ドナテッロのダビデ像 2015.9.30 -- 2

2015.09.30(15:00)

150911_ドナテッロのダビデ2

 撮影場所:Firenze バルジェッロ美術館
 撮影日:2015.9.11

 ドナテッロがフィレンツェで活躍しはじめたのは1404年頃、絵画の世界を革新してルネサンスが始まったと評価されているマザッチョは、1401年に生まれたばかりです。

 ・透視図法などを利用し、三次元の世界に人が生きているかのように描く
 ・ギリシャ・ローマの彫刻作品のように、人体を解剖学的に理解し、写実的に描く

 といったことに、画家たちがおそるおそる着手していた頃、彫刻家のドナテッロはどんどん先へと進んでいました。
 ドナテッロが制作したダビデ像は、制作年代がはっきりとしませんが、比較的初期の頃の作品だと言われています。


150911_ドナテッロのダビデ3

 「クラシックな、均整の取れた人体の理想像」(後述の聖ゲオルギウス像など)も制作できるし、晩年には「モデルの痛みや苦しさを感じさせるほどの写実的な作品」(マグダラのマリアなど)にも手腕を発揮したドナテッロですが、このダビデ像は何か特別な個人的な趣味の世界へ突っ走っているように感じられます。


150911_ドナテッロのダビデ6


150911_ドナテッロのダビデ5


150911_ドナテッロのダビデ4

 一般的には、官能的とか貴族的とか評価されているようです。
 現在ではドナテッロの代表作の一つとして知られています。
 画集などでドナテッロの作品を見ていたので、私はフィレンツェを訪れる前からドナテッロのファンでした。


150911_ドナテッロのダビデ1

 ダビデ像はフィレンツェのバルジェッロ美術館の所蔵作品ですが、ダビデ像を鑑賞するにはどうも照明がよくありませんでした。窓の位置とダビデ像の設置場所の関係など、もう少し考えてもらいたい、という次第で、あまりよい写真は撮れませんでした。
 もしもよく撮れているように見えるとしたら、それは私の Photoshop Magic のせいでして、現場では明暗差がきつく、肉眼でも観賞はしにくく感じました。

 ちなみに、上の写真の背後、壁に掛かっているのは「聖ゲオルギウス像」で、そちらもドナテッロの作品。クラシック(古典的)で端整な美しさを感じさせる壁龕彫刻です。


150908_オーニサンティ教会の聖ゲオルギウス像1

 撮影場所:Firenze オルサンミケーレ教会
 撮影日:2015.9.08

 なんと、実物を撮るのを忘れていたようなので、オルサンミケーレ教会外壁壁龕のレプリカの写真を掲載します。
 こんなふうに、ドナテッロは多彩な才能の持ち主です。

 さて、ダビデ像の写真は明るさなどの制約からいまひとつ魅力を伝え切れていません。
 仕方がないので、作品をよく見ていただくために奥の手を出します。
 私が撮影したのではありませんが、copyright の制限のない Web画像を、ダウンロードして見ていただくこととしました。
 この奥の手は、『聖母マリアとキリスト教伝説』(ちくま文庫)の秦剛平さんの「あとがき」で教えていただきました。


2david1 web gallery

 写真:Web Art Gallery 2david1


2david2 webgallery

 写真:Web Art Gallery 2david2

 ドナテッロのダビデ像とミケランジェロのダビデ像とはずいぶんと雰囲気が違いますね。こんなふうですから、美術の世界はおもしろいな、と感じます。

裏庭のジャングル 2015.9.30 -- 1

2015.09.30(11:30)

150929_自宅庭_ジャングル化した家の裏1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2015.9.29

 秋らしい景色と言えば秋らしいかも(笑)
 ここへ手を付けようにも、まず表側のフェンス付近の藪をなんとかしないと…。
 しかし、庭のどこへ行こうにも、蜘蛛の巣が邪魔をし、うかつに入ると顔と頭がたいへんなことになるのです。

MOMATコレクション 藤田嗣治全所蔵作品展示 2015.9.29 -- 2

2015.09.29(21:20)

藤田嗣治全作品展示表紙

 私は近代国絵画が好きなので、竹橋の国立近代美術館にはかなりの頻度で通っています。企画展を見に行ったときは、必ず常設展も見て帰ることにしています。
 それで気が付いたのですが、この美術館は第二次世界大戦中に描かれた「戦争画」を多数所蔵しています。それを常設展のたびに入れ替えながら数点ずつ展示している。軍部が士気高揚などの目的で画家たちに戦争画を依頼し、画家たちがそれに応じてきた様子がうかがわれます
 数ある戦争画の中でも目を惹くのが藤田嗣治の描いた絵なのですが、9月19日から12月13日までの常設展では、藤田の戦争絵画14点を含め、同感が所蔵する藤田の作品計26点を展示しています。
 海外旅行帰りで私は秋以降の美術展はほとんどノー・チェックだったのですが、「今回の San Poの会 は天候が不安定なので藤田の展示を観にいく」ということになり、久しぶりに美術展へ出かけました。


