
撮影場所:小石川植物園
撮影日:2016.08.31以下同じ
ヨウシュヤマコボウというと、私の頭の中では「放置された空き家の庭」「放置された空き地」などと結びつき、イメージはかなり悪いです。
しかし、横浜の住宅地では開発が進み、ブログを始めた頃とくらべるとヨウシュヤマゴボウがなかなか目に付かなくなりました。
今年の夏は、「久しぶりにできるだけ派手で毒々しい姿を撮ってやろう」などと思いましたが、なかなかそういう姿に遭遇しません。そうして撮影した中では、これが一番派手で目立つヨウシュヤマゴボウでした。
開花の初期に花を撮るとけっこう美しいのですが、今回はこちらの路線でいきたい、と思いまして…。

北アメリカ原産の多年草で、明治初期に渡来しました。
ゴボウと名が付いているからといって、毒があるので食べられません。それもかなりの猛毒だそうです。果実を潰した赤紫色の汁が色濃いので、子どもたちの色水遊びに使われ、米国では ink berry と呼ばれているそうです。

ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属。