FC2ブログ

ハンカチノキ(ハンカチの木) 2018.04.30 -- 1

2018.04.30(16:35)

180410 小石川植物園 ハンカチノキ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.04.10
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 今回の記事の写真には、4月10日に撮影したものと13日に撮影したものとがある。

 4月13日のときだったか、小石川植物園のハンカチの木付近では、連れ立ってやってきた7、8人のグループが賑やかである。
 青空に映える数多くの白い苞葉をながめ、「きれいねえ」などと騒いでいる。


180410 小石川植物園 ハンカチノキ2

 私は静かな環境で撮影したいので、一行をやり過ごすつもりで付近をうろうろしていると、
 あるおじさんが一人、「この花の雄しべ、雌しべはどうなっているんだ?」と声高に言っている。一緒にきた人たちはまったく相手にせず、隣としゃべりながらもう場を離れようとしている。
 「なんだ、こういうことに、誰も興味ないのか! 」とおじさんは腹立たしげだった。


180410 小石川植物園 ハンカチノキ3

 まあ、連れ立って団体でくるようなおばさんたち、おじさんたちは、流行に左右されて「ハンカチの木」というものをひと目見たくてやってきたのであって、そういう人たちと一緒に来るからだよ、と言いたいところだ。
 ただ、この木の魅力は高いところにひらひらしているハンカチに見立てた白い苞葉の美しさだから、素直にそれを楽しむのもよいだろう、と思っている。
 私の写真も10日に撮影したときはそういう写真ばかりだった。


180410 小石川植物園 ハンカチノキ4

 13日の撮影は陽射しの具合がいまひとつで、あまり質のよいマクロ写真は撮ることができなかったが、ハンカチの木の花は数多くの雄花と少数の両性花の集まりだ、というのが、一応定説のようだ。
 近くで撮影した13日の写真を一枚最後に入れたが、雌しべは判然としない。

 しかし、適当に撮っていても数多くの花を撮影して拡大して見ていくと、雌しべは見つかるのだ。
 たとえば上の写真、数多くの花が写っている写真のうち、真ん中の花を拡大してみると、左下に緑色の雌しべが付きだしているのがわかる。拡大しなくても「あ、これか! 」とわかるはずである。

 極端にトリミングして拡大すると、画面がざらついてしまうので、今回はトリミング写真は入れなかった。


180410 小石川植物園 ハンカチノキ5

 この写真では、花の真ん中のところにはたくさんの雄しべが付きだしているのだ、とわかるだろう。
 え? 雌しべが見えなければ満足しない、とおっしゃいますか?

 しかたない! あまりよい写真ではないのでやや不本意ではあるけれど、最後にもう一枚掲載しておきます。


180413 小石川植物園 ハンカチの花拡大

 来年機会があれば、雌しべに焦点をあてたもっとよい写真を撮るよう、努力いたします。
スポンサーサイト




ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ)通称:ナンジャモンジャ 2018.04.29 -- 1

2018.04.29(18:40)

180420 小石川植物園 ヒトツバタゴ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.04.20
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 まるで木に雪が降り積もったか、と思わせるが、4月20日の撮影だ。
 なるべく広範囲の写真を撮ろうとして後ろへ下がるのだが、100mm レンズでは背後が使えて下がりきれない。
 それに、ただ下がって撮影したのでは白い花がますます雪のように見えて、何の写真だかさっぱりわからなくなる。モクセイ科ヒトツバタゴ属の「ヒトツバタゴ」(一つ葉タゴ)(注:タゴはトネリコのこと)、通称ナンジャモンジャだ。


180420 小石川植物園 ヒトツバタゴ2

 雄花をつける株と、両性花をつける株がある雄株・両性花異株だそうだが、こんな頭上に花があっては何が何だかわからない。
 同じ小石川植物園内にアメリカヒトツバタゴがあるので花を詳細に見てみたが、わが家のアオダモ(モクセイ科トネリコ属)の花と似たような感じ。合弁花に深い切れ込みが入って4裂している様子だった。
 高さだけでなく横への広がりも大きく、35mm レンズに取り替えても全体は画面に入らず、単に迫力が損なわれるだけになってしまう。


180420 小石川植物園 ヒトツバタゴ3

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.04.20
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM

 望遠レンズで大きな枝を撮影した写真を最後に掲載するので、雰囲気をつかんでいただければよいと思う。
 過去に他の植物園などでも、ヒトツバタゴの札はよく見かけていたが、4月、5月の連休の頃は自宅の花の写真と草むしりで手一杯となり、子どもたちの帰省も重なるので花散歩にはほとんど外出しなくなる。
 下を向いて草花を捜していることも多く、木が大きすぎて気が付かなかったのだろう。実際に花が咲いている様子に気が付いたのはこれが初めてだ。

