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お堀の紅葉〜バッハの余韻

2014.11.28(13:46)

お堀の紅葉1

 学生時代、毎朝45分間のNHKFMの「朝のバロック」をぼくは楽しみにしていました。それとFM東京では週に1回1時間の「バロック音楽の楽しみ」という番組が服部幸三さんの司会で放送されていました。
 これらの番組で流される曲を、ぼくは片っ端からオープンリールのテープ・デッキで録音して、この世界にはまり込んでいました。
 そうした番組の中で、バッハの演奏というと放送される確率が高かったのが、カール・リヒター指揮のシュツットガルト室内合奏団とヘルムート・ヴィンシャーマンの「ドイツ・バッハ・ゾリステン」の演奏でした。
 ヘルムート・ヴィンシャーマンさんはオーボエ奏者で、当時ドイツ・バッハ・ゾリステンでも自分でオーボエを吹きながらバッハを指揮している、という話を聞いたことがあるように思います。
 いずれにせよ、ぼくにとっては「バッハといえばヴィンシャーマンのドイツ・バッハ・ゾリステンの演奏」であり、ヴィヴァルディなどのイタリア・バロックからこの世界に入ったぼくがバッハを好きになったのはこの人のおかげでした。
 「大阪でマタイ受難曲全曲を唱うので聴きにきませんか」と誘いの手紙をもらったとき、パンフレットを見たぼくは「指揮:ヘルムート・ヴィンシャーマン」の記載に思わず胸が躍りました。
 あれからもう約45年、ヴィンシャーマンのマタイ受難曲を生演奏で聴くことができるなんて!
 11月24日、フェスティバル・ホールの演奏はたいへんすばらしく、いまだにその余韻が頭の中に響いています。

 …というわけで、大阪まで行ってきました。
 写真は26日、大阪城の南外堀付近で撮影した紅葉です。

2014年11月28日

  1. お堀の紅葉〜バッハの余韻(11/28)