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「馬の博物館」のトサミズキ

2014.03.20(18:00)

トサミズキと道産子太郎140316

 根岸森林公園内「馬の博物館」のトサミズキは、毎年この時季に、道産子太郎の像とともに紹介しています。
 馬のほうはプレートに「道産子太郎」とあるだけで詳細はわかりません。
 最近は、公園などでトサミズキを見かけることが多くなりましたが、小さな株が多く、このように大きな株はなかなか見つかりません。
 この株から手前に、十数本の小さなトサミズキが植えられていて、花の様子を詳細に観察できます。


煉瓦塀を背景にしたトサミズキの横枝140316

 背景は「馬の博物館」の煉瓦壁です。
 少しずつ遠ざかり、花序が垂れ下がった様子がよく見えるようにしていきます。


煉瓦壁を背景にしたトサミズキの枝140316


トサミズキの大木と青空140316

 上のほうの枝はこんな感じです。


トサミズキの大房140316

 赤い葯のあいだから白く細長い雌しべが二本飛びだして見えるのが、正常な花の状態です。
 ひとつの花序では、房の上の方の花から咲き始めるらしく、花粉を飛ばすと葯の色は紅い輝きを失って褐色になり、白い雌しべは見えなくなります。


逆光のトサミズキアップ140316

 上の写真で、手前の花序の上のほうの花は雌しべは見えません。
 垂れ下がった一番下の花の先に、ちらりと雌しべがのぞいています。
 この花序は早めに咲き始めたのだろう、と推測されます。

 したがって、6枚目の写真より5枚目の写真のほうが、生き生きとしてよい写真だ、ということになります。
 実際に、赤い葯が見えているほうが、コントラストがはっきりして華やかに見えます。

(追記)
 樂 さんのご指摘で、もう少し詳しく調べました。
 ある方の観察によると、雄蕊の葯は花粉製造を始めると、黄色の花粉がたくさん付いた少し小さな状態になり、その花粉を飛ばせてしまうと、黒っぽい褐色の小さな葯が残る、ということのようです。
 黄色い葯がたくさん付いた状態の写真も見ました。
 現場では、かさかさした感じの黒褐色の葯になってしまった花か、赤い大きな葯を付け、雌しべも伸びた花が見られ、その中間状態は目に止まりませんでした。
 いずれにせよ、中間状態は必ずあるはずで、できれば赤い大きな葯から黄色い花粉をたくさん付けた状態へ変化する途中も見てみたいものです。そういつも見に行っているわけにはいかないので、機会があれば観察してみたい、と思います。


【日常の記録】
 昨日(3月19日)は、カイロプラクティックから帰ってきて、夕食をとりながらかみさんとノルウェーのテレビ映画「私立探偵ヴァルグ」を観ました。
 スウェーデン、ノルウェーのミステリを読んだりテレビ映画を見ていると、日本の将来を占うことができます。
 高度な社会保障制度を維持するために、北欧は労働力を移民の流入に頼りました。
 日本も労働人口減に悩み、いずれそうせざるを得なくなるはずです。
 北欧では、移民の流入とともに、社会は高所得層と低所得層の二階層化が進みました。そうなると社会的な軋轢が表面化し始めます。日本が同様の道を辿れば、世界一安全な国ににもやがて不満が渦巻き、犯罪が増えてくるはずです。移民制度への不満は民族主義の台頭にも繋がります。
 日本の労働人口はいやでも減少の一途を辿るはずなので、年金制度を維持するためには、結局は北欧のような社会に倣うしかなくなるでしょう。いまから「産めよ、増やせよ」と叫んでも間に合いません。
 この流れを上手に回避する方法が何かあるでしょうか。

2014年03月20日

  1. 「馬の博物館」のトサミズキ(03/20)