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ウメノキゴケ 2016.02.15 -- 1

2016.02.15(18:10)

160210 浄妙寺 ウメノキゴケ

 撮影場所:鎌倉・浄妙寺
 撮影日:2016.02.10

 これをウメノキゴケというらしい。
 「灰緑色の葉状地衣類で、樹皮や岩に着生する」とあるから、いわゆる苔(コケ)とは別物らしい。
 地衣類というのは、「菌類に属するけれども藻類が共生している」のだという。

 ウメノキゴケは梅の木の害になるのかならないのか、諸説あるようだが、園芸の上では珍重されているように思う。
 たとえば尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」の梅にも幹にウメノキゴケが着生しているのが見られるように、梅にウメノキゴケが着生していれば、古木として風格が出て、いかにも梅の木らしく見える。
 琳派の絵などは、けっして写実画ではなく、現代風に言えば二次元のイラストレーションあるいはデザイン画に近いもので、描かれた枝振りの特徴とウメノキゴケの付着している様子とが、まさしく描かれた木が「梅の木」であることを主張しているように見える。
 写真は鎌倉・浄妙寺の梅の幹の様子で、鎌倉時代からの古い寺院によく似合っている。
 ちなみに、浄妙寺の創建は1188年とされており、鎌倉幕府の成立は、現在では1192年よりも早く1185年という説が有力で、学校でもそのように教えているらしい。


《2013年2月22日の 浄妙寺》

130222 浄妙寺 白梅

 撮影場所:鎌倉・浄妙寺
 撮影日:2013.02.22 以下同じ

 今回(2月10日)、浄妙寺の梅の花は著しく傷んでいたので、この写真は2013年2月に撮影したものを参考に掲載した。


130222 浄妙寺 白梅と本堂


130222 浄妙寺 紅梅白梅と本堂

 最近の私は、以前のようによい被写体を求めて歩き回るということをほとんどやっていない。
 その代わり、ボケのトゲとか、サンシュユの樹皮とか、サルスベリらしき実だとか、今回のウメノキゴケだとか、気になれば調べて記事にしている。感心のあり方が少し変わり、写真撮影にはあまり熱心ではない。
 写真がなければ過去の写真を引っ張り出してご覧いただいている。
 時間を割いているのは、数学とか美術史とかの地味な学習や、体力作りのほうだ。
 日々の地道な勉強から、何かブレイクスルーが生じるのを期待している。

2016年02月15日

  1. ウメノキゴケ 2016.02.15 -- 1(02/15)