
横浜市子ども植物園で8月11日に撮影した写真ですが、これは何の花でしょうか?
とくに名札などがありませんでした。
なかなか魅力的に感じたものですから、気になります。
【ブログについて 〜 あれこれと…】
2015年2月20日以来、Livedoor Blog の「ディックの本棚」は立ち枯れたまま放置されている。
ぼくはたくさんの本を読むので、その記録として「本の感想」を書いてきた。そうしないと、たとえば小説であれば「どんな物語だったか」すら忘れてしまいかねないからだ。
だから自分の記録を兼ねた感想の書き方として、はじめに「冒頭」の設定と始まり方を紹介し、次に総合的な感想を書くという形式をとってきた。
だが、Amazon などのネット書店が充実するにつれ、そうした紹介は題名で検索すればいくらでも見つかるようになった。読んだ本の題名さえ記録しておけば、本の内容を思い出すことは簡単にできるようになった。
美術関係、音楽全般、植物観察など多様な趣味を持つ自分としては、何をするにも忙しくて時間が足りない。そんな生活環境だから、自分の必要が満たされるなら何もわざわざ自分で感想を書く必要はない、と思うようになったのである。
余分な感想を書いているあいだにもっと本を読みたい、絵を眺めたい、音楽を聴きたい。
そうはいっても…、読書、美術鑑賞などは好きな分野でもあるし、ときにはとてもおもしろい本や展覧会にぶつかるので、表現したい、書きたい、伝えたいことはじつはたくさん溜まっている。読み終えた一冊の本の感想という従来の型にはまらず、もっと自由なかたちで…、表現したい、と思うことはあるのだ。
他方で、「花通信」のほうはどうか。
「花通信」をはじめてすでに10年になる。
「四季の移り変わりの記録」とはいっても、気になった植物を追いかけて3年も経過すると、その植物のことがある程度わかってきて、飽きが出てきてしまう。「何かもっと自分がよく知らない植物を!」と思っても、横浜中心部の住宅地では見られる植物は限られている。だからといって、そうそう遠方へ出かけてばかりはいられないし…、「花通信」もそういう意味では壁にぶつかっているのだ。
「2期咲きについて考える…」というような記事は、写真としてはたった一枚だが、「花通信」の枠の中で「なんとなく気になっていたこと」「気が付いたこと」などを記事にしていて、画像のサービスにはなっていないが、自分としては書きたくて書いた記事だ。
上に書いたようにあれやこれやと考えながら、当方のブログは何か「変わる」あるいは「変える」方向性を模索している。
写真は、ある程度の「質」は維持できる自信があるし、自分の生活の記録媒体としてもっとも有効な手段だし、ブログの読者にも訴えやすい道具だから、写真を基軸にするというところは変わらないだろう。ほかの部分、更新の頻度とか、テーマとか、記事の書き方とか、何か変えていかざるを得ない時期にきている、と感じている。
9月中を目処に、このこと考えていきたいと思っている。

