イヌザクラ 2017.04.27 -- 1

2017.04.27(16:00)

170423 小石川植物園 イヌザクラ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.04.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 小石川植物園へ行くと、園内のただひとつの売店兼食堂で、いつもスマホと鉛筆を持って考え込んでいる方がいらっしゃる。毎日のように通われて、園内の新しく咲いた花の写真を撮り、Facebook に載せるのだが、必ず一句添えると決めていらして、その句に悩んでいるというわけだ。
 私は必ず声を掛けて、新しく咲いたお奨めの花の情報を教えていただいている。
 初めて咲いたソメイヨシノ、カタクリ、胡蝶侘助などの情報をこれまでいただいたが、この日(4月23日)はイヌザクラだ。
 入り口に近い大木なのだが、周囲をやはり大木が囲んでいて、木の下のほうまで入っていかないとなかなか気が付かない。見逃していた私は大助かりである。


170423 小石川植物園 イヌザクラアップ2

 さて、これでもバラ科サクラ属(ウワミズザクラ属)だ。ぱっと見た目はとてもサクラの仲間だとは思えない。
 近い仲間ではウワミズザクラのほうがよく知られ、好まれているようだ。


170423 小石川植物園 イヌザクラアップ3

 自分の撮影した写真を点検していて妙な違和感があるのは、花弁が落ちたり、反り返ったりしている花もかなりあるのに、雄しべはぴんぴんしてツンと伸びているからだろう。


170423 小石川植物園 イヌザクラアップ4

 調べてみると、バクチノキ、セイヨウバクチノキ、リンボクなどが、かなり紛らわしい様子の花を咲かせるらしい。このうち、セイヨウバクチノキは同じ小石川植物園の深い林の中で見つけた。
 セイヨウバクチノキの花はまた後日紹介したい。

 追記(18:30):サクラはサクラ属ひとつのみとする考え方と、
         昨日のニワザクラなどニワウメ属やウワミズザクラ属など、
         数多くの亜属をすべて1属とする考え方が併存するようです。
         後者の考え方に従えば、イヌザクラはウワミズザクラ属になります。
         (多摩NTの住人さんからご指摘があったので…)

ニワザクラ(庭桜) 2017.04.26 -- 1

2017.04.26(18:20)

170410 横浜イングリッシュガーデン ニワサクラ全体像

 撮影場所:横浜イングリッシュガーデン
 撮影日:2017.04.10
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 「庭桜」(ニワザクラ)の苗をかみさんがもらってきた。
 ニワザクラが咲いているところは横浜イングリッシュガーデンで見ているが、株立ちで、樹高はせいぜい1.5m 以下だから、庭などに植えて楽しむには適している。
 ただ、これはいったい何なのか? ほんとうにサクラなのか? という疑問があった。


170410 横浜イングリッシュガーデン ニワサクラ白1

 横浜イングリッシュガーデンでは細かいところまで観察できなかったが、かみさんが持ち帰ったニワザクラをよく見ると、短いが花柄がちゃんとある。
 それではやはり、こんなに小さい木でも、桜の一種なのだろうか。


170410 横浜イングリッシュガーデン ニワサクラ紅1

 中国が原産で「にわうめ(Prunus japonica)」の近縁種、室町時代にはすでに栽培されていた、との記載をあるサイトで読んだ。
 いや、しかし花柄があるなら梅ではないだろう、と執拗に調べた。


170410 横浜イングリッシュガーデン ニワサクラ白横

 バラ科サクラ属で、ニワウメも分類上はサクラの仲間だという。
 写真のニワウメは八重咲きで、私は八重咲きのものしか見たことがないが、一重の花もあるらしい。色は紅白あるのだが、かみさんは庭に白の花が多いからと、ピンク色のほうをもらってきた。
 来年は横浜イングリッシュガーデンのようにきれいに咲かせて楽しめるだろうか。


170410 横浜イングリッシュガーデン ニワサクラ白2

ヤブサンザシ 2017.04.25 -- 1

2017.04.25(13:20)

【ヤブサンザシの実】(2016.10.21)

161021 小石川植物園 ヤブサンザシの実と枝

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.10.21
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 

 昨年の10月、小石川植物園でヤブサンザシの実の美しさを知った。数多くの木を見て憶えたが、春にはどんな花が咲くのだろう、と待ち構えていた。


【ヤブサンザシの花】(2017.03.19)

170319 小石川植物園 ヤブサンザシ4

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.03.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 花はまあ、とくにきれいというわけではなかったが、かなりユニークだ。
 本来のサンザシの花のように美しくないのは、サンザシがバラ科なのにヤブサンザシはスグリ科なのだから、まあ仕方がないだろう。
 花弁のように見えるのは萼だそうで、花弁は小さくてふつうは見えない、という。


