
撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2017.08.29
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
キジカクシ科ツルボ亜科(APGⅢ)の単子葉植物ということらしい。
古くはユリ科やヒヤシンス科としている分類もあるが、私はできるだけ新しい分類にしたがうことにしている。
見るからに可愛く美しいが、朝日新聞社の「花おりおり」(その四)によれば、「歴史的には美しさよりも救荒植物として名をとどめ」ているらしい。
天明の飢饉のときにはこのツルボの鱗茎を三日三晩あく抜きして食べたとの記録があるそうだ。
『野草の名前(夏)』(ヤマケイ文庫)などでは、球根の薄皮を剥くとツルリとした坊主頭のようになり、「ツル坊」転じてツルボとなった、などの説が書かれている。

根岸森林公園ではかなり数多く見られたが、昨年からは見られなくなった。
この記事の写真は、横浜市環境支援センター または 横浜市こども植物園にて撮影した。

(注)少し更新の速度を早めています。
この記事の前には「コミカンソウとナガエコミカンソウ」「ジュズダマ の 花の構造」などの記事があります。