【セイヨウアジサイ】

バラの季節はほぼ終わり、庭ではアジサイが色付いてきました。

アジサイは色付いてきた頃から「きょうはどんな具合かな…」と毎朝確かめるのが楽しみです。
【アナベル】

アナベルは北アメリカ東部原産のアジサイの仲間で、数年前から庭先や街路の植え込みなどでよく見かけるようになりました。
装飾花がふつうのセイヨウアジサイより小さい。色が次第に白くなって最盛期を迎え、そのままの形を保ちつつ、また薄い緑色へともどっていく様子も楽しめます。
【ブラックベリー】

写真のような花を付ける枝が、花壇の中を長く伸びていまして、あちらこちらにこのような房が見られます。
例年、「今年は花が少ない」と最初は思うのですが、花は次々と咲いて次々と実になっていき、かなり長期にわたります。最終的にはかなりの量のブラックベリーが収穫できます。
現在はジューンベリーの実が熟して収穫中ですが、どちらも生のままでもジャムとしても楽しめます。
【センセーショナル・ファンタジー】

センセーショナル・ファンタジーの名前で検索を掛けると、赤い実のなった小木がたくさんヒットします。
基本的に実を楽しむ目的のバラだそうです。
実を楽しむというのなら、もっとどんどん咲いて花数が増えないといけませんが、さてどうでしょうか。
【タイサンボク】

かみさんが忙しいので、たまにはぼくがスキップを散歩に連れていかないと…、と根岸森林公園まで出てきましたが、タイサンボクの花がちょうどよい目の前に咲いていました。
カメラは iPhone しかないので、とりあえず一枚。無難に撮れますね。

散歩を終えて、一眼レフを持って根岸森林公園へ出直しました。
トップの写真の花はなぜか閉じてしまって、中の茶筅が見えません。陽が翳ってきたからでしょうか。
米軍のゲートの前を越えて根岸森林公園の別区画にほうへいくと、タイサンボクの大きな木があるのを知っているので、そちらへ向かいました。
木が高いので、こちらの写真は 300mm までの望遠ズームを使っています。

同じ大木の別の花です。
上のほう、ほかにも咲いていますが、下側しか見えません。
【廃墟の蔦壁】

タイサンボクの木の下からは、例の旧根岸競馬場一等馬見所の廃墟が見えますが、いまは外壁に蔦が絡みついて、景色がすっかり変わっていました。
【ドクダミ】

根岸森林公園のドクダミなら、「ああ、きれいだなあ」と愛情を込めて撮影できます。
自宅の場合は、草むしりの苦行と結びついていますから、とてもこんなふうには撮れません。

【キンシバイ】

正確には「キンシバイ」の園芸種で、ヒペリカム・ヒドコート( hipericum patulum 'Hidcote' )とかいうようです。詳しく調べてはいません。この時季に一斉に咲き出すので、家々の庭先などにもよく見かけます。
【ヤマボウシ】

根岸森林公園のヤマボウシは一般にあまり育ちがよくありません。
東側入り口付近のこの木が一番大きく、美しい花を咲かせます。


木が大きいので、望遠ズームを使って撮影しています。
一見きれいに撮れているように見えますが、細かいところの解像感はありません。近くでマクロレンズを使って撮りたいところです。
23日土曜日のSan Poの会は奥多摩湖まで遠征しました。
旧青梅街道・奥多摩むかし道のハイキング。iPhone のアプリMovesの記録では、徒歩 4時間9分、22,026歩、距離 15.1 km でした。横浜からだと、行き帰りに時間が掛かる(往復約7時間)のが難点です。
22日は、横浜バロック室内合奏団定期演奏会、24日は スポーツ・ジムにてストレッチ&筋力トレーニング。
花とか写真とかとは別に、最近はルネサンス美術とカトリックの研究に力を入れていまして、それに膨大な時間をとられています。イタリア語の勉強も始めてしまいました。まあ、数とか曜日とか、基本的な発音ルールとか、まだそんな程度ですが…。
【ゴールデン・ボーダー】

少し遡って、5月9日の庭です。
このバラは山手の西洋館「山手111番館」のフェンスを飾っているのが気に入っていますが、これはわが家のゴールデン・ボーダーです。
【ボタン】

【クイーン・エリザベス】

この太い幹 !
強健なバラです。
米国ではこの「クイーン・エリサベス」を「グランディフローラ系」と名付けたらしいですが、アメリカバラ会のみがこの分類を採用して、各国は認めていないとか…。
【しずく】

