
吉野山の散策は、まず奥千本の金峯神社まで行って、細い山道を西行庵へ往復し、義経隠れ堂を見てから、上千本の山道をずっと下ってきたのでした。
長い長い下りの山道で、ようやく竹林院に辿り着いた、と書きました。
今晩はその竹林院の記事です。

竹林院の庭園「群芳園」、見てまわりはしたものの、よくわかってないので Wikipedia で調べました。
「竹林院(ちくりんいん)は、奈良県吉野郡吉野町吉野山にある単立の寺院。本尊は不動明王、蔵王権現、役行者、弘法大師。大峯山寺の護持院のひとつである。宿坊竹林院群芳園で知られる」とありました。
単立の寺院というのは、「何々宗何々派」というのではなくて、修験道系統の、たったひとつそれだけのお寺、ということのようです。
そして「群芳園」は、「大和三庭園の一つとされる回遊式庭園。千利休の作、細川幽斎の改修と伝わる」だそうです。大和三庭園とは、當麻寺中之坊の「香藕園(こうぐうえん)」、大和郡山「慈光院」の庭園、そしてこの「群芳園」のことだそうです。
池泉回遊式庭園なので、庭園内を散策した眺めをお楽しみください。






上の写真では、はるか山の上から見下ろしたあのお堂の屋根がかなり近くに見えたので、期待を膨らませました。それでも105mm の望遠で撮った写真ですから、竹林院からまだかなり歩かねばならないのですが…。

池泉回遊式庭園ですから、庭園内には築山など小高いところが作ってあり、上へ登ればよい眺めです。



ところで、この記事を書いていて呆然としたのは、「大和三庭園」に関する記述に気が付いたことです。
ぼくは2012年10月に當麻寺を訪れているのですが、なんと「中之坊」を見落としているらしい。当然のことながら「香藕園」も見ていない。不覚でした。また大和方面へ出かけなくてはいけません。
また、大和郡山へは昨年10月に出かけていますが、そのときは歩いて行ける範囲のみを見てまわりました。
「慈光院」はバスで行かねばならないので行きませんでした。もう一度當麻寺へ行くときは、地理的に遠くはないので、「慈光院」も訪ねたいものです。