
大和三庭園のひとつ 竹林院の「群芳園」を散策したあと、「桜本坊」に立ち寄り、「天武天皇・夢見の桜」など眺めて「修験道」について考えた、というのが、吉野山散策の前回までの記録です。
そのあと訪れたのは喜蔵院(きぞういん)。
金峯山寺の子院(塔頭)で、平安時代初期に智証大師円珍が一宇の堂を建てたのが始まりとされる、と吉野山観光協会のページにありました。
智証大師円珍といえば、ぼくは比叡山で憶えました。つまりは天台宗の僧侶です。
前回、修験道と密教は山岳修行という面から親和性があるということを勉強しましたが、やはりここで出てきました。


喜蔵院の本堂です。

こちらの写真は勝手神社(かつてじんじゃ)。
大海人皇子(後の天武天皇)が社殿で琴を奏でたところ、天女が舞い降り、袖を振りつつ5回舞ったと伝えられるそうです。
このような妙な伝説が残るところが、いかにも修験道の吉野山、というところでしょうか。
社殿が見えませんが平成13年9月27日に不審火で焼失。現在再建復興のための寄付を募っているようです。「ご神体」は吉水神社(この記事の後に参拝します)に仮遷座されているとのこと。

さて、付近の通りを紹介しておきます。

こんな様子ですが,道路の片側は崖で、家々は2階もしくは3階が店先や出入り口になっています。それだけ山が急だということです。


崖下から伸びたクサギ。花が咲いています。
妙なところに電線があると思われるでしょうが、崖下から見れば、ふつうに電線のある高さ、というわけです。
【日常の記録】
2月24日、スキップの散歩で根岸森林公園へ。スポーツ・ジムでストレッチ&筋力トレーニング。