【シナレンギョウとユキヤナギ】

4月1日、横浜市営地下鉄舞岡駅から舞岡公園まで歩いてみた。
周辺は自然豊かで、畑の中の道もきれいに整備されている。
レンギョウとユキヤナギの植え込みが美しく目を惹いた。
当ブログを始めた9年前は、わが家の周辺でもレンギョウが見られたが、開発が進むにつれて姿を消し、いまでは住宅の庭先に貧相なレンギョウがちらっと見られる程度だ。
その頃は「レンギョウはレンギョウ」でよかったが、いまは「花を中心にしているブログ」としてそうもいかない。

久しぶりによく調べてみる気になって、勉強をし直したが、区別がかなりややこしい。
公園や庭木などで「レンギョウ」として一般的に植栽されているのは、レンギョウ、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウの3種だということで、そのほかにもあるのだが、稀な種はここにはないだろうというこで、この3種の中で区別しようと考えた。
上の写真は花が咲いてると同時に葉が展開しているので「シナレンギョウ」以外にはありえない、と思われる。
「おしべよりめしべの方が長い」との記述がネットでも数多く見られ、念のため上の写真のように確かめた。
【チョウセンレンギョウ】

舞岡公園まで歩いて「瓜久保の家」の前にレンギョウを見つけた。
ごらんのように葉が見えない(まだ展開していない)。したがってこれは「シナレンギョウ」ではない。
そこで「レンギョウ」なのか「チョウセンレンギョウ」なのか、と真剣に調べ始めたが、ここで自分が撮影した花のシベの様子は下の写真の通りだ。風に揺れるなどしてたいへん撮りづらく、いまひとつフォーカスが甘いのはお許しいただきたい。

調べるうちに混乱してきた。
シナレンギョウは「雌しべのほうが雄しべより長い」、チョウセンレンギョウは「雄しべのほうが雌しべより長い」という記述がある一方で、両者とも「雌雄異株である」との記述が混在している。レンギョウの区別を扱っているブログ等は、自分が先に見つけたサイトを参照しているようで、当てにはできない。
「雄しべが雌しべより長い」ものを雄株だというなら、チョウセンレンギョウはすべて雄株だということになり、これもどうも納得できない。
ただ、頭に何も付かない、ただの「レンギョウ」というのは、どうも花の形が違うらしい。もっと花弁が幅広く丸っこいらしい。
だとすれば「瓜久保の家」の前のレンギョウは「チョウセンレンギョウ」だということだろう。
雄しべについては、しかし、どうも納得がいかない。ぼくが撮った写真のほとんどは、雄しべが左右から2本出ていて、葯がまん中で繋がっているのか、ぶつかっているのか…、そして雌しべの痕跡のようなものがそのあいだに小さく隠れているのだ。
花の仕組みがどうもよくわからない、というのが結論だが、先に見つけたのが「シナレンギョウ」で、「瓜久保の家」で後から見つけたのが「チョウセンレンギョウ」という結論は、たぶん間違いがないのではないか、と思われた。
【日常の記録】
4月24日、平塚共済病院循環器内科を受診。診療前に血圧を測ると、下が100、上が165とまだ妙に高い。血圧を下げる弱い薬を1ヶ月少量服用して、様子をみようということになった。
午後も相変わらず高めで推移。
4月25日、慶應病院内科に早めにエントリーして、新宿御苑へ。午後、内科を受診。定例の血液検査では甲状腺機能、血糖値、コレステロール等まったく正常で問題ない、とのこと。血圧も下76、上125と正常値だった。ここ20日間の経緯を説明。「アレルギー剤で血圧異常上昇はあり得るが、いずれにせよあまり気に掛けるのもよくない。血圧は平塚共済病院の先生とよく相談しつつ様子を見てほしい」とのこと。
とりあえず、ほっとして帰宅し、午後3時から2時間ほど草むしり。

庭のユキヤナギ(4月1日撮影)です。
血圧は思うように下がらず、鼻と咽頭の風邪は執拗で、腹具合と眼の調子もよくない。絶不調でして、写真を整理し、プログ記事を書く気力も起きません。
暖かい庭へ出て、自分のペースで草むしりをし、あとはうとうとと眠って過ごしております。

横浜市中区・根岸森林公園に近い住宅地に住んで、もう相当長いあいだ、ツクシを見たことがありませんでした。
ところが今年は、鎌倉の横須賀線の線路沿いと、ここ地下鉄・舞岡駅から舞岡公園へ向かう途中の畑沿いの二個所で、ツクシを見ることができました。

