【ノカンゾウ】

撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2016.06.07 以下同じ
2011年の11月に本牧のマンションの植え込みでノカンゾウではないか、という花を撮影したとはあります。
しかし、ヘメロカリスの名前で似たような多種多様な色の花が園芸種として出回っているので、確信は持てないままでした。
「これがノカンゾウだ」と今回はっきり言えるのは植物園の札という後押しがあるからで、当ブログでは初めての「ノカンゾウ」になります。

ヤブカンゾウなら住居地の周辺にはたくさんありますが、雄しべの八重化が途中で止まったようなごつい花なので、すっきりした美しさを求めるならノカンゾウ。逆に、野生の逞しさを感じたいならヤブカンゾウを好む、というところでしょうか。

1、2枚目のノカンゾウの写真にたくさんのドクダミが写り込んでいるので、ついでですが、ドクダミの仲間たちの写真を出します。
【ドクダミにもいろいろ…】

撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2016.06.07
八重咲きの花というと、ふつうは雄しべが花びらに変わったものが多いですが、ドクダミの花弁に見えるのはもともと総苞片ですから、総苞片が八重咲きのように変化しているもの、といいましょうか。花弁は最初からありません。
楽 さんのブログ「楽のデジカメ散歩Ⅱ」の6月7日の記事に、美しいマクロ写真がありますのでこのような写真を出すのは気が引けますが、下の写真へと続く話の成り行きですのでご容赦を。

撮影場所:横浜イングリッシュガーデン
撮影日:2016.06.09
上は6月9日に横浜イングリッシュガーデンで撮影したドクダミの園芸種です。
園芸の世界というのは、ここまでやるのか、と驚きます。私の美的センスからいうと、ふつうのドクダミのほうがずっと美しい。むやみに繁殖して庭に拡がるので嫌っておりますが、特定の範囲から逸脱しないという前提なら、庭の一画で梅雨の時季の花として観賞するのもいいじゃないか、というのが、ふつうのドクダミについての感想です。