
2014年6月17日午前中、ユーロスターでパリからロンドン入りし、Garden of the Roses の見学後、Woburn Abbey でアフタヌーン・ティーを楽しみ、それからオクスフォードへと向かいました。
どこか立ち寄った気がします。というのは、カメラのメモリーの番号が連続しない。60枚ほど番号が飛んでるのは、勘違いして消去してしまったのか…。
夕刻、オクスフォードの街中でいきなり放り出されました。Woburn Abbey でのアフタヌーン・ティーが遅い時間でしたし、宿泊予定の郊外のホテルでは夕食の支度がない。「オクスフォードで軽く夕食をされるか、何かサンドイッチなど買って、ホテルで食べるかしてください。しばらく自由時間とします」というので、食糧の調達はかみさんに任せて、「ぼくはちょっと街中をふらついてくる」と言って歩き出したものの、オクスフォードについて何の予習もしていないし、自分がどこにいるのかもよくわかっていない。降りたところへ戻ってこなければならないので、あまり遠くへ行くわけにもいかないのです。
だいたい撮影した時間順に写真は並んでいますが、最初のうちはいきなり放り出されたショックで、撮影した写真からもかなり困惑している感じが伝わってきます。自分がどこで何にカメラを向けているのかもよく理解していないまま、とりあえず街の雰囲気を撮っておこう、というくらいの気持ちでした。
上は、オクスフォードの初写真。殉教した聖人の慰霊塔とか言っていたように思います。一見目立ちますが、こうした古い建物は町中にあり、これもとくに名の知られた名所というわけではないようです。

上の写真は、集合場所の手掛かりになるかと、最後に撮ったものですが、これでは現在地を割り出すのがたいへんです。

若者が多いのは基本的にオクスフォードが学生の街だから。イギリス人は概してきちんとした服装の人が多いのですが、オクスフォードではラフな服装が目立ちました。
また自転車が多い。建物は教会が多く、あちらこちらに尖塔が目立ちます。ぼくはふらふらと大きな塔が見えるほうへと街路を歩いていきました。

しばらく歩いていくうちに、バスストップに地図があり、街の中のどこにいるかだけはわかってくるようになりましたが、だからといって、主たる観光スポットがどこなのかわかっているわけではないので、地図を見ても役には立ちません。


朝からバスで移動していたので、事実上ここが初めて歩く英国の街。後から見ると、戸惑いつつも、なんとか街の雰囲気を撮っておこうとしているのが伝わってきます。

これも日本人の目から見ればきれいな塔ですが、後から調べてもわかりません。とくに名所というわけではないようです。


この辺から、「あの塔をめざそう」とはっきり意識していました。
写真もどうやら落ち着いてきます。ここからが本番です。

これが有名な クライスト・チャーチだとわかるのですが、やはりひときわ立派に見えます。Wikipedia によれば、オックスフォード大学の最大かつ裕福なカレッジ。オックスフォード主教管区の大聖堂でもある、そうです。このようにカレッジと教会の区分が曖昧で、なんだかとても混乱します。
このあと、バスの停まっているバス亭の横のゲートから入れないかと思いましたが、写真は明るくてもも夕方の6時を回っていまして、もう見学時間は過ぎて、門は閉まっていました。

ゲートの前から、中庭を覗いて撮影しています。見えているのが多分大聖堂の尖塔だろうと思いますが、書いたような事情ですから、自信はありません。
下はゲートの天井部分です。

さて、この後、クライスト・チャーチを諦めきれず、ぐるぐるとその周辺を回って歩こうと試みます。
それで、思いの外美しい、メイン・ストリートとはまた別の、すばらしいオクスフォード風景と巡り会います。 枚数が多くなりましたので、それは残念ながらまた次回。