砂子(いさご)は現在の京急駅前付近の町名で、砂地であったことからの地名だろうと考えられているそうだ。太田道灌が「かもめいる いさごの里にきてみれば はるかにかよう おきつ浦風」と詠んだらしい。江戸時代より旧川崎宿の中心部に位置していた、という。
現在は商店街だが、その真っ直中に「砂子の里(いさごのさと)資料館」が建っている。
神奈川県議会議員・参議院議員を経て、現在は川崎市観光協会連合会会長を務める館長・斎藤文夫さんの浮世絵コレクションが、この「砂子の里資料館」の展示の中心だ。
こちらのことを知ったのは昨年三菱一号館美術館で開催された「浮世絵 Floating World 珠玉の斎藤コレクション」という展示がきっかけだった。
「砂子の里資料館」は狭いので、大々的な展示はできないが、毎月1回テーマを決めて、齋藤さんのコレクションの中から展示してくれているらしい。入場料金無料というのが嬉しい。
今月は26日までで、歌川広重の晩年の大作「六十余州名所図会」を公開している。このような機会を逃してはならないと、4月22日に観にいった。
JR川崎駅から徒歩5、6分、京急川崎駅からなら徒歩2分。ただし日曜・祝日は休館である。来月は「横浜絵」を展示すると聞いたので、これも楽しみだ。
(注)展示品入れ替えで不定期に休みがあるようです。いらゃーっしゃられる方は、必ずホームページで確認の上、お出かけください。
【日常の記録】
4月21日、平塚共済病院へ血圧急上昇の診療・相談。午後は映画『LOOPER/ルーパー』を観た(かなりいい加減なSF作品)。祥伝社文庫『武家の古都「鎌倉」を歩く』を読了。
4月22日、午前中はスキップの散歩。午後は映画『アナザー・プラネット』を観た。これはなかなかよくできた、渋いSF作品。そのあと、講談社文庫の『前夜(上下)』(リー・チャイルド)にどっぷりとはまり込み、22日中に読了。
4月23日、午前中は庭と根岸森林公園で花の撮影後、ひたすら草むしり。午後はかみさんと みなとみらいクロス・パティオ「緑のギャラリー」へ横浜ばら写真の会写真展「I love Roses 2014」を観に行った。

4月8日の新宿御苑の風景です。
結婚の記念撮影でしょうか。





クサイチゴでしょうか。









信濃町・慶應病院での定期検診の待ち時間を利用して、新宿御苑に千駄ヶ谷門から入りました。
4月8日ですから、オオシマザクラはもう葉が多く、ソメイヨシノはどんどん散っているところです。







この枝垂れ桜は、「一葉」という札が下がっていました。
「さくら散る新宿御苑」は「その2」につづきます。
明日は今晩よりも一段と美しい画像をたくさん準備しております。
【日常の記録】
4月17日〜18日、体調がなんとなくよくなくて、庭の草むしり、スキップの散歩、庭と根岸森林公園での撮影以外は自宅でくすぶっていました。
4月19日、翌日はスポーツジムが休みになるからとスポーツジムへ出かけましたが、一通り終了後に血圧が急上昇。こんなことは初めてで、ふだんより上は40、下は20くらい高い。20日も異常値が続いたので、この記事の予約更新の頃は平塚共済病院で緊急に診てもらうことになっております。
追記: 平塚から帰ってきました。結論は「花粉症対策の抗アレルギー剤の副作用」以外には考えられない、ということで、本日は平常よりやや高い程度までおさまってきているので、二、三日の内に平常に戻るだろう、ということでした。
一時は、血圧の上が180、下が110なんて、自分でも見たことがないような数字にびっくりして慌てました。
現在は上が144、下が95です。ぼくの平常血圧は上が125〜135、下が80〜85くらいです。
一週間抗アレルギー剤を服用していたあいだ、初めて血圧を測ったのが19日土曜日、その5〜6日前から、鼻炎は止まっても身体がだるく、妙な感じでした。みなさんも薬剤には気をつけましょう。

わが家のユキヤナギ。
「3月の写真から」の最後です。

以前はとても大きな株がありましたが、あまりにも場所を取りすぎるので、泣く泣く大幅に伐ってしまいました。
こちらはそれとは別に北東花壇に植えていたユキヤナギ。
ある程度奔放に枝を伸ばすことを許容しているので、それなれのおもしろさがあります。

以前の大株のように、アーチが何重にも重なる、ということはありません。

これで、「3月の写真から」は終了です。
4月にも掲載しきれないくらいの写真が、まだまだたくさんあります。