2010年、Rose Farm KEIJI が作出した日本のバラです。
【花壇の一画】

ゼラニウムの仲間らしいですが、詳しいことはわかりません。
【グラハム・トーマス】

世界ばら会議(World Rose Convention)というのがありまして、イギリスのロンドンに本拠地があり世界40カ国が加盟する世界ばら会連合(World Federation of Rose Societies)が開く世界大会です。3年に1回だそうです。会議では世界中で愛培されている名花を「ばらの殿堂」に収めます。
世間で「殿堂入りしたバラ」というのはそのバラのこと。
この「グラハム・トーマス」は「殿堂入りのバラ」で、先に紹介した「クイーン・エリサベス」も「殿堂入りのバラ」です。
【アヤメ】

【センチメンタル】

たぶん「センチメンタル」だと思いますが、確信はありません。
このバラの画像を出すたびに、ツバキのようだ、と言われます。
【フィソカルパス】

15日にピンク色の花を出しました。
これも「フィソカルパス」の仲間だと思われます。
【ポール・スミス】

【キングサリ】

足利フラワーパークでは、このキングサリでトンネルを作っているとか…。
寒冷な気候のヨーロッパ産で、「日本では育てにくい」とフラワーパークの方が語っていた、と山ぼうし さんからうかがっております。
【花ぼんぼり】

京成バラ園の作出した「花ぼんぼり」。2011年秋に発表されたフロリバンダ系の新種です。
【オリエンタル・ポピー】

【アルテミス】

現在、ウッドデッキで「ナエマ」と咲き競っています。
【ジャーマン・アイリス】


ここは 自由が丘2-8-3 の辺りの一画です。
ベネチアをイメージした商業施設だそうで、「ラ・ヴィータ」と名付けられ、レストラン、ファッション小物店などがあるようですが、なんとなく各店舗の中を覗きにくい雰囲気。

ぼくはここで約15分ほどあれこれと写真を撮っていましたが、女性の二人連れ(若い人同士 あるいは 中年女性同士)、若いカップルなどが訪れていましたが、全員がぐるりと見てまわって写真を数枚撮ったらすぐに帰っていきます。
平日とはいえ、こんなことでよいのかな、と思わずにはいられません。

自由ヶ丘駅から5、6分、ややわかりにくい場所で、Googleマップにもとくにポイント表示がなく、番地を入れないとどこにあるのかわかりません。

ある案内サイトに、「この日はゴンドラにシートがかかっていて残念」と書いてあり、「シートがなければ雰囲気が違うのに…」と書かれていました。本日もゴンドラにシートがかかっていました。
せっかく5月16日の日経新聞にコラム記事が出たというのに…。
まあ、ヴェネチアの街並みの様子はテレビなどでずいぶんと見ていまして、これでヴェネチアの雰囲気というにはかなり無理があるように感じますけどね。

余談ですが、最近はカトリックの歴史・美術など勉強しています。ヴェネチアと言えば、サン・マルコ広場とサン・マルコ大聖堂。サン・マルコとは「マルコの福音書」を書いた聖マルコのことで、この人はエジプトのアレクサンドリアまで布教に出かけていって、そこで亡くなったと言われています。
ヴェネチア人たちはアレクサンドリアまでマルコの遺骸を盗み出しに行き、遺骸を持ち帰って埋葬し、その上にサン・マルコ大聖堂を建て、聖マルコをヴェネチアの守護聖人にしてしまいます。
ちなみに、チョコクロで有名なサンマルク・カフェのサンマルクは明らかに聖マルコのことでしょう。
また、最近はイタリア語にも興味がありまして、dolce vita で甘い生活だから、La Vita って、つまり the life ですかね。



【トケイソウ】

本日はご近所の花々です。すべて5月10日の撮影です。
まずはトケイソウ。南側斜向かいの叔母の家のフェンスです。ブログを始めた十年前から毎年紹介していますが、絶頂期には毎日2、30個の花を咲かせておりました。
3年ほど前、急に勢いがなくなり、もうだめかと思いましたが、やや復活。現在でも10ほどの花を咲かせています。
日本では「時計」ですが、海外では「十字架」です。
この花の実を採るための栽培種は passion flower、実は「パッション・フルーツ」です。
Passion は「受難」を意味します。2004年にメル・ギブソンがイエスの役を演じた「パッション」が制作され、日本でも上映されました。
【スイカズラ】

スイカズラは最初真っ白で、少しずつ黄色に変色します。
ぼくは活きのよい白いほうが好きです。
【タイトゴメ】

タイトゴメ(またはオカタイトゴメ)は、先日「庭の花」として紹介した「ツルマンネングサ」などの仲間です。ツルマンネングサもメキシコマンネングサもコモチマンネングサも、花だけを見ればそっくりです。
このタイトゴメはこの小さな葉に特徴があります。「大唐米」の「米」はこの花の様子を表現したものだそうです。
海岸に多い植物だそうですが、根岸の海岸が埋め立てられる前から生息していたのが残っているではないか、と推測しています。
父はわが家から海水パンツで走って海水浴に行ったそうですから。
【レモン】

