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ユキツバキ 〜 ヤブツバキと並ぶ日本の野生種 2018.04.02

2018.04.02(20:40)

180317 小石川植物園 ユキツバキ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.03.17
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 一般的な説として、日本のツバキの野生種には、主に太平洋側に分布する「ヤブツバキ」と、東北地方から北陸地方の日本海側の多雪地帯に分布する「ユキツバキ」がある、とされている。
 一方で、ユキツバキはツバキの基本種「ヤブツバキ」が、日本海側の気候に応じて変化したとする説も根強いそうだ。
 しかし、生態、樹形、花形などに大きな違いが見られることから、現在では種として独立させたほうがよいとする学説が支持されているそうだ。


180317 小石川植物園 ユキツバキ2

 いずれにせよ、雪国に旅行でもしない限り見ることができないのだから、両者の区別など勉強しても仕方がない、と私は思っていた。
 ところが、なんと小石川植物園に「ユキツバキ」の札のあるツバキがあったのである。


180317 小石川植物園 ユキツバキ5

 ユキツバキは、
 ・葉がやや薄く日に透かすと葉脈がはっきりと見える。
 ・雄しべの花糸が黄色い(ヤブツバキは白い)。
 ・葉の鋸歯はヤブツバキよりも鋭い。
 などの特徴があるそうだ。


180317 小石川植物園 ユキツバキ6

 なるほど、こうして写真を並べてみてその印象を述べるなら、
 ・雄しべの花糸が黄色いというのは、それだけで見た目がかなり違う。
 ・また、葉がずいぶんと薄くて、葉だけを見るなら「まるでツバキではないみたい」と見える。ツバキの葉はもっと大きく分厚いのがふつうだから。
 雪国の方たちにとってはこれがふつうのツバキなのだと思うと、何やら妙な気がしてしまう。

 なお、一応書いておくが、ヤブツバキとユキツバキの自然交雑種で「ユキバタツバキ」というのがあるそうだ。
 花形などは変化に富んでいるというが、これについては、実物を見ないとわからないので、今回は省略したい。

2018年04月02日

  1. ユキツバキ 〜 ヤブツバキと並ぶ日本の野生種 2018.04.02(04/02)