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タヌキノカミソリ(狸の剃刀) 2018.08.21 -- 1

2018.08.21(10:55)

180819 小石川植物園 林間のタヌキノカミソリ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.08.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM

 タヌキノカミソリ(狸の剃刀)は小石川植物園で撮影したが、たとえば 筑波実験植物園や八王子の富士森公園ほか、見られるところは多いらしい。
 中国原産の多年草だそうだ。背丈はおよそ50cm くらいあった。


180819 小石川植物園 タヌキノカミソリ花アップ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.08.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 花の特徴としては、花弁に紅紫色の線が入ること、だろうか。


180819 小石川植物園 タヌキノカミソリ花一部アップ

 キツネのカミソリ、オオキツネノカミソリ、タヌキノカミソリ、シロバナマンジュシャゲ、ショウキズイセン、ナツズイセン、ヒガンバナなどはどれも同じヒガンバナ属の仲間で、園芸種など種類が多いせいか、園芸種の世界ではこの仲間たち(ヒガンバナ属)をまとめて リコリス(Lycoris)と呼んでいる。
 なぜなら、学名の頭に Lycoris と付くからで、たとえばキツネのカミソリは Lycoris sanguinea、タヌキノカミソリは Lyboris incarnata だ。キツネのカミソリとタヌキノカミソリは種間交雑も可能らしい。


《キツネのカミソリ》

180819 小石川植物園 キツネノカミソリ花アップ

 タヌキノカミソリと同日に小石川植物園で撮影したキツネのカミソリの花の様子も掲載しておこう。

ヌマトラノオ(沼虎の尾) と イヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾)

2018.08.18(10:45)

 サクラソウ科オカトラノオ属というのがある。
 そのオカトラノオ属の中にオカトラノオ亜属というのがあって、その中にオカトラノオ、ヌマトラノオ、イヌヌマトラノオがある。
 問題はイヌヌマトラノオで、いったい何者かと思ったら、オカトラノオとヌマトラノオの自然交雑種だというのだ。今回の記事はヌマトラノオとイヌヌマトラノオの見た目の違いについてである


【ヌマトラノオ】

180713 自然教育園 ヌマトラノオ

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2018.07.13
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 開花の順番は、私の観察ではオカトラノオが一番早く、同じ方向に垂れた花がずらりと並ぶので並んだ花序の様子が美しい、林間にあってたいへんよく目立つ、
 オカトラノオと違い、湿地が好きなのがヌマトラノオだ。
 こちらは花序が直立する。オカトラノオと違い、花序が垂れずに直立するのがヌマトラノオの特徴だ、と見分け方を解説した図鑑類に必ず書いてある。


【イヌヌマトラノオ】

170818 自然教育園 イヌヌマトラノオの花

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2017.08.18
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 ヌマトラノオに続いてすぐに咲き始めるのがイヌヌマトラノオのようだ。
 「何だ?! ヌマトラノオの中にも花序が垂れるのがあるではないか」というのが花を見た第一印象だった。
 だが、それはイヌヌマトラノオらしい。イヌヌマトラノオが咲きはじめる頃には、ヌマトラノオはそろそろ終わりで、紛らわしい。
 ただ、イヌヌマトラノオが咲きはじめる頃、オカトラノオはもう咲いていない。イヌヌマトラノオも湿地を好み、ヌマトラノオとイヌヌマトラノオが咲いている湿地にはオカトラノオは咲かないだろう。

 以下、花の拡大写真も入れて、双方を比べてみたい。

【ヌマトラノオ】

180713 自然教育園 ヌマトラノオ2

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2018.07.13
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


180713 自然教育園 ヌマトラノオ拡大


【イヌヌマトラノオ】

170818 自然教育園 イヌヌマトラノオの花マクロ

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2017.08.18
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 イヌヌマトラノオがもし垂れずに直立していたら、私に見分けが付くだろうか。
 今回の記事の写真、ヌマトラノオとイヌヌマトラノオを並べると、花の花弁のかたち、シベの様子など微妙に違い、それで区別が付きそうに思うのだがどうだろうか。
 じつは直立しているのでヌマトラノオだと思い込んでいた写真が1枚あって、私には、よく見ると花弁の形がイヌヌマトラノオに見える。
 そういう紛らわしい写真は今回掲載するのはやめようと、出さなかった。


 盆休みに子どもたち、孫たちがやってきて、墓参りも含め、にぎやかな日が数日間あった。
 一昨日に孫たちは帰ったが、疲れとか溜まった家事とかがあって、なかなか日常に復帰できないでいる。
 今日は長男夫婦が帰る予定だ。
 私は明日から「花散歩」に復帰しようか、と計画している。

フシグロセンノウ(節黒仙翁) 2018.08.16

2018.08.16(15:10)

