
撮影場所:本牧山頂公園
撮影日:2015.11.05 以下同じ
本牧山頂公園で初めてここのマユミを見つけたときは、2014年の真冬 1月6日のことで、何の色気もない枯れ木の林の中に、突然きらきらと輝くたくさんの紅い実の殻を見つけて「なんと美しいんだ! 」と感動した。

今年の初春も何度かここを歩いて捜したが、見つけたマユミの木は実が乏しくて、写真を撮る気がしなかった。
この秋もこの実の付き方では、葉が落ちて実がもっと紅くなっても、あの美しさには遠く及ばないだろう。

植物との出会いは気まぐれだ。たった一度の幸福な邂逅はもう二度とないのだろう、と思わざるを得ないのだった。
《参考》2014年初春のマユミの実の殻

撮影場所:本牧山頂公園
撮影日:2014.1.06 下の写真も同じ

植物との出会いも一期一会、さまざまな条件が複雑に絡み合い、ある一瞬に輝いた美しさを、たまたまその場にいて見ることができたということ。
そのことに気が付いてから、ぼくは過去の写真を大切にして、年月順に保管し、すぐにアクセスできるように備えている。ブログ記事などを頼りに年月日がわかれば、過去の写真でも探し出すことができる。
編集ソフトやそれを扱う技術は年々向上しているので、「甦った過去」の写真は当時の記事以上の姿でみなさんにお目に掛けることができ、うれしく思っている。