
撮影場所:自宅庭
撮影日:2017.07.07.31
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM、
4枚目のみ TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD F01
ハマユウ(浜木綿)はヒガンバナ科ハマオモト属のの多年草で、別名ハマオモト(浜万年青)とも呼ばれる。
ハマユウについては、何かというとよく引用されるのが「ハマオモト線」(小清水卓二博士が提唱)だ。
この植物の分布北限は年平均気温15度の等温線だといい、神奈川県では天神島が分布北限とされている。基本的に暖かい海岸で見られる植物なのだ。

昨日は San Poの会で逗子市の海岸付近を歩いていたが、あちらこちらでハマユウを見かけた。
私の祖父は三浦郡H町(逗子市の隣り)の出で、横浜の自宅の庭にハマユウが植えられているのは、昭和の初めに祖父が持ち込んで植えたものだろう。
いまや温暖化が進んでいて、横浜の海岸沿い根岸付近の丘の上でもハマユウはよく育つのである。

開花すると雄しべがすぐに傷み始めるので、写真撮影はタイミングを捉えるのがむずかしいし、全体に大型で奥行きがあるので、技術的にも撮影はかなりやっかいである。
写真の花は一部分しか咲いていないが、リングがもっとまるく出来上がるのを待っていると、先に咲いた花から傷んでしまう。
ただ、次から次へと太い茎が伸びてきて、新しい花を咲かせていく。7月中旬から約1ヶ月以上の長い花期、待っていればいずれは機会が訪れるだろうと待つのだが、今年の横浜は梅雨明けしてから雨がよく降り、どうもうまくタイミングがあわない。
どこかで妥協せざるを得ないわけだが、たまたま今朝は時間が空いていたので撮影を試みた。

ハマユウは果実もおもしろい。子房が肥大してごろごろとした球形の果実になり、それが数個になるので、重くなって茎が倒れる。放っておくと倒れたところで芽を出してしまう。
わが家では縁の下に転がり込んでそこで育ったハマユウが頭がつかえてしまったのを、2年ほど前仕方なく抜いたことがあった。
根はしっかりとして深く、大作業となった。
地上部の成長は著しく遅く、なかなか大きくならない。気長な付き合いが必要な植物である。


撮影場所:自宅庭
撮影日:2017.07.29
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

今晩も、ブログはお休みをいただいております。
庭のハナユズとイチジクは、どちらも食卓に上っています。

撮影場所:舞岡ふるさとの森
撮影日:2017.07.07.29
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
本日も都合によりブログはお休みです。
写真1枚くらいはなんとか掲載いたします。

撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2017.07.06
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD F01 下の写真も同じ
今晩は都合によりブログはお休みです。

【ヒロハフウリンホオズキ】

撮影場所:近所
撮影日:2017.07.07.24
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
家の近くの駐車場と道路のコンクリートの継ぎ目のところでホオズキを見かけた。
黄色い花が残っているが、ほとんどが萎れている。

これは2年前に自宅の庭に出てきたのと同じだと、自分のブログを検索して下の写真を引っ張り出した。

撮影場所:自宅庭
撮影日:2015.09.15
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
ヒロハフウリンホオズキという。ナス科ホオズキ属だ。北アメリカ、熱帯アメリカから侵入し、いまでは全国に分布しているらしい。
【イヌホオズキ】

撮影場所:近所
撮影日:2017.07.07.24
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
ヒロハフウリンホオズキの隣り、コンクリートの割れ目では雨が少なく、枯れかけた葉と茎にこんな実が付いていた。
イヌホオズキの実だ。
そういえば…、と思い出す。確かに花が咲いていた。ただ、全体があまりにみすぼらしくて、撮影する気にならなかったのだ。今年の横浜はずっと雨が降らず、梅雨は名ばかりだった。
花の写真を撮っていないので、6月24日に小石川植物園で撮影した写真を代わりに掲載しよう。

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2017.07.06.24
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
小石川植物園で6月24日に撮影したイヌホオズキの花。ナス科ナス属だが、ホオズキの袋はできない。

近所で撮影したイヌホオズキの実は黒いが、こちらは1ヶ月前なので、実はできたばかりだ。
【ハダカホオズキ】

ついでだからハダカホオズキの写真を出そう。2015年11月16日に横浜自然観察の森で撮影したものだ。
フウリンの袋はそもそも萼が変化したものだと最近教えられたが、このホオズキは袋がなくて裸だからこのように名付けられたのだろう。ナス科ハダカホオズキ属。
実は2個ないし3個が一組で、小さいが目立つから見つけやすい。
【ハコベホオズキ】

