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庭の八重咲きの房咲きスイセン 2017.1.26 -- 1

2017.01.26(21:50)

170113 自宅庭 房咲き日本水仙1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2017.01.13
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 1月13日の記事でわが家の白い房咲きスイセンが学名「Narcissus Papyraceus」(英名:Paper White)と判明した、と書いた。
 それなら、写真のもうひとつの八重の房咲きスイセンも名前を調べてみよう、と考えた。

 しかしスイセンについてはしっかりと書いているサイトも書物も少なく、調査は難しかった。
 苦しんでいるうちに、「The Plant List」という英語のサイトを見つけた。

 ここは国際的に有名な植物園(たとえば英国の Kew Garden) などと協力しつつ、all known plant species(すべての知られた品種)をデータベース化して、整理している。
 正式品種名として受付された名称とそうでないものとを分類し、表示している。

 ちなみに スイセン「Narcissus」を検索すると、830種の plant name が登録されており、正式品種名として accept されたものは太字になっていて、太字の品種はクリックすると、その類似種の学名一覧も表示される。
 13日の記事の「Narcissus Papyraceus」の正式学名は、「Narcissus Papiraceus Ker Gawl」で、その下位分類品種としても3種の登録があった。


170113 自宅庭 房咲き日本水仙2

 私は、ニホンスイセンは 「Narcissus tazetta」の下位分類品種の「Narcissus tazetta Chinensis」であると知っていたので The Plant List を検索してみると、「Narcissus tazetta L.」がどうやら登録名らしい。
 「L.」の意味はわからない。ニホンスイセンはどうやら「Narcissus tazetta subsp. chinensis (M.Roem.) Masam. & Yanagih.」が登録名で、「chinensis」の意味は「中国の」ということであるらしい。
 「subsup.」は下位分類の略であるので、ニホンスイセンは「Narcissus tazetta」の下位分類品種の中国のスイセンだ、という学名のようだ。
 実際に、ニホンスイセンは地中海原産で中国を通じて渡来したのが野生化したものだ、といわれている。
 「(M.Roem.) Masam. & Yanagih.」はよくわからないが、命名に絡んだ学者の名前ではないだろうか、と推測している。

 ある日本のサイトでは、tazetta は「房咲き」の意味だと書いてあるがこれは間違いで、「『小さなコーヒーカップ』状の副花冠があること」を指している(ラテン語またはイタリア語)ようだ。事実上は房咲きスイセンのこと、と言っても差し支えはないようである。
 わが家の庭の房咲きスイセンは、結局「Narcissus tazetta L.」 に分類されるスイセンの一種か、あるいは その下位分類のニホンスイセン「Narcissus tazetta subsp. chinensis (M.Roem.) Masam. & Yanagih.」の八重咲き変種なのであろう。

 くどくどと書いたが、じつは「The Plant List」という便利なサイトを見つけた、と喜んでいる、と書きたかった。ここからは Wikispecies や Google Images ほか、各国の著名植物園のサイト、データ等にジャンプできるようになっている。
 更新をサボっているが、上のような探索をやっていると、時間は飛ぶように過ぎ去っていく。しかし、決して無駄に過ごしているわけではないのである。


2017年01月26日

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