南側お向かいのOさん宅の植え込みで「レモン」が花を咲かせていました。
奥様が鎌倉を散歩しているとき、野原の木にたくさんレモンがぶら下がっているのを見て、「こんなところで立派に実を付けているなら、自分の家でも手を掛けずに育てられるだろう」と思って苗を買われたそうです(笑)。
【ピラカンサ】

「ピラカンサ」は花付きがよく、秋には真っ赤な実をびっしりと付けて美しく、しかもその状態が長持ちします。
近くのアパートの入り口なのですが、かなり乱暴に剪定されてもすぐに枝を伸ばしてこんなふうに花を咲かせます。とても強い植物です。

ラトゥールという姓の画家はフランスに二人います。
一人はジョルジュ・ド・ラトゥール。17世紀、ルイ13世時代の画家で、ろうそくの灯火が大工仕事の親と少年の横顔を照らす「聖ヨセフ」(ルーブル美術館)などが有名で「夜の画家」と言われた人。
もう一人がアンリ・ファンタン=ラトゥールで、19世紀のサロンで人気を博した画家。静物画、肖像画などが得意で、とくにバラの絵に定評があったそうです。
その名前をもらったのがオールド・ローズの「ファンタン・ラトゥール」です。

この苗は最初「シャポー・ド・ナポレオン」のつもりで購入したのですが、育ててみたらどうもつぼみの形が違う。花はかなり似ているのです。
でも、この勢いを見ると、間違いもまあよかったではないか、というところです。

昨年まで擁壁のほうへ誘引していましたが、どうも前を向いて咲いてくれず、形が整わないので今年はパーゴラのほうへ誘引しなおしました。結果は大正解でした。

遠目に大きなバラが垂れ下がっているのはピエール・ド・ロンサールで早めに咲きはじめたもの。
その奥の背の低い濃い色のバラは「ソフィーズ・パーペチュアル」(Sophie's Perpetuall)です。

この記事は大半が5月12日の撮影ですが、上と下の写真は5月9日の撮影です。


上の写真は5月10日の撮影。
以下、5月12日撮影にもどります。




つるバラ(クライミング・ローズ)を上手に咲かせられたときの迫力と美しさが十分に伝わったでしょうか。
こういうスペースがふんだんにあれば…、と思いますが、ある程度の庭の広さを確保できても、つるバラとなると簡単ではありません。
バラ(とくにオールド・ローズとイングリッシュ・ローズ)の中には首を垂れて咲く種類も多く、できれば高い位置に誘引してつるバラ仕立てとし、人の背丈と同じ位置か少し高いところで花を咲かせたい、と思います。
一昨日の「ルイーザ・ストーン」(源平小菊と一緒に咲いているバラ)は、シュラブ・ローズといって背が低いことが特徴なので、うまく組み合わせたいですが、つるバラ系統には魅力的な品種が多いと感じています。
【北東花壇の白いバラ】

品種不明ですが、じつに美しい !!


どうしても3枚載せたくて…。
【アヤメ】

毎年、少しずつアヤメが出てくる飛び地ができて、広がっているように感じられます。
青いアヤメのあとに(花の終わりが近付いた頃)、白いアヤメが出てきます。白いアヤメはあまり広がりません。
【オプティマ・チュチュ】

鉢植えのミニバラです。オランダ De Ruiter社が作出したバラということのようです。
【ジュード・ジ・オブスキュア】

香りの強いイングリッシュ・ローズで、1995年 に David Austin 社が作出したもの。
15日にも紹介しました。
【ポール・スミス】

これも2回ほど紹介済みのイングリッシュ・ローズです。
バラは開き始めると3日ほどで満開になり、少しずつ色が褪せて散りますが、次々と新しいつぼみが膨らみ、新しい花が開きます。花が咲く位置もどんどん変わり、開花の途中であれこれと表情を変えていきます。
毎朝庭に出てみると、前の日とは景色が変わっています。だから飽きない。毎日、いや、朝から夕方にかけても、少しずつ庭の見え方が変わっていきます。
同じバラでも2日前とは表情が違い、違う枝から出た花は、前に見た花とは顔が違います。
だから、毎日見つづけても飽きるということはありません。
きょうは義弟夫婦が母(かみさんの母)を連れて庭を見にきてくれました。