【花屋さん】

4月26日と27日は花屋さんの日でした。
金曜日の夜に苗を預かり、土日の2日間、自宅前の私道で花の苗を販売します。
あらかじめチラシを配り、常連のお客様の来店を待ちます。

上の写真のような具合ですが、みなさん花の話題を楽しまれています。庭を見せてほしい、と頼まれて、案内することもしています。
先月いらっしゃらなかったSさんがお見えになりました。腰を痛めたとおっしゃっていたので心配していましたが、先月はたまたま忙しくて、当方のチラシをご覧にならなかったようでした。
「鈴虫草を出してあるから写真を撮ってほしい」とおっしゃるSさんは、めずらしい山野草が好きで、わが家のセリバヒエンソウも元々はSさんからいただいたものなのです。
「鈴虫草なんて見て喜んでくれるのはあなたくらいしかいないから…」とおっしゃるので、午後にSさん宅へうかがいました。
【鈴虫草】

名前は聞いたことがありましたが、実際に自分の目で見るのは初めてです。
ラン科の植物で、花の唇弁がスズムシの雄の羽に似ていることからこの名前が付けられたようです。
採集禁止植物に指定されている地域が多いとのこと。


たしかに地味ですから、ふつうに花壇の花を楽しむ方たちからは、必ずしも喜ばれないでしょう。
逆に山野草の愛好家には大人気らしいです。

いったいどういう構造をしているのか、と思うのですが、ラン科の植物というのは「ずい柱」といって雄しべと雌しべが合体した柱が立っていて、ずい柱先端に雄しべの葯があり、その下面に柱頭がある、と Wikipedia には説明がありました。