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箱本館「紺屋」

2014.11.15(18:00)

141015 郡山 箱本館紺屋外観

 10月15日、近鉄郡山駅から徒歩で約10分、箱本館「紺屋」を訪れました。

 「箱本」とは豊臣秀長の頃から始まった自治組織のことです。
 近世の都市においては、町屋敷地にかかる地子(農村の年貢に相当する)を領主権力が免除することがありました。城下町・宿場町などでは商工業振興のための町人誘致が行われ、地子免除が行われたと言うことのようです。
 地子免除の特権を受けたのは十三の町で、特権を示す文書は朱印箱という箱(現物が残っている)に収め、封印して1ヶ月毎に十三町で持ち回っていました。当たり月の町を箱本と言い、治安、消化、伝馬などの問題を自分たちで協議し解決していたということです。ほかにも、藩からの通達事項の伝達、税の徴収、訴訟や株仲間の統制、南都祭礼への奉仕などの民政を担当していました。


141015 郡山 箱本館紺屋内部全景

 そうした町の中に染め物(藍染め)を職業とする人たちが集まった職人町として「紺屋町」があり、豊臣秀長の時代に町ができたと見られているそうです。
 江戸時代に大きく発展しましたが、明治維新後は紺屋を職業とする家が少なくなり、現在藍染めの博物館となっている「奥野家」は、紺屋の技術を現代に伝えてきたのだ、ということのようです。


141015 郡山 紺屋の座敷への上がり口


141015 郡山 紺屋座敷の藍染め製品

 写真の枚数が多くなりますが、それはやはり藍染めの色がとてもきれいで、安らぎと美しさの双方を感じるからです。


141015 郡山 藍瓶全体像


141015 郡山 紺屋藍瓶アップ

 箱本の箱 付近の展示物を除いては撮影可となっていました。


141015 郡山 藍染め展示1


141015 郡山 藍染め展示2


141015 郡山 藍染め展示3


141015 郡山 紺屋中庭に面した縁側


141015 郡山 紺屋の内部の金魚飾り

 余談になりますが、郡山のもうひとつの名物「金魚」に関しても多少の展示がありました。


141015 郡山 金魚模様の座敷机

 螺鈿細工でしょうか、金魚の模様が美しい。


141015 郡山 紺屋中国金魚展示文

 上は読んでみて「不気味な話だなあ」とびっくりしたものですから、写真をそのまま出しておきます。

 なお、「奥野家」の一部では、藍染めの体験ができるようになっていまして、その施設の様子も撮影してありますが、枚数が多くなりすますので、それはまた次回に。

2014年11月15日

  1. 箱本館「紺屋」(11/15)