ガンピセンノウ(岩菲仙翁)、マツモトセンノウ(松本仙翁)、フシグロセンノウ(節黒仙翁) 2018.07.11 -- 1

2018.07.11(21:25)

 ナデシコ科の中にセンノウ属というのがある。見た目はおおよそこの記事の写真のような花なので、特徴的で憶えやすい、と思う。
 かつて京都嵯峨にあった仙翁寺(せんのうじ)で栽培されていたから「センノウ」(仙翁)というのだそうだ。ただし、いまは小さい社が残るのみらしい。
 あるサイトに依れば、現在でも仙翁町では嵯峨仙翁花と呼ばれる花の栽培が続けられているが、それらはマツモトセンノウやフシグロセンノウだという。

 私がよく聞く名前は、ガンピセンノウ、マツモトセンノウ、フシグロセンノウだ。
 下に3種のセンノウを並べるが、札があるから名前がわかるのであって、私にはそもそも3種の区別の仕方はわからない。また。それぞれを詳しく書くと切りがないのでやめておく。


【ガンピセンノウ】(三渓園)

180613 三渓園 ガンピセンノウ群生1

 撮影場所:横浜市・三渓園
 撮影日:2018.06.13
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 ガンピセンノウは横浜市三渓園で見られる。日本固有種ではなく、帰化、栽培種だそうだ。


180613 三渓園 ガンピセンノウ2


180613 三渓園 ガンピセンノウ3


【マツモトセンノウ】(小石川植物園)

180622 小石川植物園 マツモトセンノウ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.06.22
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 マツモトセンノウは日本固有種で絶滅危惧種(Ⅱ類)だそうだ。小石川植物園で栽培されていた。
 ヤサシイエンゲイによると、江戸時代にはたくさんの品種が作られたが明治に入るまでにそれらはすべて失われた、とのこと。


【フシグロセンノウ】(こども植物園)

180702 こども植物園 フシグロセンノウ

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2018.07.02
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 フシグロセンノウは横浜市こども植物園で栽培されていたが、咲いていたのはたった一輪、しかも遠くてきちんと観察はできなかった。

 追記:この記事を書いたあと調べていたら、昨年8月に自然教育園で撮影したフシグロセンノウの写真をたくさん見つけた。サンプルが多くなれば、今回の3種のセンノウの見分け方が一歩前進するかも知れない。放置していた写真を見つけることが多過ぎるが、昨年から初めて見る花が多すぎて、消化できないでいる。

ヘメロカリス(Hemerocallis) 2018.07.10 -- 1

2018.07.10(20:40)

180605 環境支援センター ヘメロカリス

 撮影場所:横浜市環境支援センター
 撮影日:2018.06.05
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 写真は6月5日に横浜市こども植物園駐車場脇の茂みの中に見つけた花だ。
 これはいったい何だろう? と迷うのがふつうだが、見つけた時期にこども植物園でノカンゾウが盛大に開花していたこと、わが家の近所ではヤブカンゾウが咲き始めていたこと、などを考慮に入れると、細かい品種はわからないが、「ヘメロカリス」だ、としてまず間違いはないだろう。

 NHKの「みんなの趣味の園芸」の紹介文によると、
 「ヘメロカリスは初夏から夏にかけて次々と花を咲かせる多年草で、日本にはニッコウキスゲやノカンゾウ、ヤブカンゾウが自生し、古くから親しまれています。暑さ寒さに強いうえ、土壌もあまり選ばず、植えっぱなしでよく育ちます」とある。
 つまり、「ヘメロカリス」はノカンゾウやヤブカンゾウを含むこの種の花々の総称として使われているのだ。

 「ヤサシイエンゲイ」でも調べて、ヘメロカリスの例としてあげられている品種を下に書き出すと、(H.はHemerocallisの略)
 フルヴァ 〔H. fulva = H. fulva var. fulva〕、キスゲ〔H.thunbergii〕、ヒメカンゾウ〔H.dumorieri〕などで、米国で品種改良されたものがたくさんあるという。
 そんなヘメロカリスの園芸品種を分別するなどとても不可能。

 だから、大雑把に「ヘメロカリス」としておくのが無難なのである。
 ただ、よく知られている「ノカンゾウ」と「ヤブカンゾウ」くらいは和名で憶えたい。
 下に今年あちらこちらで撮影した例を掲載しておこう。


【ノカンゾウ】(学名 Hemerocallis fulva var. disticha)

