
5月9日、東海道線藤沢駅から北へ徒歩約15分、時宗の総本山清浄光寺(せいじょうこうじ)を訪ねた。
3年ほど前から奈良、京都、鎌倉などの古都を訪ねるうち、著名な寺院にも立ち寄ることが多く、気が付いてみれば日本の主要仏教13宗派のうち、かなりの数の総本山を訪れている。
お参りしていないのは金剛峯寺、久遠寺、大念仏寺、永平寺のほかは、この清浄光寺だった。遠方ならともかく、同じ神奈川県内だから、一度は訪ねてみたいと思っていた。

清浄光寺は「遊行寺」という名のほうがよく知られている。宗祖・一遍以来、代々の遊行上人が法主として、念仏を広める布教の旅に従事したのだそうだ。
浄土真宗の信者数が約1250万人、浄土宗が600万人、日蓮宗が385万人などと言われるのに対し、時宗は5万9千人程度だそうだから、奈良の古い仏教、法相宗、華厳宗、律宗などと同様に、日常生活ではあまり馴染みはない。

図式的なものの見方をすれば、法然、親鸞、一遍の三上人がひとくくりで、現世において阿弥陀仏を念じ、浄土への往生を願う、ということであるらしい。それぞれ信心や悟りについての考え方に相違があって、一遍上人の考え方は「南無阿弥陀仏」という名号そのものに絶対的な力があって救われるのだ、としたらしい。



堂内には阿弥陀如来座像が安置されていたと記憶しているが、「本尊は?」と尋ねられたら、阿弥陀如来と答えるのではなく、「南無阿弥陀仏の名号である」と答えるのが正しいらしい。


境内は広く、本堂の裏から西側へと放生池、社務所、社務所の庭園などが広がっている。
今回の記事ではそこまで紹介しているとたいへんなので、本堂回りだけで終わらせていただく。
ぐるりとまわって、社務所前の中雀門の横を出てくると、目の前にまたオオイチョウが出てくる。

イチョウは樹高21m、幹回り 7.1m。かつては高さ31m あったが昭和57年の台風で幹が折れてしまったという。それが復活して現在に至っている。樹齢は不明だそうだ。

イチョウの下から中雀門のほうを見ている。
最後にもう一度本堂の姿を眺め、この日は清浄光寺を後にし、藤沢本町駅へと向かった。


バラもそろそろ終わりが近づいてきました。
ナエマも傷みが見え始めていますが、せっかくウッドデッキの内側に顔を出してくれて、居間の側から眺められるので、やはりこの様子を記録しておこうと、上は28日、下は29日に撮影しました。

【日常の記録】
かみさんが忙しいと、スキップの散歩を依頼されます。
買い物とか、草むしりとか、かみさんとの打ち合わせとか、ここ数日忙しくしていまして、本日も2枚の画像だけで失礼いたします。

昨年きれいに撮れたから今年も…、と挑戦していますが、撮りにくい花なのです。
かなり絞って手前のほうの花のシベの先端にフォーカスを合わせればよい、と理屈通りにいきません。
ひょろっと立っているから、風に揺れます。撮影者も中腰ですから身体が揺れます。かといって、スペースが狭いので三脚など使いたくない。
このノビルは開花したばかり。そこであれっ? と思うのですが、雌しべの柱頭があまり発達していないように見えます。
この花もまた、最初に雄しべが発達して、雄しべが衰える頃に雌しべが大きくなる、というパターンの花なのでしょうか。
ノビルは草むしりの際に片っ端から抜いているのですが、道路に近いフェンス際は近づきにくく、また、バラ近いところにはあまり手を出さないようにしているので、いつの間にか大きく育ったノビルが出てきます。
そうなると、花を咲かせてやりたくて、頑張れよ、と残してあります。
ちょっと忙しくなってきたので、本日は写真1枚だけにしました。

「馬の博物館」のバラは、いままで「バラもあります」という程度の咲かせ方だった。
それがどうしたことか、今年は「どうです? 見てください」と言わんばかりに変わった。
かみさんと、「担当のガーデナーが交替したに違いない」と噂している。
上は名札はないが、どう見てもバタースコッチだ。わが家よりも陽当たりがよく、盛大に咲いている。
このバラはかなりの早咲きで、この数日後には雨風にやられて見るも無残な姿になってしまった。
一番よい時期にぼくがカメラに収めたのではないか、と思っている。

フェンスに絡ませた紅白のつるバラ。
名札はないが、赤いほうは「カクテル」のように見える。白いほうは似た花が多いのでなんとも言えない。
紅白を上下に配して誘引したのはさすがだ。

