【馬の博物館のヤエザクラ】

根岸森林公園は元根岸競馬場だったことから、公園に隣接して「馬の博物館」という施設があります。
JRAの施設なので市が管理する根岸森林公園よりも樹木などの管理・整備の状態が行き届いていています。
正門から入っていくと、正面の階段の向こうにヤエザクラが覗くように見えてきます。

ソメイヨシノより遅れて満開になります。この写真は4月9日の撮影です。
遠目にはこのヤエザクラの美しさはわかりにくいので、近寄って観賞しましょう。

ご覧のように、色は薄い紅色の混じった白なのです。
ヤエザクラというとピンク色の強いごてごてとした花が多いのですが、この桜の花はとても繊細な感じがします。



階段を下りながら左を見ると、ヤエザクラの向こうに「馬の博物館」庭園のノムラモミジの紅色が見えます。
あとでもう一度紹介します。

階段を下りきると、逆光で見上げるしかありません。
撮影の難易度は高くなりますが、これもなかなか美しいのです。


馬の博物館のノムラモミジです。
春のこの時季の若葉はたいへん美しいですね。

西の門から出て行くと、ハナミズキの向こうに根岸森林公園が広がっています。
ここのハナミズキは今年は花が小さめで、しかも高いところで咲いているので、木の近くへ行くと見上げるしかありません。この辺りからちらちらと全景を眺めているしかありません。
【根岸森林公園のヤエザクラ】

根岸森林公園本体の、中央の芝生広場のヤエザクラです。
ここのヤエザクラを見ると、小学校の頃に紙細工で作っていた花を思い出します。

このヤエザクラはぼくの好みではないのですが、そんなことを言って毎年ほとんど撮影していないのも可愛そうなので、今年はアブラスギなどを入れて少し撮ってみました。

針葉樹の大木はアブラスギと呼ばれているようです。
マツ科アブラスギ属。松笠が大きくて、魅力的です。拾ってきて籠に盛って玄関に飾っておくと、見映えがします(笑)

【クサイチゴ】

寺家(じけ)ふるさと村の散策のつづきです。
熊の池の付近から里山の中へ足を踏み入れました。登って下りて、とアップダウンが続きます。
クサイチゴがたくさん咲いていました。
【むじな池】

クサイチゴの写真を撮っているとき、山野草愛好家の女性と少し話をしました。
ふたつ目の溜め池「むじな池」の背後の杉の林の中にヤマルリソウが咲いている、との情報を得て、かなり捜しましたが見つかりません。
【イチリンソウ】

その代わり見つけたのがイチリンソウでした。イチリンソウは当ブログでは初めてです。
雨水が流れ、林の中は足場が悪く、薄暗く、カメラマンの落ち着きのなさが写真に現れて、いまひとつフォーカスが甘かったり、構図も落ち着きません。
【ニリンソウ】

イチリンソウがあるなら、ニリンソウも咲いているのではないか、と捜しました。
ニリンソウは昨年San Poの会 のときに見つけていて、これが二回目です。

【三種のスミレ】

さて、多少注意深く捜すようになったせいか、スミレを三種類見つけました。
どれがどういう種類なのか、スミレにはまだ素人のぼくには判別がつきません。ご教示いただければ幸いです。


【里山を出て…】




PCのメインテナンス、草むしり、身辺整理など忙しい中、San Poの会 での佐倉(千葉県)散策とか、ほかにもいろいろありまして、ブログの更新を数日お休みさせていただきました。
本日からまた、再開いたします。

寺家ふるさと村(じけふるさとむら)は、京急田園都市線青葉台駅からバスで15〜20分くらいでしょうか。
横浜市青葉区寺家町にあります。寺家ふるさと村四季の家管理運営委員会という組織が横浜市からの委託を受け、管理しているそうです。
里山に挟まれて田園風景が見られ、水田と雑木林が織りなす景観が目を惹きます。
ビンク色の花はハナズオウです。

寺家という地名はこの付近に寺院があり、たとえば寺領もしくは寺域であったことに由来するのであろうとか言われているようですが、はっきりとはわかっていないそうです。

横浜の中心部に居住していると、水田や畑がまったくないので、この付近まで出てくると、ふだんは見ることのできない植物が目に入ります。
フォーカスが当たっているのがたぶんスズメノテッポウで、その横にカズノコグサという初めて出会う植物が見えているようです。

イネ科スズメノテッポウ属のスズメノテッポウでよいのでしょうか。セトガヤなどと名前を出されても、ぼくには区別が付かないのですが…。

イネ科ミノゴメ属にカズノコグサという植物があるようです。
上の写真の小穂の形に着目して名付けられたようです。紛らわしいものが多いので、ほんとうはあまりイネ科には深入りしたくありません。

ケキツネノボタンでしょうか。舞岡公園で見かけるものよりもずっと大きいように思います。背丈4、50cmくらいでした。
花弁が色飛びしてしまい、ギラギラ感が表現できておりません。

ゲンゲ(レンゲソウ)って、マメ科の花が輪になっているのですね。
みなさんが見慣れているこの花ですら、当ブログでは初めての写真です。

トップの写真の右端に見えている鳥居から見上げました。熊野神社というそうです。
階段を見上げただけで、登るのはやめました(笑)


