【白花のモミジアオイ】

撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2016.08.18
白花のモミジアオイを横浜市こども植物園で撮影してきました。
これにわが家の紅白のフヨウの写真と、横浜市環境支援センターのスイフヨウの写真を加え、昨日の記事を少し補足することにしました。
まず、モミジアオイは宿根草です。つまり「草」です。
【アメリカフヨウ】

撮影場所:自宅庭
撮影日:2006.08.12
撮影場所:自宅庭
撮影日:2006.08.12
撮影機器:Olympus E330
アメリカフヨウも宿根草です。「草」です。
わが家で上の写真のアメリカフヨウが見つからなくなってしまったのは、たぶん庭をいじったときに根を掘り出してしまったのでしょう。草ですからね。
なお、昨晩の記事は記憶を根拠に書いておりましたが、当時このアメリカフヨウの直径を巻き尺で計測しておりまして、26.5 cm と記録してありました。
【自宅庭の紅白のフヨウ】

撮影場所:自宅庭
撮影日:2016.08.08
フヨウは「木」です。わが家にはフヨウの木が3本あり、そのうち一番大きな木は、冬にどれほど徹底的に刈り込んでも、夏になれば高さ2m以上、横幅2m 以上に成長します。
夏のあいだ、毎日数多くの花を咲かせ続けます。

ただし、上の白いフヨウは1日ひとつかふたつの花。
ウッドデッキの邪魔になるので、私が7月にかなり枝を伐ったせいです。
【スイフヨウ(酔芙蓉)】

撮影場所:横浜市環境支援センター
撮影日:2016.08.18
スイフヨウは「木」です。
上の写真の撮影時刻は11時30分頃なので、前日のつぼみも見えるように画面に入れました。
ちなみに、ムクゲも「木」です。
また、「フヨウとムクゲの違いがわからない」という方がときどきいらっしゃいますが、花のシベのかたちを見てわからなければ、葉の形を見ると、これはまったく違います。
ハイビスカスは低木です。つまり「木」です。
前回の記事の本牧和田公園の向かいのお宅のモミジアオイは、ハイビスカスの仲間のブッソウゲと花がよく似ていますが、ハイビスカスやブッソウゲは、葉の形がモミジアオイとは違います。
また、ブッソウゲの花弁の付け根のところは、じっくり観察したことはないですが、モミジアオイの花弁の付け根のところのような大きな隙間はないと思います。

撮影場所:本牧神社
撮影日:2016.08.07
わが家に最も近くて比較的名が知られている神社というと「本牧神社」があります。
旧称「本牧十二天社」といい、昔の横浜はまだ埋め立てられてはいなかったので 江戸湾の航海安全と地元の守護神として信仰されていました。
場所は「新本牧公園」(本牧和田公園)の正面にあって本牧山頂公園の尾根を背負い、海岸のほうを向いています。
写真は本牧山頂公園から下りてくる途中に撮影したもので、本牧和田公園が見えています。

撮影場所:本牧和田公園付近
撮影日:2016.08.07 以下同じ
この本牧和田公園のもっとも本牧神社寄りの東側に、毎夏モミジアオイを数多く咲かせるお宅がありまして、私はこちらのお宅のモミジアオイを楽しみにしています。


わが家の南西隣りのMさん宅のモミジアオイがもっとも一般的なモミジアオイだとすると、こちらのモミジアオイは花の様子が少し異なります。何かの交配種かも知れませんがモミジアオイは園芸種も多いらしいので詳しいことはわかりません。
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《参考》自宅南西隣りMさん宅のモミジアオイ

撮影場所:自宅隣りMさん宅
撮影日:2016.08.04
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撮影場所:本牧和田公園付近
撮影日:2016.08.07 以下同じ
上は、ふたたび、本牧和田公園隣のお宅のモミジアオイの写真です。

こちらのお宅にはアメリカフヨウらしき花もあります。
「ヤサシイエンゲイ」によりますと、アメリカフヨウは北アメリカ原産、冬を越して毎年花をさかせる宿根草で、草丈が1〜2m になる大型の植物で、代表的な園芸品種に、日本で改良された「サウザンベル」があります」と書かれています。サウザンベルは花の大きさは30cmに達する巨大輪種だと書かれているので以前わが家で咲いていたアメリカフヨウはこれだったかも知れません。旧玄関前のややこしい位置にあったので、庭の大改造のとき、よくわからないうちに処分してしまったようです。

こちらのアメリカフヨウは、以前わが家にあった花よりはやや小さめに感じます。
わが家にあったのは大きめのフライパンくらいの花でした。こちらは直径25〜27cmくらいの感じです。