馬の博物館のタイル壁はバラが引き立ち、うらやましい。

この柵の内側で、よく馬を放して遊ばせている。
【ジュリア】

「ジュリア」を知ったのは藤沢・六会の日大生物資源科学部のバラ園だ。
色が気に入ったが、株が小さく、いまひとつ元気がなかった。
まさか「馬の博物館」にジュリアが登場するとは、思っていなかった。しかも見事に咲かせているではないか。

バター・スコッチは茶系のアプリコット色でも黄色味が強く、陽が射すと黄金色に輝くような感じになるのに対し、ジュリアは茶色味がかなり強く、やや渋い味わい。
茶系のバラの代表格として知られている、イギリスのバラだ。
今年は日大生物資源科学部のバラ園にも、港の見える丘のバラ園にも行かなかった。
「横浜イングリッシュガーデン」が変わった種類が多く新鮮だったが、訳あってカメラを持参しなかった。
San Poの会 で谷津のバラ園を見てきたが、カメラがコンパクト・デジカメなのでほとんど撮っていない。
それでも、自宅と馬の博物館と横浜イングリッシュガーデンで十分楽しんだ、と満足している。
【日常の記録】
5月27日、スキップの散歩と草むしりと衣類の整理など家事に追われた。
5月28日、朝こむら返りを起こしたので、スポーツジムでストレッチと筋力トレーニング、ウォーキングをやった。訳あって遠出をあまりしないようにしているが、血圧もほぼ正常値をキープしていて、連日の草むしりにもかかわらず腰痛がなく、体調はよい。
【セラスティウム】

ヨーロッパ原産、ナデシコ科。
花が単純な白ではなく、銀色がかっていて、この感じを写真でとらえようとして、春になるたびに苦しめられます。
挑戦意欲が湧くとも言えますが、結果には満足できません。
カメラとレタッチ双方のぼくの技術を駆使しても、いまのところこの程度で満足するしかありません。

【ルイーザ・ストーン】

バラの分類にはいろいろありますが、オールド・ローズとモダン・ローズという表現や、バラ園などモダン・ローズの中でハイブリッド・ティー(HT)とフロリバンダ(FL)を使い分けるのは、花の付き方が違うので販売にも購入にもこの分類が便利だからでしょう。
いっぽう、樹形でもつる性のバラ(CL)かそうでないか、というのは、苗を買う立場から重要なポイントで、樹形が木立性(ブッシュ形)のバラかクライミング・ローズかははっきりとわからないと困るわけです。
このルイーザ・ストーンはシュラブ・ローズ(shrub rose)といってどちらにも属さない低木のバラ。「半つる性」という言い方をしている向きもありますが、それでは英語の意味からかけ離れてしまいます。
英語本来の意味は「低木」ないし「灌木」です。
ある意味、木立でもなくつる性でもないバラを一緒くたにシュラブ・ローズと呼んでいる場合もあるそうですから、それで「半つる性のバラ」という言い方が出てくるのかも知れません。
というわけで、とても背丈が低く、香りが強い。イギリスのハークネス社が作出したバラです。
【イチハツ】

少し上から見下ろした画像が、いままでありませんでしたので。
【品種不明の花】

品種がわかりません。
下のアップ画像は一見コデマリに似ていますが、上のように蔓を伸ばして這っていきます。

【センチメンタル】

白と赤のマーブル模様の花色です。
【サルビアの仲間】

5月7日の撮影なので、本日27日に残った花を確認してみました。
現物は、花も葉も、どう見てもラベンダー・セージでした。
ただ、写真を見ても花の様子がラベンダー・セージらしくありません。
はて? そばに似たサルビアの仲間があっただろうか…。
【陽が当たり輝くパット・オースチン】

【アークトティス・グランディス】(Arctotis grandis)

わりと背が高く、60cm くらいでしょうか。
花弁の白がややくすんだ印象があり、その一見地味な感じもまた、よいところ。
南アフリカ産。
【ソフィーズ・パーペチュアル】