熊の池です。
溜め池が大池ほか、熊の池、むじな池などいくつか点在し、ここから水田の水を引いていたなどの説明プレートがありました。開発されていない里山のウォーキングが楽しめます。
熊の池の横の辺りから、水田を離れて里山の中へ入ってくことにしました。

4月5日のわが家の庭です。
栄養がよいのか、どこからか飛んできたハナダイコン(ムラサキハナナ or ショカッサイ)がまだ頑張っています。
色がとても濃くて目立ちます。

変わった水仙です。内側の花被片がラッパズイセンのように突き出ていますが、ラッパズイセンというのは本来黄色だそうです。
きれいに咲いているかと思ったら、花弁が虫に食われているではありませんか。

犯人が見つかりました。多分こいつでしょう。
4月5日現在、背景のニホンズイセンもまだ勢いがありました。

犯人捜しは終わったので、雰囲気を出して撮ろうとしています。
絞りを大きく開けたに過ぎませんけれど…。

ビオラとネモフィラ。
たくさんの花がくっきりと見えるようにするため、逆に強く絞っています。

タイムの開花。
これが一週間くらい前から、一斉に開いてまして、本日現在すごいことになっています。
いずれ披露いたします。
【クスノキの新緑】

4月4日は午前中根岸森林公園でシロタエザクラなどを楽しんだ後、午後は本牧山頂公園を散策しました。
数が少し多くなりますが、一回で終わらせます。
クスノキは花が準備中のようです。
【コナラの雄花花序】

【ナワシログミ】

実ができたのを見たときは、「これがグミなの?」と食欲をそそらない姿でしたが、春になるとちゃんと熟すのですね。
甘くておいしかった!

【シロダモ】

これほど特徴的であれば、ぼくでも簡単に識別できます。
クスノキ科シロダモ属の常緑樹です。
【モチノキの雄花】

わが家のモチノキは低い枝がありませんので、本牧山頂公園で観察です。
【シャクナゲ】


【ヤマブキ】

【カラスノエンドウ】

自宅ではにっくき草むしりの対象です。
よく眺めると、いかにもマメ科の植物ですね。
【シャガの横顔】

【オキザリス】

園芸種のオキザリスにはいろいろな色、たくさんの種類がありますが。これはかなり一般的だと思います。
【ハナニラ】

ハナニラは白いのが一般的ですが、青みがかかった花が好きなので、いつも探しています。
【ナノハナとハナダイコン】

【シロバナタンポポ】

【ハルジオン】


4月4日の根岸森林公園の帰り際です。
えっ! どうしてこんなのがうろうろしているのだ? と驚きました。
カワウのようです。

浮島へ上陸しました。

な、なにが始まるのか?

じっくりと顔を眺めます。

正面顔も…。

翼を開きました。

ずうっとこうしているのは、もしかして翼を乾かしているのでしょうか。

後日かみさんが噂をかき集めました。
1. 三渓園にたくさんいるので、その中の一匹が飛んできたのだろう。
2. こんな狭い池だ。すぐ魚を食べ尽くしてしまうに違いない。食べ尽くしたらまた三渓園へ帰るだろう。
とか…、いろいろ。

ぼくも後日もう一度彼の行動をじっくり観察しました。泳ぎながらもぐると、7〜10秒は平気でもぐっていて、離れた位置で浮上します。
食べ始めると小魚を捕まえてかなりの勢いで食べるので、こりゃあ、確かに、池の魚なんぞすぐに食べ尽くしてしまうのではないか、と思うのでした。

ありゃりゃ、そんなやつにちょっかい出してどうするんだ?

カメたちの視線がかなり集まっているような気がしますが…。

ばあか、おれの顔がそんなにおもしろいかよぉ!
口の悪いやつですねぇ。カメラマンに向かってそれはないだろう?!
【桜のグラデーション】

右の端が昨日紹介したシロタエザクラです。
【ムラサキサギゴケ】

昨年のムラサキサギゴケはいまひとつでしたが、今年はよい写真が撮れました。
池のそばの湿地に群生しています。

【馬の博物館のヤエザクラの開花】


【キランソウ】

キランソウはこの春二回めですが、迫力アップです(笑)
【タブノキの花】

タブノキ(クスノキ科タブノキ属)は横浜には数が多く、根岸森林公園にもたくさんあって、ごくありふれた木です。
花芽が展開し始めたときはまだこんな感じです。

一斉に花芽が展開すると勢いを感じます。

開花した花が見えます。
公園の管理者が低い枝を片っ端から祓ってしまったので、近寄って観察しにくくなり、立った姿勢で無理をして撮っているため、フォーカスがいまひとつ定まりません。
この木がもう一度注目を浴びるのは実が出来はじめたときで、濃いグリーンから青黒く変わっていく実と紅くそまった果柄のコントラストがたいへん美しく見えます。
【新緑の道】

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山手の木々さんがトロンボーンを演奏された METT管弦楽団の 第17回スプリング・コンサート(大田区民プラザ/2013.4.14 )の感想記事を、ディックの本棚に掲載しました。
下記のリンクをクリックしてください。↓
METT管弦楽団 第17回 スプリング・コンサート