180605 こども植物園 ノカンゾウ

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2018.06.05
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


【ヤブカンゾウ】(学名 Hemerocallis fulva var. kwanso)

180622 小石川植物園 ヤブカンゾウ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.06.22
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

ハマユウ(浜木綿) と インドハマユウ(印度浜木綿) 2018.07.09 -- 1

2018.07.09(18:00)

【庭のハマユウ】(7月7日)

180707 自宅庭 ハマユウ花全体1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.07.07
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 2枚目も同じ

 ハマユウ(浜木綿)はヒガンバナ科の中のハマユウ属の多年草だ。
 名前の由来は 『野草の名前[夏]』によると、コウゾの樹皮をはぎ取り、蒸して細かく裂いて糸にしたものを ゆう(木綿) といい神事に使うが、ハマユウの茎下部の葉鞘を乾かして裂くと ゆう(木綿)に似たものができるからだそうだ。
 別名をハマオモト(浜万年青)ともいう。


180707 ハマユウ 立ち姿1

 基本的に海辺の植物で、三浦半島の海岸線を歩くとよく見つかる。
 自生の北限は三浦半島の天神島と言われているそうだが、私が生まれたときには亡くなっていたわが家の祖父が三浦郡某所から横浜へ出てきたときに、持ち込んで植えたものと思われる。


(7月8日)

180708 自宅庭 ハマユウ花全体2

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.07.08
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 一日経過すると開花した花は増えるが、傷んだ花も増える。
 全体をいつ頃写真として記録するか、毎年悩んでいる。
 この花茎を撮り損ねても、しばらくたつとまた下から新しい花茎が伸びてくる。
 全体の花期はかなり長い。


180708 自宅庭 ハマユウ立ち姿2

 やがてかなり大きな実を付けて、茎が倒れると実がごろごろと庭に転がる。わが家ではハマユウの子がいくつかできているが、成長はじつにゆっくりとしている。


【三渓園のインドハマユウ】

170629 三渓園 インドハマユウver2

 撮影場所:横浜市・三渓園
 撮影日:2017.06.29
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 こちらはインドハマユウ。昨年6月29日に撮影した花を参考に載せた。
 本牧山頂公園にもあって何度か撮影を試みているが、花が咲くとすぐ傷み始め、咲き揃う頃には萎れた花が画面に入るので、写真はタイミングが難しい。昨年はちょうどよいタイミングだった。
 インドハマユウはピンクの花もよく植えられている。

 ところで、ハマユウの仲間を総称して「クリナム」(Crinum)というらしい。
 日本のハマユウは〔C. asiaticum 'japonicum'〕(クリナム アジアティクム ヤポニクム)という学名になる。インドハマユウは〔C. latifolium〕。
 インド原産と南アフリカ原産のクリナムがあり、掛け合わされた園芸種もあるらしい。
 インドハマユウは間違いでアフリカハマユウが正しい、と言われているようだが、明治時代にインドハマユウという呼び名が普及してしまった。
 植えられているクリナムをインドハマユウと呼ぶかアフリカハマユウと呼ぶか、どちらの呼び名が正しいかなど議論しても、すでに掛け合わせの園芸種までできている現状を考えると、親しんだ名前を混乱させているだけのような気もしてくる。
 どうせ学名の括りはクリナムだし、面倒だからクリナムとでもしておくか…。でも、そうすると、日本自生のハマユウまでクリナムになってしまいそうだ。
 この手の総称は、マグノリア、ヒペリカム、ヘメロカリス、リコリスなど、最近は結構多くなってきている。

オニユリ(鬼百合)、コオニユリ(小鬼百合)、オウゴンオニユリ(黄金鬼百合) 2018.07.08 -- 1

2018.07.08(18:20)

【オニユリ(鬼百合)】(自宅庭)

180707 自宅庭 オニユリ1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.07.07
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 オニユリは、出てきたときからすぐにわかるので、草むしりで抜かないようにしています。
 それでも結構、踏んづけてしまったりいろいろしているのですが、ムカゴで増えて繁殖力旺盛なため、結局は庭で何本も成長して、7月になると数多くの花を咲かせます。


180707 自宅庭 オニユリ2

 独特の派手な押しつけがましさ、暑苦しさがあり、かみさんは好まないようです。私もさほど好きというわけではありませんが、庭でオニユリが咲かない夏というのはやはり寂しくつまらない。