170319 小石川植物園 ヤブサンザシ2

 困るのは、いまになって詳しく調べたら、雌雄異株で雄花と雌花があるらしい。
 写真は小さい(短い)雌しべが見えるけれど、これはしかし雄花だということらしい。雌花の写真は見つからない。
 実がなっていたのを写真撮影したわけだから、同じ場所で撮影すれば、それは当然両性花だろう、と思っていた。


170319 小石川植物園 ヤブサンザシ1

 昨日はアブラチャンの記事で、「細部がわかる雄花の写真はまた来年」と書いたが、きょうはこのヤブサンザシの花で、「雌花の写真はまた来年」と書かざるを得なくなってしまった。

 自分が馴染んでいない新しい植物は、まず自分の目で見て憶えようとしている。調べて学習するのは記事を書くときだ。知らない植物が多いのだから、こうしないととても憶えられない。幸い、季節はまた巡ってくる。また来年ヤブサンザシの花を観察する楽しみが増えた、と前向きに考えよう。

アブラチャン 2017.04.24 -- 1

2017.04.24(15:40)

【林の中の雄花】

170319 小石川植物園林内 アブラチャン1

 撮影場所:小石川植物園・林内
 撮影日:2017.03.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下、カメラとレンズと撮影日は同じ

 3月19日、当ブログではいまだに写真のないクスノキ科の「アブラチャン」を小石川植物園で見つけた。
 ぱっと見て「これはきれいだ」と思ったのは林内で木漏れ日を浴びるアブラチャンだったが、事後にPC画面で確認してみると、イメージ画像としてはきれいだが、花の細部が見分けられない失敗写真ばかりだ。
 

170319 小石川植物園林内 アブラチャン2


【区画割りされた区画内の小木の雌花】

170319 小石川植物園林外 アブラチャンアップ1

 一方、きちんと区画割りされた中のアブラチャンの小木は、ふだんから日が当たりすぎるのか元気がなく、花が咲いた様子もいかにもぱっとしない。
 天候もそのときは薄日が射しているだけの状態で、見るからにつまらない写真が出来上がった。


170319 小石川植物園林外 アブラチャンアップ2

 ところが、PC画面で確認すると細部はきれいに写っている。なんともラッキーだ。

 写真を整理しているいまになって判明したのは、
 林内で細部の撮影に失敗したのは雄株の雄花で、区画内の小木で細部の撮影に成功したのは雌株の雌花だった、ということだ。


170319 小石川植物園林外 アブラチャンアップ5

 いずれにせよ、クスノキ科の花には、とくにアブラチャンの雌花には、「仮雄しべ」だとかオレンジ色の「腺体」だとかが附属し、構造が複雑な上に、色の構成は濃淡の黄色や淡緑色ばかりだから、細部を見分けられるように撮影するには、光や風などが最適であるなど「ツキ」が必要だ。

 雄花の細部がよくわかる写真はまた来年ということにせざるを得ないが、もはや仕方がない。

平野白 2017.04.23 -- 1

2017.04.23(22:20)

170422 自宅庭 平野白

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2017.04.22
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 ツツジとシャクナゲの交配種はシャクナゲと呼ぶのか、ツツジと呼ぶのか ?
 横浜の平野重一氏がこの交配種の世界でよく知られた方だと21日の記事の中で書きましたが、かみさんによると、なんと、わが家のシャクヤクも平野重一氏が作出した品種だそうです。
 品種名は「平野白」と単純明快。
 わが家に「セリバヒエンソウ」をくださった根岸外人墓地門前のSさんが、販売会で「平野白」を強く推した、ということのようです。


170422 自宅庭 平野白2

 ところで、シャクナゲ(ホンシャクナゲ)は日本の山地に自生する種類をいい、西洋シャクナゲは欧米に渡ってから改良された園芸品種の総称をいうそうです。
 西洋シャクナゲはざっと一千種類以上はある。
 一般的に栽培の容易なのは園芸種の西洋シャクナゲなので、一般家庭や公園で見られるのは西洋シャクナゲだそうです。
 「平野白」も西洋シャクナゲの一種類、ということになります。


170422 自宅庭 平野白3

 わが家は陽当たりがよすぎるのか、「平野白」は葉焼けを起こしがちで、いまひとつ元気がありませんでしたが、今年は急に花数が増え、元気に咲いています。

アマドコロ 2017.04.22 -- 1

2017.04.22(18:20)

170417 自宅庭 アマドコロT

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2017.04.17
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD F012

