
撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.02.28
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
上の「コゴメイヌノフグリ」(小米犬の陰嚢)は、わかりやすいよう斜めから陽の当たっている角度で撮影している。
小石川植物園の正門から入ってすぐ左側一帯にはオオイヌノフグリとコゴメイヌノフグリが競争でもするように繁茂している。
よく知っている方から聞いたところでは、1961年に小石川植物園がヨーロッパから種子交換で入手したのだそうだ。
付近を見てまわったという方によると、いまでは小石川植物園近くの住宅地の庭でも繁茂しているという。

もともとは地中海、南ヨーロッパ原産の植物。
花のサイズはオオイヌノフグリよりもやや小さい。
近寄って目を凝らしてみて、ようやく見慣れない花が咲いている、と気が付く。

この野草にはとくに立て札などなく、園内の土が湿ったやわらかい場所に勝手に繁茂しているが、数が多いので目立つ。野草に興味のない方は見過ごしているが、小石川植物園にカメラを持って訪れる野草ファンは誰でも知っている、というくらいによく知られている。
《参考:オオイヌノフグリ》

念のため参考に載せたが、オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)はこの季節にそこら辺を見まわせば、至る所に生えている。

撮影日:2018.03.14
撮影機器:iPhone6





撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.03.11
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
ツクシスミレ(筑紫菫)は昨年に続いて2回目の紹介である。
自生地は沖縄本島、九州南部(鹿児島など)だという。それも人家近くに限られるそうなので、鹿児島などでも人家で栽培されていたものが逃げだして野生化したのだろうと言われているそうだ。
そのツクシスミレが小石川植物園内で野生化しているのは、おそらく研究・観察用に栽培したのが、やはり逃げだして野生化したに違いない。
東アジアに数種知られるグループだが、日本ではこのツクシスミレ1種が分布しているそうだ。

さて、今年は昨年より数が少ない。あるいはまだ早すぎたかも知れない。
花の真ん中が黄色く、周囲が紫色なのだが、昨年の写真はもう少し黄色い部分が広がり、青紫の成分が薄くなって白っぽい。
もしかすると、咲き始めは今年の写真のような青紫色成分の強い色合いで、咲き進むと青紫色成分が抜けて黄色が勝ってくるのかも知れない。
参考に、昨年3月19日の写真を最後に載せておこう。

《2017年3月19日 の ツクシスミレ》

小石川植物園の植物をブログに多数掲載しているが、たとえばこのツクシスミレにしても、名札が付けられているわけではない。園内某所に勝手に繁殖しているが、園内は広いので、場所を知らないと見つけにくい。
小石川植物園へよく来られる方たちは、どこそこにいつ頃このような花が咲く、というのを人伝に聞いてそれをまたほかのお客さんに伝えていく。
小石川植物園では、カメラを構えているお客さんの行動に気をつけて、積極的に声を掛けていかないと、めずらしい季節の花々を見逃してしまうので、コミュニケーションはとても大切である。

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.03.11
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ


一日中、孫たちとディズニー・シーで遊んでいまして、くたくたです。
最近の写真の中から、いまさら説明の不要な野草を出すくらいの余力しか残っておりません。

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.03.11
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
ニワトコは花序が広がる前からずっと楽しめます。
きれいでしょう?

写真を整理し、記事を書いている時間の余裕がほとんどなくて、
昨晩からの勢いで、とりあえず載せてしまえ、というのがほんとうのところですけど…。
【冬芽】

撮影場所:自然教育園
撮影日:2018.03.02
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
サルトリイバラは昨年から興味をもって追いかけている。
まだ雌花を見ていないなど、宿題も残っている。
芽吹きがとてもおもしろいので紹介しようと思ったが、その前に冬芽もおもしろい。
冬芽は多分赤い三角形の部分で、妙な姿をしているのは前年の葉柄が枯れ残って冬芽の一部を包み込んでいる、ということだろうか。バレリーナとか、擬人的に見て楽しむ趣味はあまりないが、これだけ妙な形をしているとやはりおもしろい。


以下は芽吹きの様子だ。
【芽吹き】(2017年)

撮影場所:自然教育園
撮影日:2017.03.29
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
芽吹きの様子は昨年の3月29日の撮影だが、あと2週間で今年もこんな感じになるはずである。


芽吹きの様子で私が過去に集中的にブログに載せた例としては、タブノキ、ムベ、ニワトコなどがある。
サルトリイバラも見ていて楽しい。

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2017.03.11
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
フイリフキ(斑入り蕗)といったって、斑入りとなるのは後で出てくる葉であって、フキノトウ(蕗の薹)のときにはなんら違いは認められない。
昨年写真を撮ってフォローを忘れてしまい、今年はどうだろう? と同じ花壇を捜した。
上が昨年3月11日の写真、下が本日3月11日の撮影だ。

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.03.11
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
なお、フキの花については、雌花と雄花の区別があると聞き、今年はずっと追いかけている。しかし私が撮ろうとしているフキノトウは背が高くなってきてもさっぱりシベがほぐれてこない。
いまだに雄花と雌花の区別がよくわからない。マクロ撮影し、拡大検査してもまだダメだ。
雄花の雄しべが長くなったのを見れば、では雌しべはこんなもの、と納得できるだろうと思っているのに、どうもはっきりしない。
フキの観察記事はもう少し後になりそうだ。
本日はたまたま3月11日ということで、斑入り蕗の写真を並べてみた。