
5月6日、山下公園で「花壇展」というのをやっているから見に行かないかとかみさんに誘われて、午後からタクシーで山下公園へ向かいました。
でも、真っ先に目に付いたのが上の光景です。
根岸森林公園のトチノキはとんでもない高木で、実が落ちているのを拾ったことがありますから確かに花が咲いているのかも知れませんが、はるか梢のほうに咲いているらしく、トチノキの大きな葉が邪魔になって、花を見たことがありません。
初めて花を見たのは大船フラワーセンターでした。
だから、上の光景はぼくにはとてもめずらしいのです。

一応近づけるだけ近づいて、ズーム最大105mmです。
もしかすると、トチノキではなくてセイヨウトチノキだということかもしれませんが、観察できた回数が少なすぎるためぼくには区別が付きません。
(根岸森林公園で拾った実は、ふつうのトチノキのほうの実でした)

「花壇展」が大したことがないのでバラ園など眺めながらぶらぶらしていると、遠く「大桟橋」のほうに巨大な船が停泊しているのが見えました。(上の写真の背景は別の船です)

岸壁まで出て眺めてみます。
「じゃあ、行ってみようか」と大桟橋まで向かうことにしました。

左側に停泊している船ですが、大きくて、たとえるならビルが横倒しになっているようなものです。
右側が板張りの「大桟橋」のデッキです。

う〜む、これはすごい!
調べてみました。
船名は SUN PRINCESS。カーニバル・コーポレーション という会社があって、その日本法人が運行する観光クルーズ船のようです。
1995年建造、船籍バミューダ、全長261m、全幅30にm、乗組員900名、乗客定員2022名、7万7千トンだそうです。
料金の例ですが…、
横浜発着、広島、博多、長崎などと韓国釜山まで出て行くクルーズが 約17万円から67万円まで。
韓国釜山、済州島、台湾台北、高雄をめぐる旅のほうが5万円ほど安いようです。

「なんだ、ベニバナトチノキが出てこないではないか」と言われそうですが…、
イタリア山庭園にベニバナトチノキがあるのを知っているので、5月9日に出直しました。
ところが、もう花が終わってしまっていて、とても写真になりません。
上はイタリア山公園で撮影しました。

仕方なく「港の見える丘公園」へ向かう途中、たしかベーリック・ホールの前庭だったと思います。ベニバナトチノキを見つけました。
ほとんど終わりかけで、花の新しいところを選んで撮るしかありませんでした。
花序も3日前の山下公園のトチノキのようにすっくと立っていてはくれません。


きれいなのですが、ぼくの好みからすると、なんかこう、いまひとつすっきりしない感じがします。
トチノキは、栃の実を入れた餅など食べているのが一番いいなあ、というのが最終的な感想でしょうか…(笑)
【ハマナス】(5月5日)

Wikipedia には「ハマナス(浜茄子、浜梨、玫瑰、学名:Rosa rugosa)は、バラ科バラ属の落葉低木。夏に赤い花(まれに白花)を咲かせる。根は染料などに、花はお茶などに、果実はローズヒップとして食用になる」と書かれています。
上の写真は本牧山頂公園で5月5日撮影ですが、実が独特の形状をしているのを確認済みでして、ハマナスに間違いないと思います。
【ナニワイバラ】(5月5日)

ところで、みなさんのブログを巡回していたらナニワイバラというのがあるそうで、花の雰囲気はハマナスととても似ています。ただ、葉の様子(光沢や鋸歯など)がバラとは思えない雰囲気で、見分けやすい。

一度見てみたいと思っていたら、同じ日に同じ本牧山頂公園の駐車場脇の空き地で撮ったのが、どうやらナニワイバラのようです。
「この花はいったい何だろう?」と不思議に思いつつ撮影したのを思い出しました。
【ノイバラ】(5月5日ほか)

花の大きさはずっと小型になりますが、またまた同じ本牧山頂公園で撮影したこれは何だろう?
花弁の形状や花の付き方からして、ノイバラではないかと、「日大生物資源科学部バラ園」「旧古川庭園」で撮影した写真を引っ張り出しました。ノイバラで間違いないのではないか、と思われますが、どうでしょうか。

上は「日大生物資源科学部バラ園」のノイバラ(5月10日撮影)です。

上は「旧古河庭園のノイバラ」(5月16日撮影)です。
【ハコネウツギ】(5月5日)

ナニワイバラを見つけた本牧山頂公園駐車場脇の空き地は、木々に囲まれた三角地で、そこに空き地があるとはなかなか気がつかないような場所です。木々の下を這い進むようにして中へ入ると、フェンスにはナニワイバラが、その他はハコネウツギなどの樹木に囲まれていました。

