今回の台風はあまり北へ逸れることなく真っ直ぐ北関東を直撃する可能性大ということになると、最近の日本各地の被害があまりにも甚大なので、横浜の住人としてもやはり準備しておかなければなりません。
鉢植えのバラの片付けほかいろいろとやって過ごした9月末日でした。
初秋のわが家の庭もかなり荒れてしまう可能性があるので、これが見納めと少し写真を撮りました。
【シソ】

撮影場所:自宅庭
撮影日:2018.09.30
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

【ミズヒキ】


【フヨウ】


【ハナユズ】

【大船植物園のリコリス】

撮影場所:大船植物園
撮影日:2018.09.28
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS
自宅庭のシロバナマンジュシャゲの記事の参考関連写真として、今年撮影したショウキズイセン(鍾馗水仙)を載せたいところでしたが、9月28日の大船植物園で撮影した上の花がショウキズイセンかどうか、少し怪しいです。
ショウキズイセンは色がもっと黄色いという印象を抱いています。写真の花はオレンジ色が濃すぎるように感じられ、間違いなくショウキズイセンだという確信はありません。
立て札はありませんでした。
ヒガンバナの仲間は園芸種がたいへん多く、いろいろな色の花があるようです。とても憶えきれないので、園芸種の世界では全部をひっくるめて、種の学名 Lycorys から「リコリス」と呼ぶ習慣があります。
上の花はとりあえず「リコリス」としておきましょうか。
下は昨年9月30日に小石川植物園で撮影したショウキズイセンです。これは植物園の立て札もあり、間違いありません。
【小石川植物園のショウキズイセン】

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2017.09.30
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ


撮影場所:自宅庭
撮影日:2018.09.16
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
シロバナマンジュシャゲとはいうが、じつは真っ白ではなくて、黄色味がかかっている。
そしてこの色は、カメラで正確に出すのはかなり困難だ。
白っぽく写せばコントラストが強くなり見映えはよくなるが、それは嘘の色になる。

シロバナマンジュシャゲという名であっても、白花の彼岸花というわけではない。
シロバナマンジュシャゲには種ができる。
シロバナマンジュシャゲはヒガンバナと黄花のショウキズイセンの雑種だと言われているが、種ができるのだから、種のできる中国産のコヒガンバナとショウキズイセンの雑種ではないか、とも言われているそうだ。

1枚目と2枚目の写真の位置から眺めれば、形は一見ヒガンバナそっくりに見えるが、以下のように撮影する角度を少し上斜めに変えると、どうもまとまりを欠き、ショウキズイセン臭さが残っているという印象ではないか。




撮影場所:自宅庭
撮影日:2018.09.26
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF24-105mm f/4L IS USM 以下同じ
7、8月が暑すぎたのか、例年のようには咲かなかった庭のフヨウですが、9月に入って気温が下がってくると、急に花数が増えてきました。
とくに白いフヨウが元気です。
紅いフヨウのほうは、花数はあまり増えませんが、例年より色が凝縮されて濃くなったような気がします。
残念なのは曇り空、雨天が続き、写真を撮ってもいまひとつぱっとしないことです。


撮影場所:自宅庭
撮影日:2018.09.20
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

撮影場所:自宅庭
撮影日:2018.09.26
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF24-105mm f/4L IS USM

撮影場所:自宅庭
撮影日:2018.09.20
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.09.23
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
9月23日、小石川植物園の売店のテーブルだ。
ネコは、たとえば「チビ」とか人それぞれの呼び方をしているが、小石川植物園に居着いているネコで、売店に勝手に出入りし、よく慣れている。
カラスはこの日初めての登場だが、あきらかに幼鳥で、まだ怖いもの知らず。
この日昼頃、私が食事をしているあいだ、カラスはずっと売店付近をうろうろとしていたが、そこへ「チビ」がやってきた。
互いに無視。1m 程度の距離を置いて共存していたが、カラスが動くのでそのうち「チビ」が興味を持ち始めた。
床にいたカラスは私が食事していたテーブルの上に避難したが、「チビ」が近付いてきて、じっと見上げている。
このあと、カラスは隣の薬草園の竹格子のフェンスの上に避難、反対側に飛び降りた。「チビ」はフェンスの向こう側まで追いかけようとはせず、売店側にいて、また1m ほどの距離をおいて静かになった。
私はカメラを持って、午後の散策に取り掛かることにした。

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.09.23
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ





最後の写真だけ、同じ園内でも撮影した場所は異なります。

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.06.03
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
小石川植物園の分類標本園にはいろいろな花々が植えられているが、文京区白山3丁目付近は都内でもとくに季節の変化が早い。
ここの開花状況は、標準からかけ離れていることが多いので、まったく参考にならない。
写真は今年6月3日に咲き始めたヒヨドリバナだ。
上の花は 6月22日にはすでに傷んで赤茶け始めていた。

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.07.21
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
上の写真は、同じヒヨドリバナの株を7月21日に撮影した。もう綿毛なっていた。
ヒヨドリバナの標準的な花期は、Wikipedia によれば 8〜10月頃で、イメージとしては遅く咲いたヒヨドリバナが終わる頃に、フジバカマが咲き始める、というところだろうか。

撮影場所:横浜市戸塚区・舞岡公園
撮影日:2018.09.17
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
私はヒヨドリバナがすでに咲き終わったのを見ていたので、9月17日の舞岡公園で数多くのヒヨドリバナのつぼみを見て、「何かの間違いでは?」と思ってしまった。
つぼみが開いたヒヨドリバナを二株だけ見た。
上の写真がそのひとつ。咲き始めたばかりの様子だった。
ちなみに、昨年(2017年)の舞岡公園では、7月29日にヒヨドリバナの花を撮影している。
毎年夏の暑さに差があり、異常気象が多くなってきている。
最近は「これこれの花を撮ろう」と決めて出掛けることはしないようにしている。
出掛けていって、たまたま咲いていた花を撮る、という自然体がよいようだ。