
新宿御苑の深い森の中、「あ、アマナだ ! 」と嬉々として撮り始めましたが、「ん? 待てよ」と何やら妙な雰囲気に気が付きました。

「周りのこれは、気根じゃないか」と気が付いて、上を見上げてみればラクウショウの葉。でも、ラクウショウはとんでもない巨木で、上が見えず、高さがどれくらいなのか見当も付きません。
幹は根岸森林公園のラクウショウの数倍はあろうかという太さ。気根の数とボリュームも圧倒的に多いのです。
木漏れ日が射してくると、気根の合間にびっしりと咲いたアマナ(後で調べたら立て札は「オオアマナ」でした)が白く浮かび上がります。幻想的ともいえる風景でした。

新宿御苑の立て札:オオアマナはヨーロッパ原産の多年草。ユリ科の多年草アマナと花が似ているのが名前の由来です。花は日の当たる日中に開花し、夜に閉じます。栽培植物ですが、鱗茎を含む土の移動などで野生化したものも見られます。






オオアマナが咲いている横で、セリバヒエンソウが咲いているのを見つけました。
わが家の狭い花壇と違って、アングルが自由になるので撮りやすく感じました。

上の写真、上下の花のうち、新しい花は上のほうです。
見分け方は雄しべの葯の様子によります。