ジャコウアゲハの幼虫 と ウマノスズクサ

2017.08.15(17:25)

170729 舞岡公園 ジャコウアゲハの幼虫

 撮影場所:横浜市・舞岡公園
 撮影日:2017.07.29
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 ウマノスズクサの花の記事を、当ブログでは7月10日に掲載しました。
 舞岡公園のウマノスズクサの写真は、7月7日に撮影したものでした。
 そのウマノスズクサの様子を、7月29日に舞岡公園へ行ったとき、様子を見てきました。
 なんと、ジャコウアゲハの幼虫がたくさん、大きく育っていました。


170729 舞岡公園 ジャコウアゲハの幼虫2

 ウマノスズクサはジャコウアゲハの幼虫の食草としてよく知られていますが、ジャコウアゲハはこのようにちゃんとウマノスズクサを見つけて、産卵に来ていることがわかります。
 ジャコウアゲハとはどんなチョウなのか?
 当ブログがお世話になっている「自然大好き《道端観察記》」の8月13日付の写真記事「念願の黒いチョウ…」へのリンクを設けましたので、太字アンダーラインをクリックしてご覧下さい。


170729 舞岡公園 ジャコウアゲハの幼虫3

 大切なことをひとつ。ウマノスズクサは有毒です。
 毒性のあるアリストロキア酸を含んでいます。アリストロキア酸は、腎障害を引き起こすほか、人には発がん性もあるそうです。
 Wikipedia によりますと、「ジャコウアゲハは幼虫時代にウマノスズクサの葉を食べることによって、体内に毒を蓄積」します。「この毒は一生を通して体内に残るため、ジャコウアゲハを食べた捕食者は中毒をおこし、遂には捕食したものを殆ど吐き出してしまう。一度ジャコウアゲハを捕食して中毒を経験した捕食者は、ジャコウアゲハを捕食しなくなる」そうです。


170729 舞岡公園 ジャコウアゲハの幼虫4

 ついでにもうひとつおもしろい情報を!
 「ベーツ型擬態」という言葉があります。
 上のジャコウアゲハの例で、ジャコウアゲハを食べた捕食者はジャコウアゲハを食べようとはしなくなるわけですが、それでは、ほかのチョウがジャコウアゲハを真似れば、食べられる可能性が減少しそうです。
 「ジャコウアゲハ類に擬態して身を守る」戦略です。こういう擬態の方法を「ベーツ型擬態」というそうです。
 日本では、クロアゲハ、オナガアゲハ、アゲハモドキの姿が、ジャコウアゲハに似せたベーツ型擬態であるとされているそうです。


170729 舞岡公園 ジャコウアゲハの幼虫5

 (注)色が濃くて、太いほうが幼虫の頭です。⇒ジャコウアゲハの幼虫 と ウマノスズクサの続きを読む

2017年08月15日

  1. ジャコウアゲハの幼虫 と ウマノスズクサ(08/15)