180810 自然教育園 フシグロセンノウの花

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2018.08.10
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 昨年撮影したフシグロセンノウの写真を見つけたので、今年も撮影してフシグロセンノウの記事を書こう、と思ったのだが、咲く時季がわからず戸惑っていた。
 運よく10日の自然教育園で咲き残りの花を見つけた。
 昨年撮影した花をまじえて記事にするが、今回こだわったのは、「節黒」の名付けの意味である。


180810 自然教育園 フシグロセンノウの節1

 葉腋のところの節が、赤黒いから"伏黒"センノウというらしい。


180810 自然教育園 フシグロセンノウの節2

 葉腋のところの節が、赤黒いから"伏黒"センノウというらしい。
 撮影してみたけれど、それを見たからといって別におもしろくも何ともない。
 ただ、この写真を掲載しないと「節黒仙翁」の名前の由来を説明できない、というだけのことだ。 
 花自体は美しいので、写真をお楽しみいただければ幸いである。


180810 自然教育園 フシグロセンノウの節3


【2017年8月18日 の フシグロセンノウの花】

170818 自然教育園 フシグロセンノウの花

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2017.08.18
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 花の状態は昨年8月のほうがよかったので、その写真を一枚追加する。

 センノウ関連の記事を書き始めてからずいぶん日が経つ。
 三渓園の「ガンピセンノウ」の開花時期がかなり早かった。6月13日頃がピークだった。
 ただの「センノウ」または「センノウゲ」を小石川植物園で撮影したのは7月21日で、「ガンピセンノウ」より約1ヶ月遅れだ。
 今回の「フシグロセンノウ」は8月10日だが、雨で少し傷んでいた。つぼみもあり、雨がなければちょうどピークの頃だろうか。
 今年は約2ヶ月間も『センノウ』にこだわって、追い続けていたことになる。
 なお、小石川植物園の「マツモトセンノウ」は、6月22日撮影でピークを過ぎていた。株自体があまりよい状態ではなかった。それだけがやや心残りである。

キンミズヒキ(金水引) 2018.08.15 -- 1

2018.08.15(22:00)

180731 自然教育園 キンミズヒキ

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2018.07.31
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


 本日はブログはお休みさせていただきます。
 幼児2人を含む総勢7人での墓参り。時間が掛かって疲れました。
 ブログ更新の体力は残っていません。

ダンドク(檀特)〜 カンナの原種 2018.08.14 -- 1

2018.08.14(12:00)

《2017年 横浜市こども植物園》

170617 こども植物園 ダンドクの実

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2017.06.17
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 Wikipedia によれば、ダンドク(檀特、学名: Canna indica L.)は、熱帯から温帯に生育するカンナ科の多年草。カリブ諸島、熱帯アメリカ原産であるが、園芸目的で世界各地に移出している。園芸種のカンナの原種のひとつ、だそうだ。日本では江戸時代に移入されたらしい。


170630 こども植物園 ダンドクの花

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2017.06.30
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


《2018年 横浜市こども植物園》

180725 こども植物園 ダンドクの実

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2018.07.25
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 ダンドクは横浜市こども植物園にも、小石川植物園にもある。
 最初気が付いたのは奇妙な形の実で、今回も実が目立つうちに記事を書こう、と思い立った。「秋に実が熟すと、複数の重く丸く黒い種子を作り、これが散弾銃の弾丸のように見えることから、英名Indian shotと呼ばれる」(Wikipedia)だそうだ。


《2018年 小石川植物園》

180603 小石川植物園 ダンドクの花1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.06.03
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ


180603 小石川植物園 ダンドクの花アップ

 花はなにやらおかしな形をしていてつかみどころがなく、どう撮影すべきか悩むのだが、調べてみると「花びらに見えるものは、雄しべが変化したもの」だそうだ。
 今回はこの植物の記事の初回なので、あまりごちゃごちゃ書かずに、とりあえず写真を並べてみたい、と思う。
 なお、アカバナダンドクとキバナダンドクがあるらしい。


180603 小石川植物園 ダンドクの実3


180603 小石川植物園 ダンドクの花と実4


180603 小石川植物園 ダンドクの花と実5

ヤブコウジの花 と マンリョウの花

2018.08.13(12:00)

【ヤブコウジの花】(藪柑子)

180713 自然教育園 ヤブコウジ

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2018.07.13
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 夏にこんな記事を書こうと思い立ったのは、自然教育園でヤブコウジ(十両)の花を見たからだ。
 マンリョウの花にそっくりなのでびっくりした。

 改めて調べて、並べて見ると

 十両  和名:ヤブコウジ  サクラソウ科ヤブコウジ属
 百両  和名:カラタチバナ サクラソウ科ヤブコウジ属
 千両  和名:センリョウ  センリョウ科センリョウ属
 万両  和名:マンリョウ  サクラソウ科マンリョウ属

