
2010年4月にムベの花を本牧山頂公園で見つけてから、5年間通いましたが、実を見つけられないでいました。
2015年7月13日、あっけなく見つけやすいところにありました。
「ほんとうにこれはムベの実だろうか」と茎を辿り、葉を確認しました。間違いありません。
これって毛はありませんが、キウイの小さい実に似ているように感じます。ひとつもぎ取り、家へ持って帰って縦半分にしてみたい、食べてみたい、と思いましたが、まだ熟れていないし、公園の花や実を採取するのは社会規範に反しますので、やりません。
ネットで確認すると、縦スライスした様子は、キウイの中味にそっくり。食べられるそうです。
近江八幡市では地域の特産品だそうです。
天智天皇が老夫婦に長寿の理由を尋ね、「この実を食べているから」との応えに「むべなるかな…」と笑ったなどの伝説もありますが、ここでは詳細は書きません。
「無病長寿の霊果」と言われていたようです。
〈2012年4月18日の花〉

2012年4月に撮影した花の全体像です。この頃は Olympus のカメラです。
こんなにたくさんの花が咲いているのに、どうして実がなかなか見つからなかったのか。
ネットで検索してみると、いろいろと結実しない理由を書いているサイトが見つかりますので、たとえばテイカカズラのように、結実がもともとむずかしい、のかも知れません。

上は雌花です。雌ずいが3本あるので、ぼくも最初は雄花と雌花を逆だと思っていました。
【見つかった実は全部で四つ】

近くの葉をめくって捜しました。
トップの写真、上の写真のほかにふたつ、合計4個の実を見つけました。
いままでの苦労はなんだったのか…。
(予告)明晩は「ナンキンハゼの謎」という記事を準備中です。