【つぼみ のときの 立ち姿】

撮影場所:白金台・自然教育園
撮影日:2018.07.13
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
7月13日にはまだ数が少なかった草丈の高い散房状集散花序の先に白い小さな花をたくさん付ける植物、26日にはかなり数が増えていました。
面倒なので26日にはほとんど撮影しませんでしたが気になって仕方がありません。

もう少し近寄ってみました。
【開花したとき の 立ち姿】

茂みの中で草丈が抜きんでて高く、小さい花がたくさん付いているので目立ちます。
【花序全体 の 様子】

【花序のアップ】

これが何の花なのか、調べるときに決め手となったのは薄いオレンジ色の「腺体」でした
花序の中にところどころ混じっていて、最初は「いったい何だろう」と不思議な感じがしました。
【花のアップ】

ソクズ(蒴藋)といって、APG植物分類体系ではレンプクソウ科ニワトコ属の多年草のようです。
地下茎を這わして繁殖し、茎は直立し高さは1-1.5mになるといいますが、自然教育園では150〜160cm にまで成長したものが多い。葉は対生し、奇数羽状複葉で、たしかにニワトコをイメージさせるところがあります。
自然教育園でも昨年はあまり注目していなくて、今年気が付いた植物です。
【小石川植物園 の ソクズの繁み】

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.08.01
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
なお、8月1日の小石川植物園の分類標本園の真ん中で立て札がないまま繁茂している背丈約2m の白い花序の花、背伸びして花序を引き下ろし、花を確認したら、なんとソクズでした。真夏の植物なんですね。