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ミシマサイコ(三島柴胡) 2018.09.04 -- 1

2018.09.04(17:35)

180819 小石川植物園 ミシマサイコ全体1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.08.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 「ミシマサイコって変な花だなあ。どう撮っても花がしっかりとは写らない」と思ったら「花弁が内側に曲がる」という特性があるらしい。
 ワイドに撮影した写真をあとから点検すると、いろいろな状態の花が写っていて、どれが若い花で、どれが生長した花なのか、さっぱり判断がつかない。
 この植物が小石川植物園にあるのは、おそらく、生薬「柴胡」の原料だからだろう。
 和名は「静岡県の三島市付近の柴胡が生薬の産地として優れていたことに由来する」そうだ。


180819 小石川植物園 ミシマサイコ全体2


180819 小石川植物園 ミシマサイコ全体3

 花として眺めるには、ちょっと遠目から見て、ランダムに交錯し、ごちゃごちゃした感じがモダンアートのようで好ましい。
 ただ、似た花ではウイキョウ(フェンネル)のほうが雄しべがはっきりしているので、絵としてはウイキョウのほうがおもしろい。
 セリ科ミシマサイコ属の草本で、キアゲハの幼虫の代わりにアカスジカメムシが付いていた。どちらもセリ科の植物を好む昆虫だ。


180819 小石川植物園 ミシマサイコ花序1


180819 小石川植物園 ミシマサイコ花序部分2


180819 小石川植物園 ミシマサイコ花序とカメムシ3

 「薬草カラー図鑑1」(伊澤一男・著)によると、江戸時代に上方から東下りする旅人は、東海道の三島の宿に立ち寄って、生薬「柴胡」ほ買い求めるのが習わしのようになっていた。他の地のものに比べて品質がよい、と評判だったからだそうだ。食欲不振、胃炎、かぜ、中耳炎、肝臓肥大症も胆石などに漢方処方されるそうで、根を使うらしい。


180819 小石川植物園 ミシマサイコ花序4

2018年09月04日

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