
撮影場所:小石川植物園
撮影日:2016.08.31
8月31日と9月27日、小石川植物園で変わった植物を見つけました。
太い茎が真っ直ぐ上に伸びて、50〜80cm くらいのところで真横へ5本くらいに枝分かれ、放射状に伸びている姿は、ほかの植物には見られない特徴です。
放射状に分かれたそれぞれの枝の葉腋に、花弁のない黄色い頭花だけの花が下向きにひとつずつ付いて並んでいるのも妙な姿。
多摩NTの住人 さんのブログで見て、これが「ヤブタバコ」なのだ、と気が付きました。キク科ヤブタバコ属です。

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2016.09.27 下の写真も同じ
8月に撮影した、頭花がまだ黄色い写真はわずかに一枚。
でも、9月27日には大きく成長していて、その代わり、頭花にはやや枯れ始めたものも目立ち始めていました。


撮影場所:小石川植物園
撮影日:2016.10.21 以下同じ
ここからは10月21日の写真です。


そのまま受粉して実になるのだろうと思っていましたが、10月、11月になってもほとんど変化はありません。色がくすんで、いかにも「もう終わりだ」という感じになるだけ。
ネットで調べると、12月になれば、小さな剣山をひっくり返したような形の実になるようです。

薬草として使われたり、ひっつき虫になったり、いろいろな特徴があるらしいですが、今年初めて名前を知り、観察を始めた植物ですので、詳しいことはまた次の機会に。
この植物を一度「ヤブタバコ」だと認識してしまうと、11月初旬には本牧山頂公園の藪の中でも見つけましたから、結構その辺に生えているのではないか、と思います。ただ、目立つ花が見えないから気が付かないだけ。
なお、葉がタバコの葉に似ているから…、という命名のようで、タバコとは何の関係もありません。
《私の「思い出の一枚」〜 スパンキー》

撮影場所:根岸森林公園
撮影日:2004.11.13
撮影機器:KONICA MINOLTA DIMAGEA2
上の写真は12年前、2004年11月13日のスパンキー(8歳)。わが家の子どもたちと一緒に育った家族の一員でした。