 なお、ついでだが、緋梅系の梅というのは枝や幹の内部が赤い(ただし、私は枝を折って確認したことはない)。
 そして、分類法にもよるけれど、緋梅系の梅は緋梅系紅梅性、緋梅系緋梅性、緋梅系唐梅性などに大きく分けられる。それぞれ、花の形や色だけでなく、新しい枝(新梢)の色などにも違いがある。
 梅は花の形や色だけでなく、新しい枝(新梢)の色とか、萼の色とかにも注意して観察すると、とてもおもしろくなる。

セツブンソウ(節分草) 2019.02.14 -- 1

2019.02.14(22:30)

190212 こども植物園 セツブンソウ1

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.02.12
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 セツブンソウ(節分草)は、キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草。
 季節の花だから撮るには撮ったが、構図がもう少しよければ…とか、陽が当たっていれば…とか、数多く画面に入れられれば…とか、不満の多い撮影だった。
 撮影場所は横浜市こども植物園だ。
 多摩NTの住人 さんのように、自宅の鉢植えなどで育てていれば、工夫もいろいろできるだろうけれど、まあ仕方がない。

190212 こども植物園 セツブンソ2

 色合いが可愛いが、白いのは萼片。花弁は先端が2裂して蜜腺になるので、黄色いのが元々の花弁。雄蕊が多数あって葯は淡紫色に見えている。黄色ないし橙色の蜜腺でもなく、青紫色の雄しべでもないのが雌しべだが、複数あって、付け根のところが暗い赤色に膨れている。

太郎冠者(有楽椿) 〜 侘助の祖 2019.02.13 -- 1

2019.02.13(21:00)

140122 鎌倉光則寺 太郎冠者

 撮影場所:鎌倉・光則寺
 撮影日:2014.01.22
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM

 太郎冠者(たろうかじゃ)を初めて知ったのは2014年1月、鎌倉の光則寺だった。
 光則寺には数多くの侘助があるが、そのうちもっとも立派な大木は、立ち入り禁止の池の畔にあり、やや遠目から望遠レンズで撮影するしかない。

 ドラマ「真田丸」で井上順さんが「裏で徳川に通じる」という悪役的な立場を演じていた織田長益(織田信長の弟)、通称 織田有楽斎が好んで茶席に用いたため、太郎冠者は別名「有楽椿(ウラクツバキ)」とも呼ばれている。
 本来の侘助(ワビスケ)の定義は、「有楽椿から生まれて、葯が退化して花粉を作らないもの」をいう。


190207 小石川植物園 太郎冠者1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2019.02.07
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 花粉をつくらないなら、どうして子孫が生まれるのか。
 じつは、この品種はときどき葯がつき、花粉ができて、実を結び、子孫を作ることができる性質があるのだ。
 私もそんな太郎冠者を何度か見つけている。


190207 小石川植物園 太郎冠者2望遠

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2019.02.07
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM

 さて、侘助の定義は少しずつ混乱して甘くなってきている。
 現在では、本来の定義通りの侘助でなくても、
  ・有楽系でない場合でも、ヤブツバキの変種などで雄しべが退化して花粉を作らない椿
  ・単に雰囲気が侘助に似ているだけで「侘助」と名前を付けられてしまった椿
 などを含めて多様化しているのが現状だ。

ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅)の仲間たち 2019.02.12 -- 1

2019.02.12(21:00)

 今年は風邪をひいて出遅れたが、ここ数年鎌倉の明月院などでロウバイの仲間を撮影してきた。
 それでふと思うのだが、「ロウバイは撮影しにくい」「見た目がきれいに写らない」
 ソシンロウバイのほうがよほど見た目が美しく撮れる。
 鎌倉の寺などに植えられている頻度も、明らかにソシンロウバイの人気を反映しているように思う。


【ロウバイ(蝋梅)】

190212 こども植物園 ロウバイ1

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.02.12
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 さて、小石川植物園のロウバイが植えられている地域は陽当たりが悪い。ロウバイに種類でもあるのか、どの花もしょぼくれて下を向く。
 仕方ないので本日横浜市こども植物園で撮影したロウバイの写真を出そう。
 なんだか奇跡的によく撮れたようである。ちょうどよい時期に撮れたのかも知れない。
 ロウバイ科ロウバイ属だそうだ。ロウバイの仲間はすべて中国原産だそうである。


190212 こども植物園 ロウバイ2


【ソシンロウバイ(素心蝋梅)】

190202 横浜市環境支援センター ソシンロウバイ1

 撮影場所:横浜市環境支援センター
 撮影日:2019.02.02
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 こちらは青空の下で撮れた横浜市環境支援センターのソシンロウバイだ。


190202 横浜市環境支援センター ソシンロウバイ2


【ウンナンロウバイ(雲南蝋梅)】

190130 小石川植物園 ウンナンロウバイ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2019.01.30
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 さて、小石川植物園からはめずらしいウンナンロウバイの写真だ。
 ウンナンロウバイはロウバイと似ているが色が薄い。横を向きやすいのか比較的撮りやすい。
 中国雲南省原産だ。
 中国ではロウバイもウンナンロウバイも区別してない、とか聞いた。