【マーガレット】

昨日の写真の位置から少し離れ、全体の繁みの様子がわかるように撮りました。
【擁壁の白いバラ】

品種札が飛んでしまい、植えたかみさんが忘れてしまうと、似た花が多いだけに困ってしまいます。
有名なバラ、だそうです。
【チョウジソウ】

丁字草。リンドウ目キョウチクトウ科、有毒だそうです。
半日陰を好むそうで、この植え方は花に合っていると言えそうです。
【ウチョウラン】

Wikipedia を調べると「絶滅危惧II類」と出ています。
園芸品種化が進んで、野生のものが盗掘される危険も減じたとか…。
つまりは山野草の人気種だったようです。ふつうは羽蝶蘭と書かれる場合が多いそうです。
花ともだちのS さんからの いただきものです
庭の花の写真が多すぎて収拾が付かなくなり。こんな記事が多くなっていますが、「庭の花の記録」としては、やはり自分の家の庭ですから記録しておきたいところ。
「もう飽きた」という方もいらっしゃるでしょう。たしかに、切りがないですし、掲載を断念した写真は山ほどあります。そろそろ追い着いて終わるでしょう。
すると次は、昨年5月末頃に旅行して掲載し損ねた「安土城趾」とか「石山寺」とかが登場します。
【マーガレット】

このマーガレットは、くすんだ黄色から明るい黄色、白まで色が変化します。
花壇の植え込みですが、離れずに上から覗き込んで撮りました。
【コデマリとツツジ】

冬にはかなり刈り込んでいるのですが、それでもここまで伸びてしまいます。


【火鉢のカラー】

植えっぱなしにし過ぎて、元気がなかったのですが、なんとか復活しました。
少しケアが必要かも知れません。
【ソフィーズ・パーペチュアル】

チャイナ系オールド・ローズです。
かなり早い時期から開花しています。
【モッコウバラ】

擁壁に垂れ下がる様子をどう撮ったらよいのか、悩みながら撮影しています。

【タイム】

どうもいろいろな見た目の花が「タイム」と呼ばれているようです。
こちらのタイムは横に広がり、グランドカバーなどに使われています。
【アニソドンテア】

南アフリカ産のアオイ科の花。園芸種として最近になって注目されてきたかな、というところです。
背丈は1m を越えて伸びます。次から次へと花を咲かせ、暖かいあいだはずうっと咲いているように感じます。
【日常の記録】
5月26日、午前中は料理教室でした。じつは、「お料理はじめての会」コースと「和食基本技術の会」の2コースを始めています。
本日のメニューは「切干大根の煮もの」「新じゃがと豚肉の照り煮」「ささみとみつばのわさび酢あえ」でした。帰宅後少し草むしりとアイロンかけをして、それからこの記事の写真を整理しました。
【ツルマンネングサ】

花壇の外、車道との縁のところに毎年出てきていたツルマンネングサは、突然花壇の内部に進出し、広がっています。
メキシコマンネングサ、コモチマンネングサなど似た花が多いですが、ツルマンネングサの特徴は写真下側に見えている蔓と葉の付き方にあり、かなり特徴的なのでわかりやすく感じます。
【ウッドデッキ内側に顔を出したナエマ】

このあと、ウッドデッキの外側で枝を伸ばし、5月25日現在たいへんな勢いです。
「ナエマ」をネットで検索すると、ゲラン社の香水がヒットすることも多いようです。
バラの「ナエマ」も香りで知られています。
語源は千夜一夜物語に登場する王女の名前とか…。
【ユキノシタ】

前々回の記事でセリバヒエンソウの背景に見えていたユキノシタは、たくさんの花を咲かせました。
【バタースコッチ】

早咲きです。
写真は5月18日撮影ですが、5月25日現在、そろそろ終わりか…、というところです。
【ピエール・ド・ロンサール】

ピエール・ド・ロンサールは、南西側の擁壁に這わせています。

【ヒメフウロ】

かみさんが一度育てただけなのに、北東側玄関前から花壇のほうへと少しずつ位置を変え、今年はとくに勢いを増しました。

【パット・オースチン】

つるバラで、花を付ける花柄部分が細く、花は垂れ下がります。
背を高く伸ばし、パーゴラに這わせようと計画していますが、まだ年数が掛かりそうです。
【シャポー・ド・ナポレオン】

【ポールズ・ヒマラヤン・ムスク】

バラの教室の先生の庭で広がっているのを見て、擁壁に這わせてみよう、と購入したそうです。
可愛い小さな花を付けるつるバラです。
放っておくと10m 以上も蔓を伸ばすとか…。

【日常の記録】
5月24日、かみさんは土曜・日曜と花屋さんの日。したがってスキップの散歩を担当しなければなりません。
そのあと、1時間くらい草むしりをして、こわばった足腰をぼぐしにスポーツ・ジムへ行きました。
5月25日、庭の写真撮影、スキップの散歩、草むしりのあとは、読書。新潮文庫『裁きの鐘は(上・下)』(ジェフリー・アーチャー)を読了。