また、おもしろいのは、アオイやフヨウの仲間の花に合わせたのでしょうか。色とりどりの風車を庭に配置して楽しんでいらっしゃるようです。

撮影場所:自宅庭
撮影日:2016.08.13 以下同じ
さて、シンテッポウユリですが、この記事には開花のいろいろな段階の花が写っています。
そのどれもが、すべて自宅の庭で同じ8月13日に撮影したものです。
それだけたくさんの花が咲いています。
ちょうどひと月前は、オニユリがこんな感じでした。オニユリの場合は一株の花付きが多いので、ピークに達したときは庭に約90輪のオニユリが咲いていました。ひとつふたつの数え違いはあるかも知れませんが、けっして適当に数えたわけではありません。
シンテッポウユリの数は、14日朝現在で、33輪でした。











撮影場所:JR相模原駅ビル「セレオ相模原」4F 相模原市市民ギャラリー
撮影日:2016.08.12 (新聞記事を除く)
撮影機器:iPhone6
8月6日から28日まで、相模原市市民ギャラリー(駅ビルセレオ相模原4F)で「遠藤彰子の世界展」が開催されている。
じつは横浜美術館にもこの画家の「街シリーズ」の収蔵品があり、私は遠藤彰子さんの空間表現のおもしろさに心を奪われ、縁があれば他の作品を見てみたい、と機会をうかがっていたのだった。

遠藤彰子さんの空間表現というのは、近景から遠景までがダイナミックに繋がっていて、上下の感覚が曖昧で上と思えば下、下と思えば上とというふうに、彼女の世界では重力の法則でさえ曖昧に、上下左右が自由自在に繋がり、描かれる街の中では登場人物や動物たちが、歩いているかと思えば浮遊していたり、そんな空間表現なのである。

そして、描かれる画面は縦3.3m、横はそのその数倍はあるのだから、絵の前に立てば彼女の世界に引き込まれてしまいそうに圧倒される。その大画面に、「描き残しはイヤだ」とばかりに隅々まで人物や動植物、建物などが描き込まれている。

8月10日の日経新聞の夕刊「創 クリエーター」の記事によると、描かずにはいられないこの性分は初めは美大の教官から嫌われ、いまではこの画家の強力なエンジンとなっている、という。
本人の言葉によると「現実に何かが欠けている感じが常にある」ので、それを埋めるように描かずにはいられないのだそうだ。

一方でこの画家の絵の私の楽しみ方は、絵の中のこの階段を登り、この通りに出て、この人の横を通り、上を眺め…、というふうに、彼女の世界の中を歩くことを想像して眺めている。そんなふうにして捜せば、何かおもしろいこと、何か自分が捜しているものが見つかりそうな気がするからだ。
つまり、私は何か見つかりそうな混沌とした世界が好きなのであり、彼女は現実の世界の欠落感からそれを埋めようとして混沌とした世界を描いているということなので、その結果、画家と鑑賞者である私の望むところはぴたりと一致していることになる。

「街シリーズ」のあとの遠藤さんの世界には、オオカミとか大蛸とか蜘蛛とか、奔馬とか、いろいろと気味の悪い動植物が多数登場し、彼女の世界は街から離れて幻想的な世界へと向かっているようだ。(上の写真は作品の一部分)

その中には多数の人間たちが登場するのだが、そんな世界でもかまわず人々は飲み食いし、恋人たちは踊っている。母子像もよく登場するが、母と子は大蛸の起こす波に揉まれたり、大きな木の枝の上で孤立したりしながらも「わあ、すごいね」と、混沌とした世界を見つめ、楽しんでいるように見える。(上の写真は作品の一部に登場する母子像)
画家の描く世界を目の前にしている私は、だからそうした絵の中の母子に共感を覚え、母子と同じように遠藤さんの描く世界を楽しんでいるのである。
遠藤彰子さんのプロフィール:1947年東京都生まれ、武蔵野美術短期大学卒業。1969年に相模原市にアトリエを構えたことから、同市の収蔵品が多数あることに繋がっているらしい。
なお、この展示はカメラ撮影自由となっていました。

撮影場所:横浜市環境支援センター
撮影日:2016.08.04 以下同じ
8月4日、横浜市環境支援センターでみつけたこの花を、「いったい何だろう? 」と真剣に悩んでいました。
おかしい! この花を知っているぞ、という既視感に悩んだ末に「なんだ、クコじゃないか」と気が付くまで数日が経過していました。
私がいままで見ているクコは、背丈がせいぜい30〜40cm で、イメージとしては草本なのです。まさかこんな背丈約2m、大きなトゲがある木だというイメージがまったくなく、思わぬ盲点でした。

ナス科クコ属の木本だそうです。
漢方や民間薬に古くから用いられており、平安時代には貴族の間で愛用されていたそうです。
Wikipedia によれば、クコの果実、根皮、葉は、それぞれ枸杞子(くこし)、地骨皮(じこっぴ)、枸杞葉(くこよう)という生薬。
つまり、夏には若い葉を日干しにして煎じて飲むと高血圧に効き、秋に根の皮を採取して「地骨皮」(じこつひ)として消炎・利尿に、果実はクコ酒として疲労回復に効能があるそうです。(薬草カラー図鑑/主婦の友社より)