藤田嗣治全作品展示裏表紙

 1920年代、藤田嗣治はパリで成功し、1933年に日本に帰国しました。
 近代美術館の解説によると、
 「1937年に日中戦争が始まると、藤田は陸海軍に委嘱を受けて現地を取材し、戦争画の制作を始めた」とのことです。
 戦争画とはどんなものだったのか、それをどう評価するのか、私はここでは書きませんので、できればみなさんに竹橋の国立近代美術館にご足労いただき、自分の目で見ていただきたい、と思います。
 というのは、藤田の戦争画14点を一挙公開というのは、かつてないことだからです。

 1945年、進駐軍は藤田嗣治に米軍の嘱託となり、日本各地に散らばる戦争画を集めてほしい、と依頼し、藤田はこれを受けた、そうです(以降の経緯は『美術手帖』の記事を情報源に書いています)。
 ところが、米軍の上層部はやがて問題点に気が付きました。集められた戦争画を米政府としてどう評価するかによって、全作品即時廃棄するかどうか、それとも文化資産として大切に扱うのか、ということから決めなければならないと。
 結局、米軍は藤田が集めた全作品を米国に持ち帰ってしまうのですが、1970年、返還交渉の末に 153点の戦争画は国立近代美術館に無期限貸与されることになりました。
 同美術館は 1977年に全作品を公開する戦争画展を企画したのですが、過激派の動向が心配だとか、社会にどう誤解されるかわからないとか、さまざまな批判的議論があって、この企画は中止となってしまいました。
 戦争画については、いまだに常設展のたびごとに数点ずつの展示しかされていません。
 今回も形式上は「藤田嗣治の所蔵作品全作品展示」ということで、藤田の戦争画が14作品と、他の常設展示に混じってごく少数の他の画家の戦争画が展示されていました。

 藤田は戦後「戦争に協力した」などさまざまな批判を浴び、「自分はただ一兵卒として国のためにできることをしたのに…」という気持ちでいたようです。
 近代美術館の解説によると、「1949年、63歳の藤田は日本を出立。1955年にはフランス国籍を取得し、生涯日本には帰りませんでした」とのこと。

フウセンカズラ 2015.9.29 -- 1

2015.09.29(18:15)

150929_近所_フウセンカズラ1

 科目:ムクロジ科
 撮影場所:近所のフェンス
 撮影日:2015.9.29

 一年草らしいですが、毎年近所の菜園のフェンスで咲いて、このような実を付けています。
 花期が長いですね。最初7月頃に撮影したように思います。
 花だけ、あるいは実だけでは絵にならず、また花が小さすぎて、立ったままだと身体が揺れてカメラの位置が定まらないのでとても撮りにくい。そんな理由でブログへの掲載を躊躇していました。
 上の写真はまあ、花がふたつだし実も見える。葉が傷んでなければよかったのですが、そろそろ「まあ、いいか」ということにしようと。

ヒガンバナ ごくふつうの立ち姿を 2015.9.28 -- 1

2015.09.28(18:10)

150923_自宅庭_赤いヒガンバナ1

 撮影場所:自宅 玄関前
 撮影日:2015.9.23

 9月23日、ヒガンバナがそろそろ最後のピークに達していたので、玄関前の株を撮ってから、旅行後初めてカメラを携えて、根岸森林公園へ出かけました。


150923_根岸森林公園_赤いヒガンバナの立ち姿2

 撮影場所:根岸森林公園
 撮影日:2015.9.23

 この日心掛けたのは、「作為をいっさい排する」ということ。
 当たり前の立ち姿を、花を撮るときのごくふつうの絞りで、ふつうの明るさ、自然な色を再現するように撮りたい。
 ヒガンバナは左右対称の姿が美しいのだから、全体像をきちんと撮りたい、と思いました。


150923_根岸森林公園_赤いヒガンバナ



キツネノマゴ 2015.9.27 -- 1

2015.09.27(22:00)

150923_自宅庭_キツネノマゴとアブ1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2015.9.23

 自宅庭のキツネノマゴ。
 写真を撮った翌日の24日頃から、ようやく元気を出して草むしりを始めました。
 でも、まだかなり残っているから、このような写真をもう一度撮ることもできますけどね。

 昨日(26日)は San Poの会で竹橋の近代美術館へ。きょうはコンサート。朝は草むしりもやりました。
 ようやく旅の疲れも軽減して、日常の生活が戻りつつあります。

 

満開の庭のフヨウ 2015.9.26 -- 1

2015.09.26(23:50)

150924_自宅庭 満開のピンクノフヨウ1

 撮影場所:自宅前の私道から庭のフヨウを臨む
 撮影日:2015.9.24

 自宅の庭の木なのですが、この日の花数は「いったいどうしたんだ」と思うくらい賑やかでした。


150924_自宅庭 満開の白いフヨウ1

 撮影場所:自宅前の私道から庭のフヨウを臨む
 撮影日:2015.9.24

 白はさほどではありませんが、もともと花数は少なかったので、これでも多いと感じます。

2015年09月

  1. ドナテッロのダビデ像 2015.9.30 -- 2(09/30)
  2. 裏庭のジャングル 2015.9.30 -- 1(09/30)
  3. MOMATコレクション 藤田嗣治全所蔵作品展示 2015.9.29 -- 2(09/29)
  4. フウセンカズラ 2015.9.29 -- 1(09/29)
  5. ヒガンバナ ごくふつうの立ち姿を 2015.9.28 -- 1(09/28)
  6. キツネノマゴ 2015.9.27 -- 1(09/27)
  7. 満開の庭のフヨウ 2015.9.26 -- 1(09/26)
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