180707 自宅庭 オニユリ3

 成長度合いには個体差があり、フェンスの近く、ほかの木の近くなどだと太くなって、花が咲く前から大きなムカゴを付けます。ムカゴの大きさにはかなりの個体差があるのに気が付きます。
 オニユリは植えたわけではなく、勝手に侵入してきて繁殖しているのをそのままにしているだけですが、年々増えてきました。


180707 自宅庭 オニユリ4


180707 自宅庭 オニユリ5


【コオニユリ(小鬼百合)】(横浜市こども植物園)

180702 こども植物園 コオニユリ

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2018.07.02
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 コオニユリはオニユリよりもひとまわり小さくおとなしい感じがします。ムカゴを作らず種子を作るそうですが、自宅にはないので、オニユリほどの観察はできてません。


【オウゴンオニユリ(黄金鬼百合)】(昨年の小石川植物園)

170708 小石川植物園 オウゴンオニユリver2

 今年はたぶん撮り損ねてしまったオウゴンオニユリ。対馬に自生する変種だそうで、小石川植物園でちょうど1年前に撮影した花を参考に掲載しました。

七夕飾り 2018.07.07 -- 2

2018.07.07(12:05)

180702 こども植物園 七夕飾り

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2018.07.02
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

バショウ(芭蕉)の花 2018.07.04 -- 1 

2018.07.04(21:25)

《参考》バショウの枯れ姿

180121 枯れた芭蕉の花再録

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.01.21
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 トップの写真は今年の1月21日に小石川植物園で撮影したバショウ(芭蕉)の花の枯れ姿だ。
 今年は活きのよい花を見てやろう、と小石川植物園に通っていたが機会を失したらしい。
 6月22日には、雄花がぶら下がっているゴムパイプみたいなのが、地面に落ちているのを見つけた。

 ところが、楽 さんのブログ「楽のデジカメ散歩3」に横浜市こども植物園で撮影したバショウの花が6月17日に掲載された。→ 楽 さんのバショウの記事 (ハンゲショウの写真をスライドさせてみていくと出てくる)
 バショウがどこにあるのか教えていただいてびっくり。
 同じ横浜市こども植物園に通っていても、バショウがあまりに大きいので、ずっと見ていながら私の脳はそれがバショウと認識していなかったのである。


【バショウ(芭蕉)の花】(横浜市こども植物園)

180702 こども植物園 バショウ

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2018.07.02
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下も同じ

 さて、遅くなったが、下が7月2日 横浜市こども植物園のバショウの花。
 楽さんの写真では、まだ緑色のふくらんだ子房の先端に枯れた雌しべが付着していたが、私の写真では枯れた雌しべはほとんど落ちている。
 ちなみに、トップの今年2月の写真では、昨年夏にできた実(バショウのバナナ)は黒くなって残っている。
 雄しべは、楽 さんの写真でも私の写真でも、もじゃもじゃしたのが見えている。

 もしかして、雄しべがもっとはっきり見える写真はないか、と拡大して捜してみたのが下の写真。


180702 こども植物園 バショウ雄花のアップ

 詳しいサイトの説明によると、花序ははじめに雌花の房が付き、花序の先端がそのまま伸び続けるうち、下に垂れて、遅れて雄花の房が付くのだそうだ。真ん中の大きな実のようなものは、開いていない苞葉らしい。

 ところで、書き添えておくとバナナもバショウ科バショウ属の植物だ。

オミナエシ(女郎花) 2018.07.03 -- 1

2018.07.03(18:00)

180702 こども植物園 オミナエシ

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2018.07.02
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 本日はブログは休憩です。

2018年07月

  1. ガンピセンノウ(岩菲仙翁)、マツモトセンノウ(松本仙翁)、フシグロセンノウ(節黒仙翁) 2018.07.11 -- 1(07/11)
  2. ヘメロカリス(Hemerocallis) 2018.07.10 -- 1(07/10)
  3. ハマユウ(浜木綿) と インドハマユウ(印度浜木綿) 2018.07.09 -- 1(07/09)
  4. オニユリ(鬼百合)、コオニユリ(小鬼百合)、オウゴンオニユリ(黄金鬼百合) 2018.07.08 -- 1(07/08)
  5. 七夕飾り 2018.07.07 -- 2(07/07)
  6. バショウ(芭蕉)の花 2018.07.04 -- 1 (07/04)
  7. オミナエシ(女郎花) 2018.07.03 -- 1(07/03)
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