
11月30日、早朝の天気予報によると、大手町の湿度はなんと87%。
天候がよいこのときを逃してはならないと、朝食もとらず、とにかくカメラを持って根岸森林公園へ出かけました。
公園をぐるりとまわってラクウショウのところまできたとき、何やらファインダーが見えにくくなったのです。でもまさか、レンズが曇ってきていたとは…。中央の右下部分が一部不鮮明です。
しかしまあ、これもある意味よい記録かも知れません。
ラクウショウの向こう側は狭い池。この付近は根岸森林公園の中でもとくに湿ってじめじめしているところなので、さらに湿気が増してこのようなことになったのでしょう。
ラクウショウは別名ヌマスギというくらい、湿ったところが大好きなのです。
紅葉の頃のラクウショウは、メタセコイアのように端正な姿にはなりません。何やらめらめらと燃えるよう…。
突然に湿度が上がった晩秋の朝、陽を浴びたラクウショウは「炎を見るがごとし」でした。