ハコネウツギは白い花が次第に赤へと変化するので、紅白楽しめるのが特徴ですが、花が傷みやすく、よい状態で撮るのはかなり難しい。この空き地もそれは同じですが、なにしろモデルの花が多いので、なんとかこの程度まで撮ることができました。

白い花は葯にたっぷり花粉が付いていますが、紅くなると花粉が落ちていたり、葯そのものがなくなっていたりします。
【タニウツギ】(5月5日)

同じ本牧山頂公園のタニウツギです。こちらは全部がこの色です。
ハコネウツギ同様花は傷みやすいですが、咲き始めを撮影できる幸運に恵まれました。同時にたくさん撮りましたが、ほとんどの花が傷んでいました。つぼみを入れて撮った上の写真が一番きれいです。
【ジュリア】(茶色のバラ)

茶系のバラ「バター・スコッチ」の人気が高いようですので、秘蔵の(大袈裟ですが…)写真を公開します。
「ジュリア」は英国の Wisbech Plant Co. が1976年に作出したバラで、ハイブリッド・ティーローズ(原則として茎1本にひとつの花が咲く)です。

「バター・スコッチ」は茶色が入っているといってもベースはやや黄色っぽく、陽が射すと輝いてにぎやかな感じになる一面がありますが、「ジュリア」はやや茶色が強めで、花弁の乱れ方がいくぶん乾燥しているような、アンティークな味わいがあります。

「ジュリア」は5月10日「日大生物資源科学部バラ園」にて撮影しました。
【亀戸天神社の藤まつり】

最寄り駅(根岸線山手駅)に「亀戸天神社藤祭り」のポスターがあるのを見て、4月25日、亀戸は初めてだし行ってみるか…、と出かけました。
フジの咲き具合は、すでに傷んでいる花も目立ち、「ちょっと遅かったか」というところ。確かによく長く垂れているのですが、観光客があまりに多く落ち着きません。
結果的に、近くの根岸森林公園の「馬の博物館」のフジが今年はなかなかよかったりしたわけですが、このときはそこまでわかっていませんでした。

すでにフジはたっぷり紹介していますから、亀戸天神社ならではの景色を選ばないといけない、と思いまして、東京スカイツリーと組み合わせたり、拝殿前の橋と組み合わせたり、藤棚の上のほうから撮ってみたりしたものを選びました。




【4月19日の新宿御苑】

2010年3月の退職時点で自分の健康は問題が多かったのですが、退職して3年、ストレスを避け、運動に努め、仕方のないところは手術をしたりして、ようやく生活は快調と言ってもよい状態となっています。
ただ、3ヶ月に1回は慶應病院の定期検査を受けなければなりません。
待ち時間が長いのが退屈で仕方なく、席を外しても大丈夫なときは「新宿御苑」を散策することにしています。
(カメラは Olympus のコンパクト・デジカメです)

コンパクトデジカメでも Olympus はマクロに強い。

機会があれば、久しぶりに撮ってみたかったハナミズキの花。うまい具合に低い枝が見つかりました。
花びらに見えている「総苞」ではなく、まん中のほんとうの花を撮っています。

千駄ヶ谷門を入ったところで撮影したツルオドリコソウ。
写真を撮ったときは何の花かわかりませんでしたが、写真の整理が遅れているので、みなさんのブログを見せていただいていると、教えていただけます(笑)

こちらは千駄ヶ谷門を出た塀際です。
オドリコソウを見つけたのは、数年前の浜離宮恩賜公園に次いで2回目でした。
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本日は上野の西洋美術館へ「ラファエロ展」を見に行きました。
確かユリノキがあったはず…、というのは間違いで、ユリノキは「国立博物館」のほう。あとでわざわざ国立博物館まで行きましたが、「大神社展」のチケット(¥1500)か「総合文化展」のチケット(¥600 )がないと前庭にも入れてもらえないのでした。残念!
ちなみに西洋美術館はタダで前庭へ入ることができます。
【バター・スコッチ】(日大生物資源科学部バラ園)

上下の写真とも5月10日の撮影です。
咲き進むに連れて、茶色っぽさが失せていきますが、陽が強く射すと金色に近い輝きを見せます。

【バター・スコッチ】(わが家の庭)

上下の写真とも5月14日の撮影です。

【ピエール・ド・ロンサール】(日大生物資源科学部バラ園)

咲き進むと、一番下に見えているような姿に変化していきます。
上下の写真とも、5月10日の撮影です。

【ピエール・ド・ロンサール】(わが家の庭)

上下の写真とも5月16日の撮影です。
日大生物資源科学部のバラよりも咲き進んでいます。

【クイーン・エリサベス】(日大生物資源科学部バラ園)

