
撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2018.01.30
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
何も知らずに見ると、白い花弁に黄色い葯と見えますが、花弁に見えるのは萼、花弁が退化して黄色い蜜腺になっているそうで、紫色が目立つのが雄しべの葯だそうです。

「ヤサシイエンゲイ」によりますと、「セツブンソウが地上に顔を見せるのはせいぜい春の3ヶ月程度」で、「晩春から秋まで塊茎のまま休眠」、秋から根が地下で伸びて、節分の頃に地上に姿を見せる、ということのようです。
キンポウゲ科エランティス属で、仲間はヨーロッパからアジアの温帯に7種が知られているそうです。

もう少し低い位置から撮ることができるとよいのですが、地面が湿っていて腹這いになるのはイヤだったので、勘弁してください。
過去には鎌倉・浄妙寺で撮影していましたが、今年は「こども植物園でも咲いている」と 楽 さんに教えていただきました。
浄妙寺のセツブンソウは少し高くなったところで咲いているので低い位置から狙いやすいのですが、やや遠めになってしまいます。

撮影場所:自宅庭
撮影日:2018.01.18
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
1月中旬になると、春に備えてバラの剪定など冬越しの準備が忙しくなり、かみさんは庭へ出ている時間が長くなります。
そんな中で「見てほしい」と呼ばれたのがこの姿。
白いのはバラの枝を誘引するためにパーゴラに張った線。それとバラの枝を結びつけて捻ってある針金に、鳥の仕業か、なにか事故が起きたのか…、真相はわかりません。

穏やかな日で、庭では八重のスイセンが咲き始めていました。
〈下の写真はラクウショウ(落羽松)の気根ですが…〉

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.01.21
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
写真は撮影場所の小石川植物園まで行かなくても、根岸森林公園にもたくさんあり、とくにめずらしくもない、ごくふつうのラクウショウ(落羽松)の気根です。
構図と背景が気に入ったので掲載しました。
しかし、それだけではつまらないので、上の写真の画面左端と上端に見えているラクウショウの葉にご注目ください。
秋に紅葉し冬にはすっかり落葉しているから、「落羽松」という名前なのですが、なんと葉が緑色に生い茂っています。
【1月21日現在のメキシコラクウショウの枝葉】

これは「メキシコラクウショウ」といって、ラクウショウのようにまっすぐ立ち上がっていなくて、低い位置で枝を横へ張り出しています。一般的なラクウショウとはかなり樹形が違います。
ただ、小葉の様子や幹の肌などはいかにもラクウショウなのです。
小石川植物園の池のそば、ラクウショウが立ち並ぶ中に1本だけ、メキシコラクウショウが混じっていました。

メキシコでは、メキシコ合衆国南部のオアハカ州の en:Santa María del Tuleの町、その中心に位置する教会敷地内に立つ巨樹「トゥーレの木」(Árbol del Tule)というのが有名だそうです(Wikipedia より)。
ネット検索してあれこれ写真を眺めると、紅葉している写真もありました。どうも3月〜4月頃に紅葉し、葉が入れ替わるようです。
ひきつづき、継続観察してみよう、と思います。

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.01.21
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
オキナワサザンカ(沖縄山茶花)は、従来 奄美大島〜西表島に見られるサザンカをサザンカとは別種として分類されてきたそうです。現在はふつうのサザンカと同一種に含められている、とのこと。

サザンカの原種はどんな花かと調べてみると、やはり白の五弁花で、こんなふうに平開する性質らしい。オキナワサザンカはかなり原種に近い、と感じます。

花のかたちは、自宅の庭にあるサザンカとよく似ています。ただ、自宅のサザンカはおしべの葯がこんなふうに大きくはなく、ごくふつうですけど。
《参考:自宅庭のサザンカ 2013.11.13 撮影》

撮影場所:自宅庭
撮影日:2013.01.13
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
ところで、最近はカンツバキ(寒椿)が植えられることが多くなり、サザンカの花との見た目の境目がたいへん紛らわしくなってきています。
たとえば、下の写真の花は「歌枕」というサザンカです。
《参考:サザンカ「歌枕」 2018.01.21 小石川植物園にて撮影》