 なので、マンリョウとヤブコウジの花がよく似ているのは当然だろう。


【マンリョウの花】

180713 自然教育園 マンリョウ

 そうなると、きっとカラタチバナ(百両)の花もマンリョウ、ヤブコウジの花とそっくりに違いない。
 この夏、同じ自然教育園でカラタチバナの実を撮影しており、「しまった!」と後悔した。撮り損ねているのだ。


【カラタチバナの実】(唐橘)

180811 自然教育園 カラタチバナ百両の実

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2018.08.11
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 ちなみに、センリョウは過去にわが家にあったし、マンリョウも自宅にある。
 見た目のすばらしさ、という基準でいうなら、やはりマンリョウとセンリョウは別格だと思うが、だからといって、十両(ヤブコウジ)、百両(カラタチバナ)についての知識、葉や花や実の様子が、整理されておらずに曖昧だ、というのはなんとなく恥ずかしい。
 今回、この記事を機会に知識の整理をし、花や葉の様子を脳裏に焼き付けて、再出発したい、と思っている。

庭のシンテッポウユリ(新鉄砲百合) 2018.08.12 -- 1

2018.08.12(17:15)

180806 自宅庭 シンテッポウユリ1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.08.06
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 シンテッポウユリについて一般に知られていることは、Wikipedia が上手にまとめているので、下に引用する。

 「シンテッポウユリ(新鉄砲百合)」は、「タカサゴユリ(高砂百合)」と「テッポウユリ(鉄砲百合)」が自然に交配されてできた種類だ。テッポウユリよりも花は小さく、葉が細いのが特徴で、花は夏の終わり頃に咲き、タカサゴユリともよく似ている。
 しかし、タカサゴユリは花の外側に赤褐色の筋があるので見分けられる(以上 Wikipediaより)


180806 自宅庭 シンテッポウユリ2

 シンテッポウユリは種が飛んで野草化している。わが家の庭でも毎年数多くの花を咲かせるので、今年の花を撮影したのがこの記事だ。
 写真に写っているように葉が細いし、タカサゴユリのような赤褐色の筋はみられないし、勝手に侵入してきて繁茂している一方、テッポウユリは関東地方には自生していないので、これはシンテッポウユリに間違いないと判断している。


180806 自宅庭 シンテッポウユリ3

 さて、ほとんど香りがしないので、シンテッポウユリに香りはないと思い込んでいたが、台風が来るというのでかみさんが数本を伐って花瓶に活け、テーブルにおいた。
 夜になって香りがするというので鼻を近づけると、確かにうっすらとした香りがある。
 
 テーブルの上にあるのでついつい目が行くのだが、活けた花の1本に赤褐色のラインがあるのに気が付いた。
 色は薄いし、ひとつの花に1本だけだ。
 過去に見つけたタカサゴユリの場合、花にあるラインは見逃すような濃さではなく、花全体にしっかりと筋が入っているので、シンテッポウユリはもともとタカサゴユリとテッポウユリの雑種だから、ときどきうっすらと赤褐色のラインが見える個体があるのは、いわゆる「先祖帰り」だろう、と思う。


180806 自宅庭 シンテッポウユリつぼみたくさん4

 本記事の最後の写真(下)の真ん中上の1本、赤褐色のラインが見える。
 しかし、この繁みはもともと、8月6日に撮影した上の繁みが開花したのを11日に撮影したものだ。ほかの花にはほとんど赤褐色のラインは見られず、それ以外はほかのシンテッポウユリと変わらない。
 この花もやはり「先祖帰り」だろうと思う。
 いろいろと調べてみると、シンテッポウユリにはこのように、判別に困るような中間的特徴の個体が相当する存在している、との記事が目に付くようだ。


180811 自宅庭 シンテッポウユリ5

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.08.11
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


〈付録〉パット・オースチン(2018.08.11)

180811 自宅庭 パットオースティン

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.08.11
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 今年は春から異常気象が続き、イングリッシュ・ローズの「パット・オースチン」は例年数多くの花を咲かせるのに、さっぱりつぼみを付けなかった。
 それがこの暑い最中につぼみを付け始めたのだが、もともと暑さに弱い花なので、かみさんは片っ端からつぼみを摘んでいる。そうしないと株が弱るからだ。
 ところがつぼみをひとつ摘み忘れたらしい。
 シンテッポウユリを撮影した11日の午前中、炎天下で花を付けたパット・オースチンを撮影した。

2018年08月

  1. タヌキノカミソリ(狸の剃刀) 2018.08.21 -- 1(08/21)
  2. ヌマトラノオ(沼虎の尾) と イヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾)(08/18)
  3. フシグロセンノウ(節黒仙翁) 2018.08.16(08/16)
  4. キンミズヒキ(金水引) 2018.08.15 -- 1(08/15)
  5. ダンドク(檀特)〜 カンナの原種 2018.08.14 -- 1(08/14)
  6. ヤブコウジの花 と マンリョウの花(08/13)
  7. 庭のシンテッポウユリ(新鉄砲百合) 2018.08.12 -- 1(08/12)
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