自宅の近所のノウゼンカズラは、6月下旬に最初の最盛期を迎え、その後2ヶ月ほどお休みしていたのだが、8月下旬になって2回目の最盛期を迎えようとしている。
注意深く観察すると、6月下旬の1期目のほうが花数も多く、花の様子ももう少ししっかりしていたようではあるが…。
「2期咲き」という用語がどれほど一般的になっているのかどうかはわからないが、植物には、花が一斉に咲く時期が複数回に分かれる性質を持つものがある、ということは確かだ。「2期咲き」という言葉は、知らなくても意味は容易に通じるし、わかりやすいので、これでよいのではないか、と思う。
たとえば、バラを例にとると、「四季咲き」と呼ばれる種類のバラがある。
「四季咲き」といっても、春夏秋冬それぞれに1回ずつ咲くわけではない。多くは春と秋に咲くが、そうはっきりと決まっているわけではない。
日本では5月下旬頃が春バラの最盛期だが、花が咲き終えたときにはきちんと「花殻」を摘むようにするとよい、と言われている。つまりは、結実させないようにするのだ。そうしてバラの木が余分なエネルギーを費消しないようにさせると、品種にもよるが、1ヶ月〜3ヶ月後の夏に2回目の花が咲く。
この2回目の花のつぼみを咲かさずに摘んでしまうなどすると、季候のよい秋(本来ならば3期目の花の時期)に大きく豊かな花を咲かせる。
ぼくは植物学者ではないからなんとなくイメージするだけではあるけれど、植物には品種によって年に複数回の花を咲かせるほど強健な種があって、「四季咲き」にせよ「2期咲き」にせよ、その性質が顕れる様子は、付近の植物をなんとなく観察しているだけでも、わかることがある、と感じる。
ここでふと気が付くのは、ノウゼンカズラは一般的に結実しない、ということだ。8月6日に記事にしたキョウチクトウは、もう2期めの最盛期を過ぎてしまったが、一般的に「まれにしか結実しない」と言われているし、近所のキョウチクトウの場合は実を見たことが一度もない。
どちらも、結実に養分を費消したりしないから、2期に分けて花を咲かせるエネルギーがあるのではないか、などと想像している。
「2期咲き」の様子を観察した、といっても、ノウゼンカズラは6月下旬が「主たる最盛期」で、8月下旬は少し勢いを欠いている。キョウチクトウは6月上旬はやや勢いを欠き、8月上旬が「主たる最盛期」だった。
バラは一般的には春が「主たる最盛期」で、秋はやや劣る、と言われている。
そこで8月20日に紹介したわが家のヤマボウシだが、ネットなどをていねいに検索していると、数は少ないものの、ヤマボウシが2期に分けて咲いた、という記事を見かける。
ヤマボウシの最盛期は、今年は気候のせいかかなり早く、横浜市根岸地区では5月下旬が最盛期だった。
わが家のヤマボウシは木の健康状態が悪く咲かなかったと書いた。しかし、じつは「たった一輪だけは咲いた」のである。
証拠写真が見つからないので時期がよくわからないのだが、先日8月20日に咲いた庭のヤマボウシは「2期咲き」の2回目に相当するのだろうか、と思っている。1期目がたった一輪だけだったので、ようやくなんとかちょぼちょぼと花を咲かせるだけのエネルギーを蓄えることができて、2期目の時期に咲いたということではないか。
根岸森林公園では1期目にたくさん花を咲かせるせいか、2期目のヤマボウシの花というのは見たことがない。
ヤマボウシが持っている「2期咲き」の性質は、ノウゼンカズラやキョウチクトウほど強いものでなく、わが家のように「1期目にはたった一輪しか咲かせることができなかった」というような事情がないと、横浜の根岸地区ではその性質を発揮できないのではないか、などと思いをめぐらせている。

2階のベランダから、今朝小雨の降る庭を見下ろしていたら、「あれ? 」と思いました。
「なんだ、今ごろになって…、やっと花を咲かせたのか…」
根岸森林公園では5月20日頃に咲き揃ったヤマボウシを撮影しているので、わが家は3ヶ月遅れということになります。

庭を改造した当初から、わが家にはヤマボウシは合わなかったか…、と思っていたくらいで、今年も葉に元気がなく、花は望めないか…、と諦めていたのです。
この咲きっぷりも、なんとかお勤めは果たしましたよ、というふうですが、まあそれでも咲いてくれたのですから、記録として写真は撮っておきましょう、と久しぶりにカメラを持って庭に出ました。

根岸森林公園でも、何年間もずっと観察していると、ヤマボウシやハナミズキは疲れた様子の木が多く、あまり元気がありません。
どちらも同じ仲間ですので、横浜の海岸沿いのこの付近は、ヤマボウシやハナミズキには気候的に向いていないのかも知れません。

現状あれこれとやらなければならないことが多く、ブログの更新が間遠になっております。
9月中旬くらいまでこのような状況が続きそうです。
いらしてくださった方々には申し訳ないと思っておりますが、9月中旬頃には勢いよく復活できるかと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

長女の家族の夏休みはわが家で過ごしました。
隼士は夜の野毛山動物園で「初動物園」を体験し、わが家の前の路上で「初・家族花火」を体験しました。
線香花火を手で受けようとしたり、シュルシュルと回転する現代風のねずみ花火を追いかけたり、こわいもの知らずです。


両親の仕事の都合で短い夏休みでしたが、わがまま言い放題でご機嫌だったような…。
ミニ台風は昨晩千葉方面へ去り、スキップはちょっとつまらなそうな顔をしています。
《追記》
昨今の法規制やネットの風潮などを勘案して、画像を入れ替えました。
みなさんからすでにコメントをいただいておりますので、記事そのものは削除せずに残します。
また、妙なトリミングなどを行うことは、カメラマンとしてやりたくないので、ここにぼくの一歳半の孫の写真がありましたよ、というかたちにしておきます。2015.08.18 0:00

これが何かというと、アガパンサスの実です。別にめずらしくもなんともありません。
今年はなぜかわが家のアガパンサスがたった一本しか咲かなくて、それが悔しいのでアガパンサスの写真を載せるのはやめようと思っておりました。
でも、根岸森林公園・馬の博物館の馬場のアガパンサスの写真を見直していると、やはり載せたくなってきまして、でも6月の花ですから明らかに時期を失しています。
それで、実の写真を出して、そのついでに花の写真を出そうという魂胆なのでした。