上下の写真とも、5月10日撮影です。

【クイーン・エリサベス】(わが家の庭)

上は5月11日撮影です。
父から引き継いできちんと剪定していなかったのを剪定し直していますが、まだ伸びすぎで、花を覗くのが困難です。

上は5月12日撮影です。
やや色飛びさせてしまいましたが、ムラサキツユクサやウッドデッキの様子がわかるので、この写真を選びました。

花壇の縁に上がって、日大生物資源科学部と同じくらい立派な画像を…、と努力しました(笑)
どちらがどうこうではなくて、それぞれのバラの花の雰囲気や、咲き方の変化などを楽しんでいただければ幸いです。
上の三種の中で、クイーン・エリザベスのみ、1本の茎にひとつの大輪の花を咲かせるハイブリッド・ティーローズ(HT)です。バター・スコッチとピエール・ド・ロンサールは つるバラ ですから、日大生物資源科学部もわが家も、つるバラ仕立てとなっています。
わが家のバター・スコッチは、ちらりと見えているパーゴラへ誘引しようとしています。
【葉山町・花の木公園】

San Poの会の友人たちと付き合っていますと、ぼくはもう少し足腰を鍛えなければならない、という気がしてきます。
登りでの息切れは心臓のせいだけではなく、筋力不足ではないか、と思うのです。
街ウォーキングから軽いハイキングへとレベル・アップの必要性を感じているものですから、4月18日、葉山町役場の隣の花の木公園(神奈川県三浦郡葉山町)にツツジを見にいって、もし大したことがなくて欲求不満を感じたら、そのまま里山ハイキングへ切り換えしよう、と考えていました。
上の写真、左側の上の丘が「花の木公園」、右側が「葉山町役場」です。

いろいろな種類のツツジがたくさん咲いているのですが、見に来ている方々はほぼ共通しての「手入れが悪い」「木が傷んでいる」「こんなことをしていてはもったいない」というような感想をささやかれていました 。
【仙元山ハイキングコース】

というわけで、ツツジに満足できませんでしたから、町役場横の坂を登り、実教寺という寺の脇の坂道を登りはじめます。
「仙元山ハイキングコース」の案内板が出ていました。

上の写真のような山道をとぼとぼと登っていくと、右の方に広く眺望が開けます。

正面やや左、森戸神社の辺りが見えているのではないか、と思われるのですが、はっきりとしません。

横浜中心部の住宅地ではなかなか見られない花々を眺めつつ、写真を撮ったりしながらゆっくりと歩きます。
スミレだと思いますが、よくわかりません。

花々を眺めつつ歩いて…、
半ばくらいまでくると「クサリ場」というのがありまして、下り急角度の階段の横に、足を踏み外すと危険なため、クサリが付けられていました。しかもかなり長い下りです。
上から見下ろした写真を撮りましたが、後で見ると登りにも見えてくるから不思議です。急角度に下り階段を上から見下ろしたとき、人の脳は下りだと認識しているので怖くなりますが、写真の平面の画面では上り下りの区別さえはっきりとわからなくなります。
その写真はつまらないので省略です。

下ってしまったらまた登らなければなりませんが、初めての植物を見つけると、疲れも吹き飛びます。
これがあのマムシグサなのでしょうか。
サトイモ科テンナンショウ属の仲間だろうということはわかります。
追記: 上下の写真は「ウラシマソウ」であると、紗真紗 さん、樂 さんから教えていただきました。見分け方のポイントも教わりました。ありがとうございました。いままでサトイモ科の中でもこのテンナンショウ属というのは一度も出会ったことがなく、よい経験となりました。

初めての植物と出会い、山を登ってきたかいがあった、と感じました。

上の写真は、撮影しているとき(4月18日)は何の花であるか知りませんでした。
その後みなさんのブログを閲覧していて、ホタルカズラ(ムラサキ科ムラサキ属)だと知りました。
これもぼくにとっては初めてです。

いよいよ仙元山山頂の展望台です。

海抜わずか118m であり、先ほどから歩いてきた尾根(クサリ場を下る前の尾根)のほうが標高が高いのですが、仙元山が名前を知られているのは、この眺めがあるからでしょう。
もし逆に、先に仙元山へ登り、あとから尾根伝いに歩こうとしたら、先ほどのクサリ場を登らなければなりません。それはちょっとやる気がしないですね。
上の写真、遠くに見えているのは江ノ島ではないか、と思われます。

どこが見えているのか、よくわかりません。

このハイキングの最中、何回も出会ったホウチャクソウですが、仙元山からの下りの道で撮った写真が一番きれいに撮れているように思うので。
ユリ科(別の分類体系あり)チゴユリ属。

