【シャガ】

駒込の「六義園」を初めて訪れたのは昨年の6月26日でした。
「つつじ茶屋」というのがありまして、ツツジの時季の美しさでは知られているらしい。4月16日、少し早いかとは思いましたが、「六義園」を再訪しました。
ツツジを楽しむ予定でしたが、入り口近くのシャガがすばらしく、まずはここへ腰を据えてしまいました。

横浜でもよく見かけるシャガですが、藪の中でぐしゃぐしゃになっていることが多いのです。
六義園のシャガは見事でした。
【フジ】

それではいよいよツツジか…、というところで、今度は藤棚で立ち止まってしまいました。

根岸森林公園にも藤棚が二つありますが、このように見事に垂れ下がってはくれません。

【蓬莱島】

ようやく入り口近くを抜け出して日本庭園の中心にある池のほうへ向かいます。
遠くてよくわかりませんがカワウらしき鳥がいるのは「蓬莱島」です。松が生えていたそうですが、東日本大震災で石組が崩れ、松は倒れてしまったそうです。
【ツツジ】

六義園は 柳沢吉保が元禄時代に築園した代表的な大名庭園で、明治になって岩崎彌太郎が引き継ぎ、昭和28年に東京市に寄付されたものです。
広い敷地の中央に池を配し、周囲を広大な林が取り囲んでいます。
ツツジの名品は中央の日本庭園ではなく、林の中にありました。
上は真っ先に目に付いた「大盃」という品種のツツジです。
自分の勉強のために数多く写真を撮り、解説板も撮ってありますが、ここでひとつひとつ披露していたらたいへんですので、目に付いた代表的なものをいくつか掲載したいと思います。

「六義園」のていねいな解説板のおかげで、こういうのを「ヤマツツジ」というのだ、とよくわかりました。

これは「本霧島」。

この繊細なツツジは、なぜか解説板が見つかりません。
ご存じの方は教えてください。
【つつじ茶屋】

『つつじ茶屋』は明治時代に岩崎家によって作られたもの。柱と梁はツツジとサルスベリで、ツツジは成長が遅く、柱として使える材を集めることは大変むずかしいそうです。
すでに一度紹介していますが、この角度からの写真は初めてです。
【ドウダンツツジの古木】

びっくりさせられたのは、ドウダンツツジの古木です。ぼくの背丈よりも高い大きい木です。
この写真では全体を撮ったのでわかりにくいですが、下の写真のように花が咲いていました。

【藤代峠から見下ろす六義園の庭園】

六義園は紀州の山野をモデルにつくられ、紀州と同様に山があり、峠があります。
標高35m の「藤代峠」に登って見下ろした写真を最後に掲載いたします。