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イチョウの雌花 2018.04.24 -- 1

2018.04.24(17:40)

180420 小石川植物園 イチョウの雌花

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.04.20
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 やっと見つけたイチョウの雌花だが、堅い実のようなもので、これが雌花だとはかなり違和感を感じる。
 しかし、イチョウはマツと同様に裸子植物なので、通常私たちが見ている被子植物の花とは違うのだ、と自分に言い聞かせ、観察を続けることにした。


180420 小石川植物園 イチョウの雌花2

 あらかじめ勉強していたことは、イチョウの雌花は
 ・柄の先に胚珠を付ける。
 ・胚珠の先端部は受粉期になると小さく開口する。その穴を「珠孔」という。
 ・「珠孔」から「珠孔液」が出てきて濡れて、花粉がそれに付着し、開口部から取り込まれる。
 そう記憶していたので、開口部を捜したのだが、先端は白くプチンと尖っているように見えるだけで、見つからない。

 途中で諦めて一旦引き上げたが、イチョウについて詳しくご存じのはずのA氏が「ものすごく小さい穴だ」と話している、と聞いて、懇意にしていただいているM氏と、再度一緒に見にいった。
 しかし、目を凝らしても見つからない。
 エム氏の協力を仰ぎ、枝を引っ張って見える位置で固定してもらい、午前中に撮影したのとは角度を変えて何枚か撮影した。帰宅後PCで拡大加工して、成果を確認することとした。


【珠孔の確認】

〈横から〉

180420 小石川植物園 イチョウの雌花アップ朝

 まず、午前中に撮影しておいた最後の写真だ。
 肉眼ではただ尖っていると見えた胚珠の先端部を拡大すると、上の写真では左側の胚珠の先端部分、欠けているのがわかる。これが珠孔だろう。
 ネットには、珠孔液が珠孔から雫のように出ている写真も掲載されているが、そんな場面を撮影するには毎日見続けていなければ無理というもの。そもそも、ふつうイチョウは高木であり、雌木の雌花を間近で撮影できるような位置に枝が垂れているなどというのは、じつに稀なことだ。

 しかし、このままではいまひとつ満足できない。
 午後にM氏の協力を仰いで撮影した画像はどうだろうか。胚珠の先端を正面から撮影したのが下の写真だ。


〈真上、正面から〉

180420 小石川植物園 イチョウの雌花珠孔と花粉痕

 午後に雌花の胚珠の先端部を真上正面から撮影した写真画像を拡大している。
 珠孔の付近、、うっすらと白いのは珠孔液が乾いたものだろうか。
 しかも、陽光を受けて輝いている花粉のようなものが、珠孔付近に付着して残っているではないか。
 珠孔液で濡れたところに、花粉が多数付着して、それが乾いたまま残っているのだろう、と推定される。

 ここまで確認できたのだから、とりあえずはまあ、「よし」としておこう。

2018年04月24日

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