もうひとつついでに、上の写真は小石川植物園で昨年9月27日に撮影したハコベホオズキの花。
区画割りされた標本園に咲いていたわけではなく、何も表示がないまま道端に勝手に生えていた。これでもナス科だが、ハコベホオズキ属だそうだ。南米から侵入し、東京、埼玉、千葉以西から中国地方に掛けて分布しているようだ。侵入経路は「植物園からの逸出」が疑われているようだ。
残念ながら、昨年は実を確認することができなかった。
【ヒゴタイ】(小石川植物園)

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2017.06.24
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
庭に植えられたこの植物を、私はルリタマアザミと教わった。
自宅の庭に植えた園芸種が小石川植物園にあるはずがない、と思っていたので、植物園の「ヒゴタイ」の札のところに咲いている白のルリタマアザミそっくりの植物を見て、どういうことか? 、と混乱した。
おまけに、ネットではルリタマアザミを検索すると「エキノプス」と出てくる。
【ルリタマアザミ】(自宅庭)

撮影場所:自宅庭
撮影日:2017.07.07
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
「エキノプス」は外国原産のこの種のキク科の植物の総称で、リトロ(E. ritoro)(和名:ルリタマアザミ)とスファエロケファルス(E.sphaerocephalus)の2種が広く栽培されているのだそうだ。
つまりは、エキノプスのうちのリトロがルリタマアザミなのだ。
スファエロケファルスというのは草丈2m 前後になる大型種だという。
色はリトロが白で、青いのは園芸品種。わが家では青と白と両方を育てているが、とくに青色に魅力を感じる。スファエロケファルスの色は白だけらしい。

撮影場所:自宅庭
撮影日:2017.07.09
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

撮影場所:自宅庭
撮影日:2017.07.12
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下2枚の写真も同じ
わが家のルリタマアザミを見ていると、この植物については必ずしも開花した状態が美しい、とは思えない。
開花直前の青く染まった状態でたくさん並んで風に揺れている、くらいが最も美しい、と感じる。


わが家では白いルリタマアザミも育てている。
【ヒゴタイ】(小石川植物園)

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2017.06.24
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
さて、いよいよ「ヒゴタイ」(肥後躰)だが、エキノプスが地中海沿岸など外国原産などに対して、ヒゴタイは日本の自生種だという。
Wikipedia に掲載されている写真の色は青。背丈1〜1.5m くらいの大株だ。
Wikipedia によれば「日本では愛知県、岐阜県、広島県と九州の特定箇所で見られる。九州中部の九重山から阿蘇山周辺の草原では、元々自生していたが、今では野生以外に種を蒔いて増やした株も見られる」とあった。

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2017.07.09
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
広島県神石高原町と熊本県産山村がヒゴタイをそれぞれ町の花、村の花に定めているそうだ。産山村にはヒゴタイ公園という公園がある。
絶滅危惧IB類(近い将来絶滅の危険性が高い種)に指定されている。

撮影場所:鎌倉・大巧寺境内
撮影日:2017.07.17
撮影機器:OLYMPUS E-M5 MarkII
レンズ:OLYMPUS M.30mm F3.5 Macro 以下同じ
マメ科コマツナギ属の落葉低木で、イワフジ(岩藤)またはニワフジ(庭藤)とよばれるらしい。
「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花」によると、分布は中部地方、近畿以西ということだ。野生の花はめったに見られない、と埼玉林業試験場で撮影した写真が掲載されていた。
写真は鎌倉の大巧寺で撮影したものだ。境内に配した大石を囲むかのように植えられており、丈は30〜60cm 程度なので、見下ろしての撮影だった。

7月17日、八幡宮境内の鎌倉国宝館で開催されている「常盤山文庫名品展2017」という展示を見にいったので、そのついでに、久しぶりに大巧寺に立ち寄った次第だ。

大巧寺を裏へ抜けて、「小町大路」を北(八幡宮方面)へ向かいつつ、目に付いた花を撮影したので下に写真を並べておきます。
(注意)小町通りではありません。
〈ノウゼンカズラ〉

撮影場所:鎌倉・小町大路
撮影日:2017.07.17
撮影機器:OLYMPUS E-M5 MarkII
レンズ:OLYMPUS M.30mm F3.5 Macro 以下同じ
〈ムクゲ〉


