ジュズダマの 花の構造 2017.08.31 -- 1

2017.08.31(19:00)

170829 こども植物園 ジュズダマほぼ全体1

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2017.08.29
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 ジュズダマ(数珠玉)は水辺に生育する大型のイネ科の植物で、ブログを始めた頃に舞岡公園の水田脇で見つけたが、それ以来、間近で観察することはできないでいた。
 8月29日、横浜市こども植物園の2個所で見つけ、とくに、同園では一番低い位置の土地には数本が生えていたので、これはチャンスと間近から撮影した。


170829 こども植物園 ジュズダマ雌花と雄花3

 花の構造がいかにもややこしそうに見える。
 どの部分が何なのか、事前に勉強はしていなかった。ただ闇雲に撮影して、あとから調べて書いている。

 丸い実のようなものが見える。
 正しくは果実ではなく、苞葉の莢が堅くなっているのだ、そうだ。
 雄花は小穂から葯がこぼれているのでそれと察しが付くだろう。
 左側の、丸い実のような「苞葉の莢」と、雄花の小穂のあいだに、「歯間ブラシの先」(白っぽいグレーでその後に茶色に変色)のようなものが付いている。
 これが雌花の柱頭だ。
 雌花の本体は丸く固まった苞葉の莢が包んでいる。これがやがて黒色に丸く堅くなって、黒く堅くなった苞葉の莢ごと脱落するらしい。その頃には中のほうに果実ができている。


170829 こども植物園 ジュズダマ雌花と雄花2 

 この写真でも、中央の雄花の小穂の付け根の近く、丸い実のような「苞葉の莢」の先に、雌花の柱頭が飛び出しているのがはっきりとわかる。
 繰り返すが、「汚れた歯間ブラシの先」みたいなのが雌花の柱頭だ。


170829 こども植物園 ジュズダマ雌花と雄花

 Wikipedia では、「葉鞘から顔を出した花茎の先端に丸い雌花がつき、その先から雄花の束がのびる」と表現しているが、雌花は丸く堅くなった苞葉の莢に包まれていて、柱頭が先端からはみ出しているのである。

 Wikipedia によれば、「イネ科植物の花は、花序が短縮して重なり合った鱗片の間に花が収まる小穂という形になる。その構造はイネ科に含まれる属によって様々であり、同じような鱗片の列に同型の花が入るような単純なものから、花数が減少したり、花が退化して鱗片だけが残ったり、まれに雄花と雌花が分化したりと多様であるが、ジュズダマの花序は、中でも特に変わったもののひとつである」そうだ。


170829 こども植物園 ジュズダマ雄花

 最後は雄花が束になった穂の写真で締めくくろう。

 いずれ、実についてフォローしたいが、「苞葉の莢」が黒く堅くなって落ちたとき、それを解体して中を調べないと実のことはわからないらしい。
 今回はとりあえず、ここまでとしたい。

 なお、日本代表のワールドカップ出場が決定し、すがすがしい気持ちでブログを更新することができました。
 若い選手たちの活躍が嬉しいです。

2017年08月31日

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