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ハヤザキマンサク と アメリカマンサク 2018.02.23 -- 1

2018.02.23(22:10)

180220 小石川植物園 ハヤザキマンサク

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.02.20
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 上の「ハヤザキマンサク」の写真をご覧になると、「全体にややオレンジ色がかっている」ような印象を受けるかも知れない。
 しかし、近付いて冷静に花弁の色を比較してみると、花弁の色そのものは付け根に多少赤成分が混じっているようだが、とくに強くオレンジ色がかっている、ということはないようだ。
 シナマンサクなどと比較してみると、ハヤザキマンサクは花の中央の萼が反り返り、陽の光を浴びやすく、萼の赤褐色が目立ちやすいので、人の目には全体にややオレンジ色がかっている、との印象を与えるのではないか、と思う。


180220 小石川植物園 ハヤザキマンサクの花

 そのほかにも、この「ハヤザキマンサク(早咲きマンサク)」にはいろいろな誤解が生じている。
 「ハヤザキマンサク」は北米産のマンサクだが、そう聞くと11月頃に開花する「アメリカマンサク」のことか、と思ってしまうだろう。
 しかし、ハヤザキマンサクが開花するのはおおよそ2月なのだ。
 「ハヤザキマンサク」は北米産のマンサクだが、「アメリカマンサク」とは別種である。
 ネットでは、この2種を混同した記事をよく見かける。


180220 小石川植物園 ハヤザキマンサク マクロ

 京都府立植物園のアメリカマンサクの写真を見ると、アメリカマンサクの萼はアテツマンサクの萼のように赤褐色ではないようだ。
 横浜市環境支援センターにアメリカマンサクの木があることを思い出し、私は写真を撮り損ねているので、「楽のデジカメ散歩3」の 楽 さんの 写真記事を検索してみた。
 横浜環境支援センターで 楽 さんが昨年の11月27日に撮影された写真 を拝見すると、確かに萼は赤褐色ではなく、花弁と同様に黄色っぽいようだ。
 上のように、「ハヤザキマンサク」と「アメリカマンサク」はやはり別種なのである。

 ちなみに、朝日新聞社の『花おりおり』では 、この「ハヤザキマンサク」を「アメリカマンサク」の名称で紹介し、秋(11月)に咲くほうは「アキザキマンサク」として区別していた。
 本種については下記のように書かれている。
 「マンサク属中花弁が最も短く、12ミリほど、花は日の当たる暖かい昼中は開き、寒い日は閉じ、まるまったりする。その開閉は数週間続く。花にはやや刺激臭がある」


《参考》アテツマンサク(2月7日 小石川植物園)

180207 小石川植物園 アテツマンサクの花心

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.02.07
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 なお、「アテツマンサク」についてはまた別途、写真記事を書く予定にしている。

2018年02月23日

  1. ハヤザキマンサク と アメリカマンサク 2018.02.23 -- 1(02/23)