【古今集】

「古今集」と「田子の浦」は、どちらも野梅系の一重咲きの白梅で、古くから根岸森林公園の梅林の代表的な品種です。
どちらも上の「古今集」の写真のように一つの枝にまとまって多数の花が付き、咲き始めを見逃すと、どんどん咲いてしまうので、どこをどう撮ったらよいのやら…、と迷います。
どちらも萼は紅色が強く出て、誰もが描く「梅」のイメージです。

ではどこが違うのか。
あくまでぼくの印象ですが、下記のように感じます
○ 「古今集」のほうが花弁の先端が丸い。
○ 「古今集」のほうが「田子の浦」よりも花全体が小さめ。
ごくわずかの違いですが、みなさんは写真を見てどうかんじられたでしょうか。

【田子の浦】



1の原則により、大概の場合は、レンズにもっとも近い葯にフォーカスを合わせます。
ただし、背景なども含めた全体的なシチュエーションから、2の原則により、必ずレンズにもっとも近い葯にフォーカスを合わせるとは限りません。
1の原則は、たくさんの花があるようなトップの写真にも応用しています。
ファインダーを覗くと、レンズと対象の距離関係がわからなくなる場合があるので、ファインダーから目を外して、両眼で、どの花が近くどの花が遠いか確認しています。基本的に、画像のまん中付近で、もっとも近い花にフォーカスを合わせます。