 なお、連休中はみなさんそれぞれ忙しく、ブログどころではないだろう、と推察する。
 お客さんが少なくてはやはり記事を書いた甲斐がないので、6日までは天候などの様子を見ながら、不定期、気まぐれに記事を更新していくつもりでいる。

モクレン(木蓮) 2018.04.28 -- 1

2018.04.28(19:35)

180403 小石川植物園 モクレン

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.04.03
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 今晩はちょっと休憩で、写真は1枚しかない。
 この写真を載せたのは、花の内側がきれいに写っているからだ。

 なお、写真の花がモクレン(木蓮)であり、シモクレン(紫木蓮)は別名であって正式な和名ではない。
 白い木蓮はモクレンではなく、そちらをハクモクレン(白木蓮)とするのが正式な和名だ。
 さまざまな園芸種があり、最近では木蓮の仲間たち(モクレン属全体)をひっくるめて、洋名で「マグノリア」と呼ぶのが流行っているようだ。
 つまりタイサンボクもホオノキもオオヤマレンゲもコブシも、みーんなマグノリアということになる。

ジューンベリー(和名:アメリカザイフリボク) 2018.04.27 -- 1

2018.04.27(19:30)

180401 自宅庭 ジューンベリー1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.01
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 今年のわが家のジューンベリーは3月31日に開花し、4日間ほどで散った。
 すでに日が経つので記事にしないつもりでいたが、いろいろと情報が入ったので記事にしようと思う。


180401 自宅庭 ジューンベリー2

 ジューンベリーには実生苗と接ぎ木苗があり実生苗が流通量の大部分を占めている。現在も品種改良が盛んに行われ、いまだに品種の分類がしっかり定まっていないそうだ。

 タキイ種苗のおすすめ品種は次の3種。
 1.「バレリーナ」(Amelanchier laevis ‘Ballerina’)
   果実が大きく木が若いうちから結実する性質。暖地向き。
   わが家のジューンベリーは、花の特徴からこの品種のようだ。
 2.「ロビンヒル」(Amelanchier arborea ‘Robin Hill’)
   花はピンク色で咲き進むと白に変化。接ぎ木苗。樹形が整いやすい。
 3.「ラマルキー」(Amelanchier lamarckii)
   株立ちになりやすい。中高木性。ひこばえを生かして幹を増やし、収量を上げられる。

 以上、「はなとやさい」の最新号(2018.5)を参照した。


180401 自宅庭 ジューンベリー3

 なお、和名を「アメリカザイフリボク」(亜米利加采振木) というが、ジューンベリーの名で流通してしまい、和名を言ってもコミュニケーションに支障をきたすほど「ジューンベリー」の名が定着している。

 私自身が園芸種の分野にも片足を突っ込んでいるので、最近は山野草や樹木の記事であっても、できるだけ園芸種情報を付け加えて、植物全体の見通しをよくしよう、と心掛けている。


ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)とムラサキケマン(紫華鬘) 2018.04.26 -- 1

2018.04.26(19:00)

【ジロボウエンゴサク】(次郎坊延胡索)

180327 自然教育園 ジロボウエンゴサク

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2018.03.27
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 少し時季遅れだが、記事にしておきたい。
 ジロボウエンゴサクとムラサキケマンは、こうして写真を比較すると明らかに違うのだが、現場でどちらか一方だけが咲いていると、初心者は迷うことがある。私もかつては迷ったことが何度かある。

 そういうときは、以下に葉がしっかりと写っている写真があるので、葉で区別するとよい。葉なら迷うことはあり得ない。


180327 自然教育園 ジロボウエンゴサク2


180327 自然教育園 ジロボウエンゴサク3


180327 自然教育園 ジロボウエンゴサクの葉

 上の写真の葉をよく憶えておくとよい。ムラサキケマンの葉(下2枚)とはまったく違う。


【ムラサキケマン】(紫華鬘)

180403 小石川植物園 ムラサキケマン

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.04.03
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下も同じ


180403 小石川植物園 ムラサキケマン2

ヤマブキ と ヤマブキソウ 2018.03.25 -- 1

2018.04.25(21:15)

 ヤマブキはバラ科の木本で花弁が5枚、ヤマブキソウはケシ科ヤマブキソウ属(クサノオウ属)の草本で花弁が4枚。
 花の色と形がなんとなく似ているというだけで、葉の様子などはかなり違う。


【ヤマブキ】(山吹)(2018.04.03 横浜市こども植物園)