190130 小石川植物園 ウンナンロウバイ2


【ナツロウバイ(夏蝋梅)】

180504 小石川植物園 ナツロウバイ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.05.04
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 こんなに大きな、ロウバイと似ても似つかない花は、どうせロウバイ科ではないだろう、と思っていた。
 なんと、ナツロウバイは、中国東部の浙江省に分布するロウバイ科ナツロウバイ属の落葉性低木だそうだ。
 ただし、ナツロウバイ属に分類されているのは本種のみで、一属一種の植物だという。
 中国では絶滅危惧種の指定を受けているそうだ。
 花はロウバイよりもずっと大きい。この花の撮影は昨年の5月上旬で、ロウバイよりもずっと遅れ、5月から6月にかけて咲く。

 花数が少なく、タイミングがうまく合わず、昨年はあまりよい写真が撮れなかった。
 今年はよい時季によい写真を撮ることができるよう心掛けよう。

ヤマアイ(山藍) 2019.02.11 -- 1

2019.02.11(23:00)

190207 小石川植物園 ヤマアイのつぼみ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2019.02.07
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 2月7日、小石川植物園のメタセコイアの林付近の原でヤマアイ(山藍)の繁みを見つけた。
 「そうか、こんな時季に若い苗ができてくるのか」と思うと同時に、自分がヤマアイを見分けていることにびっくりした。
 私はまだ、当ブログにヤマアイの記事を書いたことはない、というのに。


190207 小石川植物園 ヤマアイのつぼみ2

 小石川植物園では初夏の頃、奥の針葉樹林から崖下の日本庭園付近に繁茂し、目立たないがかなり支配的な草本である。
 ヤマアイ Mercurialis leiocarpa は、トウダイグサ科の草本のひとつで、古より染料として用いられたそうだ。
 Wikipedia によれば、「地下茎が横に這い、繰り返し分枝し、群落を形成する」とある。初夏の頃はまさに大群落になっている。
 3年半も前から着目しているのに一度も記事にしていないのはまずいだろう、と書き始めたが、調べていて雌雄異株だと気がついた。


【ヤマアイの雄花】(2018.03.11)

180311 小石川植物園 ヤマアイの雄花1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.03.11
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 上の写真は昨年3月11日に撮影した花だが、これは雄花だ。
 萼片3枚だが花弁はないのではなくて、萼片に埋もれて3枚あるのだと思われる。
 目立つ雄花を撮影しているのに雌花を撮影できていない。これは今年の春から夏にかけての宿題としよう。
 なお、雄花の写真で丸く見えるものは、萼が球状になっているので、つぼみがごつごつしたように見えているのである。


180311 小石川植物園 ヤマアイの雄花2

 地下茎は古くから染料に用いられたそうだが、Wikipedia によれば、青くは染まらず緑色になるそうだ。山で取れる藍のような植物ということで山藍だと思われるが、混乱を招く名前である。

加茂本阿弥(かもほんあみ) と 白玉(しらたま) 2019.02.10 -- 1

2019.02.10(23:10)

【加茂本阿弥】

190202 こども植物園 加茂本阿弥1

 撮影場所:横浜市環境支援センター
 撮影日:2019.02.02
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 加茂本阿弥と白玉はよく似ている。
 名札がなければ、私にはこのふたつはとても区別が付かないと思う。
 両方とも、太い筒蕊が特徴的だ。
 ついでに、撮影がとてもやっかいなのも特徴だ。見るところ、咲き始めるとすぐに傷み始める。白い花弁に黄色や茶色の染みができて拡がっていく。


190202 こども植物園 加茂本阿弥2

 京都に光悦寺というのがあって、本阿弥光悦の一族や職人らが移り住み芸術家集落となったその光悦の屋敷跡が寺になったそうだ。一度訪れてみたいと思いつつ、まだ実現していない。
 洛北にあり、西賀茂に近いから、加茂は賀茂の字が変わったのかも知れない。
 なお、「加茂本阿弥」には「窓の月」という別名もある。


180220 小石川植物園 加茂本阿弥

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.02.20
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 すぐ上の写真にみ、昨冬に小石川植物園で撮影したもの。


【白玉】

190202 こども植物園 椿白玉

 撮影場所:横浜市環境支援センター
 撮影日:2019.02.02
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 白玉は、白玉椿とか玉椿とか古歌に詠われているので、それが名前の由来かも知れない。
 加茂本阿弥も白玉もどちらも販売されているので、別種であることは間違いないだろう。

2019年02月

  1. オニノゲシ または アイノゲシ 2019.02.16 -- 1(02/16)
  2. 蘇芳梅(すおうばい) 2019.02.15 -- 1(02/15)
  3. セツブンソウ(節分草) 2019.02.14 -- 1(02/14)
  4. 太郎冠者(有楽椿) 〜 侘助の祖 2019.02.13 -- 1(02/13)
  5. ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅)の仲間たち 2019.02.12 -- 1(02/12)
  6. ヤマアイ(山藍) 2019.02.11 -- 1(02/11)
  7. 加茂本阿弥(かもほんあみ) と 白玉(しらたま) 2019.02.10 -- 1(02/10)
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