 ユリ科アマドコロ属。わが家の花壇です。
 今年はたいへん勢いがあります。

 上の最初の1枚のみ TAMRON の35mm 固定焦点レンズです。
 広角なので、ダイナミックな画面になります。
 2枚目以降は CANON の100mm 固定焦点レンズ。落ち着いた画像になります。


170417 自宅庭 アマドコロ

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2017.04.17
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
以降日付のみ記載します。

 朝のうちしか陽の当たらない北東向き花壇ですが、アマドコロにはそれが居心地よいようようです。
 冬のあいだは消えて地下茎で越冬しますが、春になると出てきます。


170419 自宅庭 アマドコロ

 撮影日:2017.04.19

 茎を触ると、盛り上がった稜線が走っており、ナルコユリとの判別に使われています。
 根茎に甘みがあり、根茎を採取、日干しにした生薬名を萎蕤(いずい)といって、滋養強壮に効くとされているようです。


170420 自宅庭 アマドコロ1

 撮影日:2017.04.20 以降すべて20日の撮影


170420 自宅庭 アマドコロ2


170420 自宅庭 アマドコロ3


170420 自宅庭 アマドコロ

 好きな植物ですので、ついつい枚数が多くなります。


 季節柄、記事の更新をかなり早めています。
 この記事の前に、「吉野」と「黒潮」〜ツツジなのか シャクナゲなのか、という記事があり、その前には、ヤドリギ、テンダイウヤク、フジザクラ などの記事があります。

「吉野」と「黒潮」〜ツツジなのか シャクナゲなのか

2017.04.21(21:20)

【横浜イングリッシュガーデンの「吉野」】

170328 イングリッシュガーデン 吉野

 撮影場所:横浜イングリッシュガーデン
 撮影日:2017.03.28
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 横浜イングリッシュガーデンで「吉野」というツツジがたくさん植えられていて、3月だというのに早咲きできれいだな、と感心していました。


170328 イングリッシュガーデン 吉野2


【横浜市こども植物園の「吉野」】

170328 こども植物園 吉野

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2017.03.28
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 ところが 横浜市こども植物園にも「吉野」があって、こちらでは「ツツジ」ではなく「シャクナゲ」に分類されているのです。


170328 こども植物園 「吉野」の立て札

 それで私は調べ始めましたが、どうも横浜に平野重一さんという方がいらっしゃって、シャクナゲとツツジの交配種を手掛けているらしいのです。


170329こども植物園 平野重一氏のの立て札

 朝日新聞社の『花おりおり』には次のように記載されています。
 ———— ソメイヨシノの咲く頃に満開、それをイメージし、作出者の平野重一さんが「吉野」と命名。雲南のスカブリフォリウムにゲンカイツツジを1968年に交配、育成した。母親に似て常緑で、花弁は切れ込む。80年に種苗登録、2002年にはオランダのフロリアードで金賞。------


【横浜市こども植物園の「黒潮」】

170418 こども植物園 黒潮1

 撮影場所:横浜イングリッシュガーデン
 撮影日:2017.04.18
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 4月18日には、今度は こども植物園で「黒潮」という品種を見つけてしまいました。


170418 こども植物園 黒潮の立て札

 園芸ネット本店の販売サイトに書かれている記事によると、
 「黒潮(くろしお)はツツジの仲間では珍しい青紫色の花を咲かせる中低木の小輪系シャクナゲです。丹那ゲンカイツツジとクレーターレイクの交配種」
 ……ということで、販売業者によってはブルーツツジとして販売していたり、シャクナゲとして販売していたり、いろいろのようです。


170418 こども植物園 黒潮2

 どうやら、よく販売されている「吉野」も「黒船」も、「春一番」や「さざなみ」といった品種も、平野重一さんが作出されたもののようです。


〈参考〉ゲンカイツツジ(2017.03.19)〜「吉野」の片親(に近い)品種

170319 小石川植物園 ゲンカイツツジ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.03.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 あまりよい写真ではありません、ご免なさい。ないよりはよいだろう、ということで。

 
 季節柄、更新のペースを加速しています。
 この記事の前には、ヤドリギ、テンダイウヤク、フジザクラ、ダイサギ、カタクリなどの記事があります。

2017年04月

  1. イヌザクラ 2017.04.27 -- 1(04/27)
  2. ニワザクラ(庭桜) 2017.04.26 -- 1(04/26)
  3. ヤブサンザシ 2017.04.25 -- 1(04/25)
  4. アブラチャン 2017.04.24 -- 1(04/24)
  5. 平野白 2017.04.23 -- 1(04/23)
  6. アマドコロ 2017.04.22 -- 1(04/22)
  7. 「吉野」と「黒潮」〜ツツジなのか シャクナゲなのか(04/21)
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