さあて、「なんとかウツギ」だろうと検討をつけて撮影しましたが、調べたのはこの記事を書いている最中です。
マルバウツギ(アジサイ科またはユキノシタ科ウツギ属)ではないかと思うのですがどうでしょうか。


ようやく木の下交差点に下りてきました。正面右側の広い道路を下ってきましたが、上に「葉山教会」があると案内があります。まったく気がつきませんでした。横道からこの道路へ出てきたのかも知れません。
木の下交差点から海岸方向へ適当に歩いていたら、見覚えがあるところに出てきました。海岸通りの「元町」の交差点です。
すぐ近くに父の墓があるので、まさか素通りするわけにも行かず、訪れて見たら雑草が…。
それで結局草むしりとなりまして、おにぎりを入れていたビニール袋からあふれてしまうので、近くのスーパーで飲み物を買い物してビニール袋を調達。帰りのリュックは草の匂いがしました。
【PCの話】
ここ3、4週間、Google Chrome や Photoshop の動きが悪く、とくにATOK とバッティングするらしく、写真のファイルに名前を付けて保存しようとしたりすると、PCの作動よりもぼくの手の動きのほうが速いので、誤動作したり1分くらい動かなくなったり…。
原因を推定した上で、メモリを増設して4GB から12GB にしました。
毎日使っている Photoshop がサクサクと動くようになりまして、気をよくしております。
【イチハツ】(4月25日)

わが家の庭では、まずイチハツが開花し、イチハツが満開になった頃に青いアヤメが咲きはじめ、青いアヤメが満開になる頃に白いアヤメが開花しました。

昨年の庭の改造が効を奏し、陽当たりがよくなったせいか、イチハツは3倍くらいに増えて、ピークの頃の朝に花の数を数えると、45本も咲いていました。

花が咲き終わると、その脇から出たつぼみが膨らんで、新しい花と交替します。
そのため花期はかなり長いようです。ピークを過ぎた頃には、花殻を摘まないと見た目が悪くなってきます。
【アヤメ二種】

5月15日の雨上がりのアヤメです。
イチハツが平らな感じに咲くのに対して、ウサギの耳が立ったような表情になります。
アヤメも昨年の約2倍に増えました。

上は5月13日のアヤメのアップ。
わが家のアヤメはやや小型の種類のように思われます。

さて、この白いアヤメ。くすんだ色合いで、いまひとつ冴えない感じなのですが、陽の当たり方などによって思わぬ表情を見せます。それを捉えるのがなかなかむずかしく感じます。
写真は上、下とも5月19日の撮影です。

このようにアヤメの仲間たちが咲いているあいだ、奥のコンクリート擁壁ではバター・スコッチ、シャポー・ド・ナポレオン、ピエール・ド・ロンサールが咲き競っています。
ウッドデッキ横では、5月中旬を過ぎた頃から、遅れていたバラ「ナエマ」が開花してよい状態になってきました。
ジューンベリーが熟してきまして、一昨日はざっと300粒を採りましたが、また今日も赤黒くなった実が増えてきています。
夫婦揃っていれば、昼はウッドデッキに椅子とテーブルを出して、そこで食事をすることもあります。
ゴールデン・ウィークに来ることができなかった長女夫婦とバーベキューもやりました。
わが家のガーデン・ライフは、ようやくかたちになってきました。
なお、昨日は恒例の San Poの会 で、谷中、根津付近を歩き回っておりました。帰宅が遅くなり、ブログの更新とみなさんのところへおうかがいすることでできませんでした。
最近は、早寝早起きの生活を心掛けております。
【ハナミズキ】

根岸森林公園は、今年はハナミズキがいまひとつ。よい写真が撮れません。
なんとか1枚くらいは…、と「馬の博物館」のハナミズキです。
ちょっと寂しいですが、しかたありません。
【フジ】

馬の博物館は庭園部分に小さい藤棚がひとつ、馬場の奥に大きい藤棚がひとつ、合わせて二つの藤棚があります。
まずは庭園の藤棚から紹介しましょう。

小さくて素朴な藤棚ですが、ここの魅力は白いフジがあることです。


もちろん、紫色のフジもあります。

馬場の奥に位置する藤棚は、ご覧のようにとても大きい。
でも、馬場の奥へ回っていかないと藤棚があることさえ気がつかないような場所なので、知らない方も多いのではないか、と思われます。

ほとんど観客はなく、熊蜂が飛び交うばかり…。


藤棚の下へ入ると、とてもきれいです。
これを見てもらえないなんて、ちょっともったいない!


【鯉のぼり】

この季節の定番ですが、写真整理と記事のペースが追い着いておりません。
明日はまたSan Poの会があるので、ブログを更新できるかどうか…。もしかしたら無理かも知れません。