朝日新聞の「花おりおり」によると、かつてはブームになって万能薬のように騒がれたとか。滋養強壮に効くとのことで、果実は赤い色で目立つし、いまでも薬膳料理に欠かせない存在だそうです。
《参考》クコの実

撮影場所:根岸森林公園
撮影日:2015.11.29
撮影機器:iPhone6
そういえば、ほら、中華料理のデザートの杏仁豆腐に干した実が必ず付いてきたり、みなさんも口にしたことがあるはずです。


撮影場所:上野の森美術館
撮影日:2016.08.09 すぐ下の写真を除きすべて同じ
撮影機器:すべて iPhone6
ポール・スミス展が7月23日から8月23日まで、上野の森美術館で開催されています。
イギリス生まれのポール・スミスは16歳でノッティンガム(イングランドのほぼ中央部)にある服飾の倉庫で働き始め、アート・スクールに通う学生たちと親しくなり、24歳の頃裏通りにわずか3m 四方の小さなショップを開いたのがデザイナーとしてのスタートだったそうです。
いまはこんなおじさんで、70歳。

撮影場所:自宅
撮影日:2016.08.11
日本では男性向けの小物(財布など)を中心に販売し、私自身も愛用しています。

縞模様がとくに知られていて、これは MINIの デザインを担当したときのもの。ひと目見ただけでポース・スミスのデザインだとわかります。
今回さまざまな彼のデザインを見せてもらいつつ、その特徴をどう表現しようかと思いましたが、原色に近い色を使うことも多いのに、どこか英国風の品のよさが漂って落ち着いたデザインになっているのが感じられます。

たとえばこれはマハラムという布地メーカーと椅子用の布地をデザインしたもの。

男性向けのファッションもこんな感じになります。「伝統と現代性の共存」と、この展示のホームページにはコメントされていました。


これはポール・スミスの事務所のデザインルームを再現した部屋。ここでスタッフたちが働いています。
下は彼自身の仕事部屋を再現したもの。

ポール・スミスは常にカメラを持ち歩いて、気に入ったシーン、もの、シチュエーションは片っ端から写真を撮って記録を残しておく、それが彼のインスピレーションの元なので、彼の部屋もまるでおもちゃ箱をひっくり返したような、こんな部屋になるのだそうです。

evian の瓶のデザイン。
彼が撮影した写真も数多く紹介されていましたが、「ははあ、なるほど…」と、このデザイナーの目の付けどころ、センスのよさを納得させる内容でした。

「画一的になるのはイヤだ」ということで、世界各地のショップには統一的な規格は何もなく、現地を歩いてイメージを膨らませ、それぞれの場に適したショップ・デザインとなっているそうです。
今回の展示は京都国立美術館でも7月18日まで開催されていたので、当ブログの常連さんでは FREUDEさんがご覧になっているはず。東京・上野のあと、名古屋の松阪屋美術館へも巡回の予定です。
なお、この展示は、すべて撮影自由となっていました。

撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2016.08.04 以下同じ
横浜市こども植物園によると「オオホウシバナ(大帽子花)」の説明は次のようになる。
ツユクサの栽培変種で「アオバナ」と呼ばれる。
江戸時代から京友禅の下絵を描くために使われる「アオバナ紙」の染料として利用されてきた。
花弁の色素でアオバナ紙を染めておき、それを水に浸してアオガミ液をつくり、これで青い色を描くのだという。
琵琶湖南部や草津市の特産物として栽培され、草津市の花になっているそうだ。名古屋友禅、加賀友禅にも使われる。

どこが違うかというと、ツユクサに比べれば明らかにひとまわり大きい。
わが家のような特殊な環境だと、ツユクサは平気で背丈50cmを越えるけれど、花のサイズまでは大きくならない。花色が一般のツユクサよりやや淡く、花弁のサイズが大きいが、花びらの厚みが薄いのか、皺がよるようだ。
ちょっとした違いなので、目をとめてよく見ないと見過ごしそうだが「何だか変だぞ」と思って見つめればあきらかにツユクサとは違う。

花が3枚とも右向きになってしまったが、左向きの花によいモデルがなく、よく撮れなかった。
San Poの会はリーダーの都合でしばらくの間は「ちょっと美術展などを見にいく」程度の活動になっている。
昨日は竹橋の国立近代美術館へ「近代風景~人と景色、そのまにまに~」(奈良美智がえらぶMOMATコレクション)、そのほかコレクション展 を見にいき、九段下で懇親会を開くというコースだった。
土日でも平日でもかまわない私は、自分の美術展めぐりに加えてすべて参加しているので、この夏はずいぶんと数多くの美術展を見にいく結果となっている。