180324 こども植物園 ヤマブキ1

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2018.03.24
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下2枚の写真も同じ

 ヤマブキは公園などに好んで植えられているのですぐに見つけられる。
 写真は一重咲きだが、八重咲きの品種もある。


180324 こども植物園 ヤマブキ2


180324 こども植物園 ヤマブキ3


【ヤエヤマブキ】(八重山吹)(2018.04.13 小石川植物園)

180413 小石川植物園 八重咲きヤマブキ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.04.13
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


【ヤマブキソウ】(山吹草)(2018.04.03 及び 04.13)

180403 小石川植物園 ヤマブキソウ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.04.03
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 ヤマブキソウはヤマブキとは異なり、林の中などを捜さないとなかなか見つからない。
 小石川植物園のヤマブキソウは立入禁止区域を囲う鉄柵の向こう側なので、撮影はやや苦労を伴う。


180403 小石川植物園 ヤマブキソウ2

 葉の形によって、ホソバヤマブキソウ、セリバヤマブキソウなどがあるそうだ。
 この記事の写真はおそらくふつうのヤマブキソウだろう。


イチョウの雌花 2018.04.24 -- 1

2018.04.24(17:40)

180420 小石川植物園 イチョウの雌花

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.04.20
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 やっと見つけたイチョウの雌花だが、堅い実のようなもので、これが雌花だとはかなり違和感を感じる。
 しかし、イチョウはマツと同様に裸子植物なので、通常私たちが見ている被子植物の花とは違うのだ、と自分に言い聞かせ、観察を続けることにした。


180420 小石川植物園 イチョウの雌花2

 あらかじめ勉強していたことは、イチョウの雌花は
 ・柄の先に胚珠を付ける。
 ・胚珠の先端部は受粉期になると小さく開口する。その穴を「珠孔」という。
 ・「珠孔」から「珠孔液」が出てきて濡れて、花粉がそれに付着し、開口部から取り込まれる。
 そう記憶していたので、開口部を捜したのだが、先端は白くプチンと尖っているように見えるだけで、見つからない。

 途中で諦めて一旦引き上げたが、イチョウについて詳しくご存じのはずのA氏が「ものすごく小さい穴だ」と話している、と聞いて、懇意にしていただいているM氏と、再度一緒に見にいった。
 しかし、目を凝らしても見つからない。
 エム氏の協力を仰ぎ、枝を引っ張って見える位置で固定してもらい、午前中に撮影したのとは角度を変えて何枚か撮影した。帰宅後PCで拡大加工して、成果を確認することとした。


【珠孔の確認】

〈横から〉

180420 小石川植物園 イチョウの雌花アップ朝

 まず、午前中に撮影しておいた最後の写真だ。
 肉眼ではただ尖っていると見えた胚珠の先端部を拡大すると、上の写真では左側の胚珠の先端部分、欠けているのがわかる。これが珠孔だろう。
 ネットには、珠孔液が珠孔から雫のように出ている写真も掲載されているが、そんな場面を撮影するには毎日見続けていなければ無理というもの。そもそも、ふつうイチョウは高木であり、雌木の雌花を間近で撮影できるような位置に枝が垂れているなどというのは、じつに稀なことだ。

 しかし、このままではいまひとつ満足できない。
 午後にM氏の協力を仰いで撮影した画像はどうだろうか。胚珠の先端を正面から撮影したのが下の写真だ。


〈真上、正面から〉

180420 小石川植物園 イチョウの雌花珠孔と花粉痕

 午後に雌花の胚珠の先端部を真上正面から撮影した写真画像を拡大している。
 珠孔の付近、、うっすらと白いのは珠孔液が乾いたものだろうか。
 しかも、陽光を受けて輝いている花粉のようなものが、珠孔付近に付着して残っているではないか。
 珠孔液で濡れたところに、花粉が多数付着して、それが乾いたまま残っているのだろう、と推定される。

 ここまで確認できたのだから、とりあえずはまあ、「よし」としておこう。

2018年04月

  1. ハンカチノキ(ハンカチの木) 2018.04.30 -- 1(04/30)
  2. ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ)通称:ナンジャモンジャ 2018.04.29 -- 1(04/29)
  3. モクレン(木蓮) 2018.04.28 -- 1(04/28)
  4. ジューンベリー(和名:アメリカザイフリボク) 2018.04.27 -- 1(04/27)
  5. ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)とムラサキケマン(紫華鬘) 2018.04.26 -- 1(04/26)
  6. ヤマブキ と ヤマブキソウ 2018.03.25 -- 1(04/25)
  7. イチョウの雌花 2018.04.24 -- 1(04/24)
次のページ