
撮影場所:横浜市・舞岡公園
撮影日:2016.10.31 2枚目も同じ
「ガマズミミケフシ」というらしい。ガマズミミケフシタマバエの寄生によりできるという。
舞岡公園で昨日のガマズミの写真を撮っている際に見つけた。

ここで少し整理をしておくと、虫こぶ(虫えい)の名称は「植物の名前+虫えいのできた場所+虫えいの形+"フシ”」と名付けるというルールがあるそうだ。
今回は「ガマズミ」「実」「毛」「フシ」だろうか。
だが、ときどき「何だか当てはまらないのではないか」と思うものもある。
いままでにブログに掲載した虫こぶを下の並べてみた。
【ヌルデの虫こぶ 〜 五倍子 または ヌルデノミミフシ】

撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2016.10.12
ヌルデの場合、ヌルデシロウブラムシが寄生して作るこの虫こぶを、どうして「五倍子」(読みはゴバイシあるいはただフシと読む)だけで済ませてしまうのか。
生薬の名前がそのまま慣習で使われているのだろうか。
正式名はたぶん「ヌルデノミミフシ」がそれなのだろう。ただ「ノ」「ミ」「ミ」をどう解釈するのかがよくわからない。
【エゴノキの虫こぶ 〜 エゴノネコアシフシ】

撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2016.06.17
エゴノキの場合、写真のエゴノネコアシアブラムシが作る虫こぶは「エゴノネコアシフシ」だが、「ネコアシ」は「猫足」だろうか。その前に付ける「虫えいのできた場所」というルールはどうなったのだろう。
【ヨモギの虫こぶ 〜 ヨモギハ

撮影場所:横浜自然観察の森
撮影日:2015.11.16
ヨモギの虫こぶ「ヨモギハシロタケマフシ」は「シロタケマ」がどうもよくわからない。
虫こぶの情報となると、「日本原色 虫えい図鑑」というのがあるらしいが、私は持っていないし、ネットではいろいろな方が写真を掲載しているが、おそらく、当ブログも含めてほとんどは他のネット情報からの引用と思われ、脱字とか情報の混乱とか…、何が正しいのかよくわからなくなっている。
《追記》ヨモギシロタケマフシ → ヨモギシロケタマフシ でした。
ミスタイプがそのままネットで広まったものと思われます。