
後醍醐天皇の皇子護良親王を祀った鎌倉宮(大塔宮)から奥へ徒歩15分歩きますと、臨済宗円覚寺派の寺院で「瑞泉寺」(ずいせんじ)というお寺があります。
水仙が美しいというので行ってみましたが、深い谷にあり陽当たりがよくなく、1月22日現在、水仙はやっと咲きはじめたという程度でした。

上の写真は瑞泉寺の本堂です。
梅も咲きそろうときれいだと思いますが、山や崖に囲まれて、開花は少し遅いかも知れません。
この本堂の背後に、風変わりな庭園があります。

同寺のホームページには「岩庭」と書かれています。
「岩盤を彫刻的手法によって庭園となし、書院庭園のさきがけをなすものであり、鎌倉に残る鎌倉時代唯一の庭園」だそうです。開山の夢想国師が作庭されたとのこと。
残念なのは写真を撮影したそのポイントからのみ撮影可で、立ち入りできません。写真の岩盤の上にはさらに庭園が広がり、「遠くには箱根の山々がかすみ、右手に霊峰富士が大きく裾を広げる足下には、相模湾が自然の池をなしている、借景の大庭園の広がるこの山頂に夢窓国師は小亭を建て、界一覧亭と名づけた」のだそうです。


なにしろ岩肌剥き出しですから、陽射しの関係上、こんなふうにしか撮れません。
かなり異様な風景で戸惑いますが、こんな庭園はほかに見たことがなく、とてもめずらしく感じました。

【日常の記録】
2月1日、午前10時に家を出て、San Poの会へ。集合場所は東武伊勢崎線西新井駅。
近くの公園で昼食後、徳寿院、西新井大師、諏訪木西公園、舎人公園と歩きました。
この方面はまったく初めてでした。
帰りの車内で『柳田国男作品集』(遠野物語、日本の伝説、ごとも風土記)を読了。