【ヤブサンザシの実】(2016.10.21)

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2017.10.21
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
昨年の10月、小石川植物園でヤブサンザシの実の美しさを知った。数多くの木を見て憶えたが、春にはどんな花が咲くのだろう、と待ち構えていた。
【ヤブサンザシの花】(2017.03.19)

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2017.03.19
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
花はまあ、とくにきれいというわけではなかったが、かなりユニークだ。
本来のサンザシの花のように美しくないのは、サンザシがバラ科なのにヤブサンザシはスグリ科なのだから、まあ仕方がないだろう。
花弁のように見えるのは萼だそうで、花弁は小さくてふつうは見えない、という。

困るのは、いまになって詳しく調べたら、雌雄異株で雄花と雌花があるらしい。
写真は小さい(短い)雌しべが見えるけれど、これはしかし雄花だということらしい。雌花の写真は見つからない。
実がなっていたのを写真撮影したわけだから、同じ場所で撮影すれば、それは当然両性花だろう、と思っていた。

昨日はアブラチャンの記事で、「細部がわかる雄花の写真はまた来年」と書いたが、きょうはこのヤブサンザシの花で、「雌花の写真はまた来年」と書かざるを得なくなってしまった。
自分が馴染んでいない新しい植物は、まず自分の目で見て憶えようとしている。調べて学習するのは記事を書くときだ。知らない植物が多いのだから、こうしないととても憶えられない。幸い、季節はまた巡ってくる。また来年ヤブサンザシの花を観察する楽しみが増えた、と前向きに考えよう。