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ヌスビトハギ(盗人萩) 2018.08.09 -- 1

2018.08.09(18:00)

180726 自然教育園 ヌスビトハギの花1

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2018.07.26
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 マメ科ハギ属の花は、ヤマハギ、シラハギ、ミヤギノハギなどきれいだから、ヌスビトハギというのもきれいな花を咲かすのだろう、と思っていたら、どうも違う。
 ヌスビトハギの花ときたらずいぶんと小さくて、いや小さすぎて、花よりも実を見るほうがずっとおもしろい。
 ハギの仲間だと思うから先入観があっていけないのだ、と調べたら、なんだ、ハギ属ではなくてマメ科ヌスビトハギ属なのだった。
 なんだ! ハギの仲間ではないではないか!!


180726 自然教育園 ヌスビトハギの実と花

 和名は伝統を重んじ、「昔からどう呼ばれていたか」で決まるから、ついつい先入観を抱いてしまうのだった。
 結論:ヌスビトハギはハギの仲間(ハギ属)ではない。花を観賞する植物とは言えず、むしろ実の形状をおもしろがる植物だろう。
 ハギなどと名前がついているから、混乱してしまうのだ。

 もしかして、写真を見て「きれいな花ではないか」と思った方もいらっしゃるかも知れない。
 しかし、それはマクロ撮影のマジックなのである。
 藪や草原の現場では肉眼で見るしかない。とてもこんなふうには見えない。


180726 自然教育園 ヌスビトハギの花3

 私は最近はラテン語の植物名で、その頭に付く属名を注意して見るようにしている。ハギ属は必ず Lespedeza と頭に付くが、ヌスビトハギの仲間は 「Desmodium」と名前の頭に付くのだ。
 和名の先入観から「ハギと名がつくならこんな花だろう」と植物を探すと、とんでもない勘違いをすることがある。
 学名を確認するか、属名がどうなっているかをよく確認すると、「目から鱗」で憶えやすくなり、勘違いのイメージを抱いて花を捜したりしないで済むようになるのだ。
 まあ、昔の人は現代人より眼がよかった、ということはあるかも知れないが。

 (注)ただし、「アレチヌスビトハギ」の場合は、ハギのイメージにあった比較的大きくてきれいな花が咲くようだ。


〈参考〉アレチヌスビトハギ

170921 八王子市別所付近 アレチヌスビトハギ

 撮影場所:八王子市・別所付近
 撮影日:2017.09.21
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

2018年08月09日

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