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「唐子咲き」のツバキ

2017.01.08(09:45)

160106 環境支援センター 卜半

 撮影場所:横浜市環境支援センター
 撮影日:2016.01.06
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 「唐子咲き」は花芯の雄しべ全体あるいは葯が小さな花弁に変形したツバキのことをいう。
 文字で説明してもよくわからないのは当然で、つまりは写真ような咲き方のツバキのことだ。
 昨年はここ(横浜市環境支援センター)の「唐子咲き」のツバキ( おそらく「卜半」という品種)を1月25日に撮撮影した。すでに花弁が傷み始めていて、残念ながらよい写真にならなかった。
 今回の写真は1月6日のもの。もう一人前の唐子咲きで、美しい姿を見ることができた。

 「唐子」とはいったい何なのか。
 「中国風の衣装を着て、髪の毛を頭の上や左右で結い、それ以外の毛を剃り落とした子どものことを、日本人の目から見て言った言葉」のことだ。頭の左右にわずかに髪を残し他を剃る江戸時代の幼児の髪形ほ表す場合もある、という。 
 おそらくは、「唐子人形」のイメージがあって、その衣装や頭の様子が「卜半」などの雰囲気を連想させるのが語源ではないか、と私は考えている。


160106 環境支援センター 卜半横

 ちなみに、「唐子咲き」には花弁が赤、花芯も赤のものもあり、「紅唐子」という品種がよく知られている。
 花弁が赤、花芯が白のものは「卜半」がよく知られている。写真のツバキもおそらく「卜半」だろう、と思う。

 ツバキは、品種にもよるが、開花するとすぐに、早いものは開花する前から花弁が傷み始めるものもあるので、美しい花を観賞するのはむずかしい。また、「唐子咲き」のツバキはめったに植えられていない。
 このような美しいツバキの花を眺められるのは、冬の寒気の中で暖かい陽射しが注いでいる午前中。そんな日のツバキは堂々として、高貴な味わいを感じることができる。

2017年01月08日

  1. 「唐子咲き」のツバキ(01/08)