コチョウワビスケ(胡蝶侘助) 2017.04.17 -- 2

2017.04.17(23:35)

 「コチョウワビスケ(胡蝶侘助)」の記事を書こうとしています。
 しかし、そのためにはまず、「太郎冠者」について語らねばなりませんし、「数寄屋」についても触れる必要があります。
 その理由については、「NHK みんなの園芸」のサイトを引用しましょう。
 ————「太郎冠者」は、花色は紫みを帯びたピンクで、1月から4月に咲く早咲きの一重中輪。江戸時代から茶花として珍重されてきた。別名「有楽」。紫味を帯びた花色や、子房が有毛であることなど、中国のツバキの特徴も示すが詳細は不明。葯は退化して花粉をつくらないがタネをつける性質はあり、タネをまくと白芯の個体が生まれることが多いことから、「胡蝶佗助」「数寄屋」など数ある ワビスケツバキの母木であると推測されている ———

 すなわち「太郎冠者」(関西では「有楽」)は、数多い「ワビスケ」の母木である、というのですから、まずは先祖の「太郎冠者」の写真から掲載してみましょう。


【太郎冠者】

20140122 光則寺 太郎冠者

 撮影場所:鎌倉・光則寺
 撮影日:2014.01.22
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM

 上の「太郎冠者」の写真と、下の「数寄屋」の写真は、2014年に鎌倉の光則寺で撮影したものです。


【数寄屋】

20140122光則寺 数寄屋侘助

 撮影場所:鎌倉・光則寺
 撮影日:2014.01.22
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 さて、「数寄屋」と「胡蝶侘助」は、冒頭に述べましたようにワビスケの代表的な品種として「NHK みんなの園芸」のサイトに例示されています。この2品種くらいは知っておいてほしい、ということでしょうか。
 その「胡蝶侘助」を小石川植物園の椿林で見ることができました。


【コチョウワビスケ(胡蝶侘助)】

20170319 小石川植物園 胡蝶侘助1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.03.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 なお、小石川植物園をふつうに捜したのでは「胡蝶侘助」は見つかりません。
 札は幹に下がっていますし、「胡蝶侘助」は、一番奥の暗いところまで入って、「これは何というツバキか?」とひとつひとつ見て確認していかないと見つかりません。


20170319 小石川植物園 胡蝶侘助2

 ところで、ワビスケの定義ですが、下記のようにかなり狭義に限定する考え方もあるようです。
 ● 葯が退化して花粉を付けない。
 ● 「太郎冠者」の子孫である。
 花が小さくて、筒咲きのままで終わるツバキのことだろう、などといういい加減なことではないので、気をつけましょう。


20170319 小石川植物園 胡蝶侘助3

 そうはいっても、ワビスケも木が十分に大きく育つと、花が花粉を付けることもあるそうです。
 だから一番確実なのはワビスケの品種を憶えておいて、その品種名の札があるのがワビスケだ、ということになりますでしょうか。


20170319 小石川植物園 胡蝶侘助4


 なお、本日はこの記事の前にも「バイモ」の写真記事があります。

バイモ(貝母) 2017.04.17 -- 1

2017.04.17(11:45)

170328 こども植物園 バイモ

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2017.03.28
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 ユリ科バイモ属、和名は アミガサユリ ともいうそうです。
 乾燥させた鱗茎の粉末を生薬として、咳止めなどに使うそうですが、心拍数の低下など副作用もあるので量を間違わないようにしないと危険だそうです。
 観賞用として、私はこの立ち姿が気に入っています。


170328 こども植物園 バイモ2

2017年04月17日

  1. コチョウワビスケ(胡蝶侘助) 2017.04.17 -- 2(04/17)
  2. バイモ(貝母) 2017.04.17 -- 1(04/17)