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.01.21
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
よく見れば、寒椿にしては平たく開き過ぎていますし、一般的な八重のカンツバキより花弁の数が少なく、かなり様子が違います。
私の好みから言いますと、勢いのよい元気なカンツバキはどうも風情を欠くような気がします。
サザンカのほうに惹かれてしまいます。

撮影場所:鎌倉・海蔵寺
撮影日:2018.01.13
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.01.21
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
久しぶりの小石川植物園、1月21日の写真です。
上の写真はトベラの実。赤いものは仮種皮、かなりべとついています。
同様の写真をブログ「自然大好き《道端観察記》」のYAKUMAさんが1月上旬にマルタで撮影され、ブログに掲載されていて、私はびっくりしました。

同日の写真ですが、少しトリミングして、種子が見えないか、と捜してみました。
わかりにくいです。左端の実は仮種皮が開いて赤い種子が見えているのか、それとも写真下方の実の仮種皮の奥に黒っぽいのが見えているのが種子なのか…。
申し訳ありませんが、結論はまた来年 ! ですね。
来年は触って確認したい、と思います。
《参考:5月11日の花》

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2017.05.11
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
上の写真はトベラの雄花。雌しべが見えるとか、子房が少し膨らんでいるとか、異論が出てきそうですが、要は下の写真が明らかに雌花だから、ということです。雄しべの様子と 子房の膨らんだ雌しべと、それぞれ比較してみると結論は上の写真が雄花、下の写真は雌花とせざるを得ない、と思います。

《参考:6月9日の出来たての果実》

上の花からできたばかりの果実。まだ小さく、みずみずしいです。。
《参考:8月9日、成長中の果実》

《参考:11月7日、灰緑色になり始めた果実》

果実は肥大化して、緑の色が淡くなっています。
12月はさぼって小石川植物園へ行きませんでしたが、緑の色が抜けて外側の堅い皮が割れ始めるのでしょう。
最後はトップの写真のようになっていく、ということです。
トベラの名は「扉」の転訛だそうです。「鬼避けに門まわりに植えた」とか、「節分のときに魔除けとして戸口に掛けた」とか、いろいろ書かれていて、どれが正しいのかわかりませんが、まあ、そんなことから付けられた名前のようです。
私の印象としては、この木は三浦半島など海岸に多い。私の自宅付近では本牧山頂公園で見ることができます。

撮影場所:西伊豆・土肥温泉付近
撮影日:2018.01.16
撮影機器:OLYMPUS E-M5 MarkII
レンズ:OLYMPUS M.30mm F3.5 Macro 以下同じ
San Poの会のメンバーに次第に退職者が増え、平日も自由になってきて、平日の一泊旅行ができるようになってきました。
1月16日から17日にかけて、西伊豆の土肥温泉へ行ってきました。
土肥温泉から海岸線をバスで15分ほど南下した辺り、「恋人岬」バス停で降りて、付近を歩いてきました。
バス停は高い位置にあり、バス停から展望台まで下っていく途中で撮影しました。

上の写真のようにして、崖を下りていきます。

下っていった先が恋人岬展望台ですが、下の写真のように、下りていく途中の景色もなかなかのものです。

目の前は駿河湾です。
前回1月18日の写真は、一番低い位置の展望台で腰を屈め、手すりの隙間からヤブツバキを画面に入れて撮影したものです。

富士山とは逆の方向に目をやると、こんな景色が広がっていました。

展望台から下のほうにはこのような岩礁が見えています。
少し登った辺りから土肥温泉方面へ崖伝いの道を歩くことにしました。道はやがて下りになり、漁港へと繋がっていました。


漁港のアロエ。

このあと、長い坂道を「小下田」のバス停目指して登っていきます。

坂道の途中のユズの木。

小下田バス停付近のツバキ。
翌17日は雨になりました。バスを使って「土肥金山跡」を見学し、ホテルへ戻って昼食。帰りのバスを待ちました。
本日はまた旅行記となってしまいましたが、21日は久しぶりに小石川植物園を見てまわりました。
そろそろ本来の「花通信」へ復活をしていこうか、というところです。