「馬の博物館」の馬場の近くのアガパンサスなので、下の写真のように、それらしい背景も写り込んでおります。

トップのみの写真以外は、6月21日の撮影です。


本日から長女夫妻と孫の隼人も夏休み戦線に参入しました。隼人が泣くとスキップが吠えて「お知らせ」するので、大変にぎやかになっております。
【アオダモのミンミンゼミ】(8月8日)

2007年の7月30日に、ミンミンゼミをほとんど真下から見上げた構図の写真を掲載していて、「ミンミンゼミは用心深いのでこのような写真はなかなか撮ることができない」などと、ぼくはえらそうなことを書いております。
ところが2012年に庭の大改造を実施。リビングの前にウッドデッキを設け、デッキの床の一部をくり抜いてアオダモの木を植えたのですが、ミンミンゼミはどうもアオダモの木が好きらしい。2012年、13年と、ブログにもアオダモの木のミンミンゼミが登場。
今年は長男が帰省してきた翌朝から毎日のように、ミンミンゼミがアオダモの木にやってきます。

鳴き声を聞いて、どこにいるか確かめて、それからカメラを持ちだして、悠々と網戸を開ける。これで逃げられたにしても、どうせすぐにまたやってくるのです。

こっちを見ているんです。
鳴きながらジリジリと横へ這って位置を変え、木の向こう側へ身を隠そうとしています。
そんなふうに動いてくれたので、写真に大きな腹弁が見えています。これを振動させて鳴き声を出しています。

こいつは鳴いていなかったので、メスかも知れません。
腹弁のあたりは見にくくて判別できません。
背中のあたりに妙な突起が見えたり、どことなく「お疲れ」の雰囲気が漂っています。
今晩はアオダモの木のミンミンゼミの写真ですが、それだけでは寂しいので、アブラゼミとかツクツクボウシとかも「付録」に追加しました。
【付録】
〈アブラゼミ〉(8月11日 横浜市こども植物園 にて)

鳴いていなかったのでメスだろうと思われます。
〈ツクツクボウシ〉(8月11日 横浜市こども植物園 にて)

ツクツクボウシはミンミンゼミ以上に用心深く敏捷です。
このセミはほんとうに撮るのが難しいと感じます。
写真のツクツクボウシはメスらしい。メスはオスほど用心深くないようですが、鳴かないので見つけにくいから、やはり撮りにくい、ということになります。
背景が明るくて撮りにくいので、フォーカスを何回も合わせなおしてシャッターを切っていたのですが、突然視界から消えました。とても敏捷です。
〈ミンミンゼミ〉(8月6日 根岸森林公園 にて)

この写真を再掲載するのは、構図がおもしろいのと、透明な翅の質感がよく出ていると思われるからです。
長男とかみさんと三人で横浜駅前で夕食。
今晩は「 Hungry Tiger 」のハンバーグですが、この店は横浜在住の方以外はほとんどご存じないと思います。
価格は高めですが、とてもおいしいハンバーグ・ステーキを食べさせてくれます。
長女と孫が合流すると、外食は限られた店しか行けなくなるので、その前に…、ということです。
【シンテッポウユリ】

わが家の庭は木陰が多いので、シンテッポウユリの開花はやや遅めになりました。
開花後2、3日、8月8日の撮影です。
ちなみに、タカサゴユリではありません。タカサゴユリはラッパの横に褐色の線が入ります。


【開花したばかりのシンテッポウユリ】

こちらは開花したばかりの花、上の写真と比べると、柱頭にまだ花粉がなくも雄しべの葯が大きいのがわかります。

【シンテッポウユリのつぼみ】

つぼみです。庭の中でこんなにたくさんつぼみを付けているのはこの1本だけ。
ちなみに、本日8月10日朝現在、このつぼみの中でひとつ開花が見られました。
《付録》
【繰り返し咲き続けるハマユウ】

庭のハマユウです。
最初に紹介したのは7月17日(7月10日の写真)でしたが、8月8日の上の写真では左側に太い茎が見え、その花はほぼ終わっています。こんなふうに、次々と新しい茎が伸びてきて、1本が終わると新しい花と後退するということを繰り返し、ずっと咲き続けています。真夏で花が少なくなる季節、ろくに何の世話もしていないのに、ずいぶん得した気分になることの出来る花です。
【庭の飾り棚コーナー】

かみさんが亡父の家側の玄関に設えた飾り棚の様子(8月8日)です。
夏休みで長男が帰省しています。
土曜日は家族三人でうなぎを食べにいきました。
かなりの価格になりますが、関内の「わかな」はお客さんでいっぱいでした。
本日はやはり家族三人で、「ジュラシック・ワールド」を見てきました。
長女と孫が合流するのは、13日頃の予定です。